こんにちは!type就活事務局です。 本日はtype就活で開催されている「オンライン合同説明会」の上手な活用方法についてお伝えしたいと思います。 type就活が主催しているオンライン合説は、ほかのイベントと違い、 「業界の違う3社が1つのグループ」になっています。 すでに志望業界を絞って合説に参加されている方も多いかと思いますが、様々な業界がまとまっていることで今までに知らなかった企業に出会えたり、逆になぜ自分がこの業界を選んだのかを再認識するチャンスでもあります。 更に、どの企業さまもセミナーの最後にはQ&Aのお時間を設けてくださっています。 企業PRを聞いてわからないことがあれば、セミナー中に疑問を解決することができます。 今回は、そんな方のためにtype就活のオンライン合説で実際にされた質問をまとめてみました! 合説は、企業を比較し、更に深く学ぶことができる貴重な機会です。誰かが質問してくれるだろう…という気持ちで説明を聞いていると、企業研究も浅いものになってしまいます。ただ説明を聞くのではなく、あらかじめ気になるポイントを整理したうえで企業説明を聞くと、より深い観点で企業のことを知るための質問が浮かんでくると思います。 ぜひ下記の質問例を参考に、企業に直接聞いてみたいことを考えてみてください。 ・上司や部下とはどのような間柄ですか?印象に残っているエピソードがあればお聞かせください! ・御社では、どのような人が働いていているか?また、就職したいと思っている学生にどんな活躍を期待しますか? ・御社に入社する方々は、入社前にどのようなキャリアプランを持って入社されるのでしょうか ・若い社員が、新しい事業や研究を提案できる雰囲気はありますか? 社内の雰囲気は、オンラインイベントや求人サイトではなかなか感じることのできない情報です。実際に働いている人じゃないとわからないことは、直接聞くべき質問です!自分が実際にどんな働き方をしたいのか、どんな環境を望むのかをあらかじめ考えておきましょう。 ・職種の併願,入社後の職種の転向は可能ですか? ・面接など選考で重視していることを教えて頂きたいです。 ・英語のスキルはどのくらいあるとよいのでしょうか? ・御社で活躍されている方の特徴などはありますか? ・求める人物像の項目に全て当てはまらないと採用はされにくいでしょうか? 求人サイトやナビサイトではわからない選考情報。実際に採用を担当する人事に質問できる貴重な機会です。人事担当の方がどんな人と働きたいと思っているのかを聞いてみるのもおすすめです。 ・御社の考える競合他社と比べた強みや弱みを教えてください ・御社ならではのグローバルに対する取り組みはありますか? ・御社の今後の日本における課題などはありますか。 ・すでに御社のブランド価値は社会で確立されている中で、将来の展望をお聞かせください 合説には複数の企業が参加しているので、効率よく企業を比較することができます! ネットだけでは知ることのできない情報が手に入るのはもちろん、実際働く社員から直接話を聞くことで、より深く企業研究ができます。 ・●●さんが入社したきっかけは何ですか? ・●●さんの就活の軸は何ですか? ・●●さんがこれまでに個人的に挑戦したことについてお伺いしたいです。 ・実際に御社で働く中で、もっとも心が熱くなった瞬間があれば教えていただきたいです 説明会で興味を持ったら、話をしてくださった企業の登壇者について質問するのも1つの手です。 企業さんは、その日参加される学生のためにいろいろな情報を準備してくださっています。実際に働いていてどう思うのか、就活をしていたとき何を考えてその会社に入ったのか、先輩社員の貴重な体験談をぜひ聞いてみましょう! いかがでしたか? オンライン合説に登壇するのは、選考を担当する人事や現場で活躍するエース社員など、その企業を代表する社員であることがほとんどです。せっかくの貴重な機会を有効に活用していきましょう! また、いろいろな業界を比較するためにも、合説には2ターム以上の参加をおすすめしています! 質問は匿名も可能なので、「こんなこと聞いたら失礼かな…」など思わず、まずは気になることをどんどん聞いてみるように心がけ、よりよい企業研究へと繋げてみてくださいね。 今後開催するおすすめイベント 【22卒対象|Web合説】type就活フェア プレミアム・キャリア × ビジネス 【22卒対象|Web合説】type就活フェア プレミアム・キャリア × テクノロジー
就活の面接では、「あなたの趣味」についても質問されます。この質問は、「仕事にプラスになることがあるか?」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。 ■あなたの趣味はなんですか?(通常例)私の趣味は、魚釣りです。先週もブラックバスを釣りに行きまして、今までで一番大きいサイズを吊り上げました。魚がヒットするまでのゆったりした時間や、ヒットした時のあの手応えと感覚がたまりません。 いかがでしょうか。この質問は、単純にあなたの趣味を聞きたいのではありません。質問を言い換えると、「あなたの趣味の中で、何か仕事にプラスになりそうなものはありますか?」と聞いているのです。志望先の企業の業界や職種をしっかりと把握して、趣味のエピソードから仕事の話に繋げられるようにしてください。 ■あなたの趣味はなんですか?(改善例)私の趣味はテニスです。テニスは中学校から始めまして、それから高校、大学では体育会系テニス部に所属しております。高校三年生の時には、県大会ベスト16位にも入る功績を残しました。現在でも朝練を続けており、体力には自信があります。私は、御社の営業職を志望しているのですが、OBの方から出張が多くて大変だというお話を聞きました。そのため、まずは健康と体力が大前提になると思っていますが、それだけは安心してくださって大丈夫です。 このように趣味の話からでも企業理解や志望アピールをすることが可能です。テニスという趣味から体力の自信を伝え、営業職を志望していることに繋げています。面接のアイスブレークとして趣味を聞かれるケースも少なくありません。アイスブレークだからと言って気を抜かずに、自分のアピールにつなげることを考えましょう。そのためにも志望先の業界や職種をしっかりと把握するよう心掛けてください。 就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録→新規会員登録・エントリーはこちらから文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
就活の面接では、「今、最も関心を持っていること」についても質問されます。この質問は、「あなたの課題意識」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。 ■あなたが今、最も関心を持っていることはなんですか?(通常例)昨年、免許を取得したので、車で行ける観光地に関心があります。今までよりも行動範囲が広くなったので、時間がある時に、できる限り旅行に行きたいと思っています。先日も友人と温泉旅行にいったのですが、山の中にある静かな宿で、とても有意義な時間を過ごすことができました。 いかがでしょうか。この質問は、実は「あなたの課題意識」を問うものです。もちろん、関心事は人によって様々ですが、あくまで面接での質問です。だから、面接官が期待する答えは「最も関心があることは◎◎です。それは、△△に自分の課題を感じ、解決したいと思ったからです」となります。 ■あなたが今、最も関心を持っていることはなんですか?(改善例)企業に関するニュースです。就職活動を始めてから自分の知識不足に課題を感じ、新聞を細部まで読むようになりました。特に企業欄は、毎日欠かさず読むようにしています。そして、新聞を読むようになったことで、話のネタが広がり、初対面の人とも話す自信が持てるようになりました。実際、説明会で初めて会う就活生にも私から積極的に話かけるようになり、情報交換ができる友人が新たに9人もできました。 例えば改善例では、「企業のニュース」に関心がある理由を、「自分の知識不足に対する課題解決のため」としています。さらに、後日談として「自分の成長にも繋がっている」という事実を付け加えることができれば、印象は更に良くなるでしょう。会社に入って求められることは、自分なりの課題を持ち、解決するための行動を起こすことです。周りに言われるからやるのでなく、主体的に動けるかどうかがポイントとなります。そのため、面接では面接官に主体的に動ける学生とイメージさせることが面接評価を上げるコツになります。 就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録→新規会員登録・エントリーはこちらから文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
就活の面接では、「今、なにか励んでいること」についても質問されます。この質問は、「入社後の自分のイメージ」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。 ■今、なにか励んでいることはありますか?(通常例)私が現在励んでいることは、体力作りです。健康な体に健全な精神も宿ると思っているからです。毎朝、30分程度のジョギングを行い、空いている日はプールに行って体を鍛えています。 いかがでしょうか。この質問には、「社会人としてプラスに働くことに励んでいるか?」を確認する意図があります。そのため、体力作りという回答も決して悪くはありません。ですが、ライバル達に差をつけるためには、「社会人になって、実際に仕事をしている自分」を面接官にイメージさせる内容にすることがポイントです。 ■今、なにか励んでいることはありますか?(改善例)私が現在励んでいることは、体力作りです。健康な体に健全な精神も宿ると思っているからです。毎朝、30分程度のジョギングを行い、空いている日はプールに行って体を鍛えております。私が志望している御社の営業職は、かなりのハードワークだと伺っております。だから、少なくとも体力面でだけはお荷物にならないよう、これからもトレーニングを怠りません。 このように「今、励んでいること」を伝えるだけではなく、「御社の希望職種に就いてからのことも意識している」という要素を盛り込むことで、面接官へアピールすることも可能です。重要なことは面接に臨む前に、自分の希望職種の業務内容をしっかりと理解することです。説明会やOB訪問などで話を聞きながら、自分の経験や行動が活かせることを振り返る必要があるのです。面接で一歩深い話をするためにも、企業職種理解を怠ってはいけません。 就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録→新規会員登録・エントリーはこちらから文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
就活の面接では、「あなたが入社すれば、当社にどんなメリットがあるか」についても質問されます。この質問は、「根性論にならないこと」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。 ■あなたが入社すれば、当社にどんなメリットがありますか?(通常例) どの部署に配属されても、どんな仕事であっても、同僚に負けないように頑張り抜きます。私はコンビニでアルバイトをしているのですが、誰よりも頑張ったことが評価されて、アルバイトのリーダーになりました。 いかがでしょうか。絵に書いたような根性論です。「仕事を頑張る!」だけで入社させる程、会社は甘くありません。とは言え、「この学生を採用したら確実にメリットが生じる」などということもあり得ないでしょう。つまり、この質問では「メリットがありそうだ、と期待させること」がポイントとなります。 ■あなたが入社すれば、当社にどんなメリットがありますか? (改善例) 私は、物事に取り組む際の創意工夫には努力を惜しみません。大学1年の頃からコンビニでアルバイトをしているのですが、バイトながらも、年間の売上予算達成に貢献した実績があります。その店舗は、お年寄りの来店率が高かったのですが、1人当たりの購入点数が少ない状態でした。そこで、字の大きいお勧め商品の紹介ポスターや店内マップを作り、お年寄りに商品を紹介しやすくしたのです。結果、1人当たりの購入点数も増えて、売り上げ貢献に繋げることができました。このような創意工夫には、これからも妥協をせずに取り組んでつもりです。そして私のこの姿勢は、御社へのメリットに繋がると確信しています。 このようにあなたを入社させるメリットを質問された際は、あなたが考えて行動した工夫をアピールすると良いでしょう。上記では「バイトで取り組んだ創意工夫」について話していますが、これにより面接官は「当社での仕事でも、工夫を凝らして仕事に取り組んでくれるのでは?」という期待を抱いてくれることでしょう。 【22卒、21卒向け】就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録→新規会員登録・エントリーはこちらから文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
就活の面接では、あなたのマイナス面も質問されます。代表的なものは「あなたの失敗体験をなにか聞かせてください」です。この質問は、失敗体験をしっかりと自覚しているかがポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。 ■あなたの失敗体験をなにか聞かせてください(通常回答例) ゼミの論文で失敗しました。私が所属しているゼミでは毎年、テーマにそった論文を提出せねばならないのですが、直近のテーマは「ボランティア活動の意義」でした。私にはボランティア活動の経験が無かったため、図書館やネットで調べていたら予想以上に時間が掛かってしまい、論文を再提出することになってしまいました。 いかがでしょうか。回答の中で、ゼミの論文を再提出するという失敗体験をしっかりと認識しています。ただ、失敗した話だけで終わっていることが面接官のマイナス評価につながってしまいます。この質問は、失敗体験について話すだけでは、意味がありません。面接官が聞きたいのは、「失敗から何を学び、何を得たのか?」という点なのです。 ■あなたの失敗体験をなにか聞かせてください(改善例) ゼミの論文で失敗しました。私が所属しているゼミでは毎年、テーマにそった論文を提出せねばならないのですが、直近のテーマは「ボランティア活動の意義」でした。ただ、私にはボランティア活動の経験がありません。だから、図書館やネットで調べて書こうとしたのですが、やはり構成に無理が生じ、論文を再提出することになってしまいました。そこで今度は、友人に相談してボランティア経験者と会わせてもらう機会を作り、リアルな体験談をもとにした論文に書き直したのです、その結果、ゼミの中でも評価が高く、優秀賞に選ばれました。 失敗体験を質問された際は、失敗体験の話で終わらせずに、その後、どのように失敗を受け止めて、行動を変えたかをアピールしましょう。会社の仕事で失敗することは珍しいことではありません。失敗した時に、どのように対応していくかが重要になります。例えば、改善例では、論文を再提出するという失敗から適切な人に相談するアクションを取り、結果として成功体験につなげています。また、相談相手も友人ではなく「友人の知人」になるので、積極性や社交性もアピールできています。面接官には「失敗体験から成功体験に繋げられる人材」であるということを意図的にアピールしましょう。 【22卒、21卒向け】就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録→新規会員登録・エントリーはこちらから文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
就活の面接では、「志望動機」についても質問されます。この質問は、「自分自身の意志を伝えられるか」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。 ■志望動機を教えてください(通常例) 私は御社の求める人物像に相応しいと思ったからです。求める人物像は、「チャレンジ」「実行力」「忍耐力」だと伺っておりますが、私は思い立ったらすぐ行動し、成果を出すまで決して諦めない性格です。何よりも、今まで自分が経験していないことに挑戦することが大好きです。 いかがでしょうか。志望先の求める人物像は把握しているかもしれません。ただ、そのまま安易に伝えても、「受かりそうだから無理に言っている」ようにしか聞こえてきません。面接官は、「自社に対する熱い思い」を感じさせて欲しいと思っています。しかし、上記からは「求める人物像に合致しているから受かりそう」という安易な思いしか伝わってきません。「他の企業よりも御社を志望している理由」を伝えないとダメなのです。 ■志望動機を教えてください (改善例) 私は「人の人生を豊かにできる仕事」に携わりたいという思いから、教育業界を志望しています。教育業界は人に好奇心を与え、その人の人生の選択肢を広げる大切な社会の役割だと私は思っています。その中で御社を志望する理由は、説明会で現場社員の方から直接お聞きした「教育が未来を作る」という企業理念にどの企業よりも共感できたからです。誠に勝手ながら、私自身と同じ思いで働かれている方がいるのだと、大変嬉しく感じました。是非とも御社の一員となり、「人の人生を豊かにしていきたい」と願っています。 このようにあなたが志望動機を質問された際は、志望している理由をしっかりと面接官にアピールすると良いでしょう。改善例は、最初に業界を志望する理由を伝え、その後で企業に対する熱い思いをアピールしています。「受かりそうだから」ではなく、あくまで自分の意志であることを面接官に伝えていきましょう。 【22卒、21卒向け】就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録→新規会員登録・エントリーはこちらから文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
就活の面接では、「友人は何人いるのか?」についても質問されます。この質問は、単純に友人の人数の多さを聞いているものではありません。「あなたの友人に対する付き合い方」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。 ■友人は何人いますか?(通常例) フェイスブックに友人が500人います。投稿すれば、誰かが必ず答えてくれることがとても嬉しいです。交友関係は広いほうだと思います。 いかがでしょうか。友人は500人なので、人数の多さはアピールできているかもしれません。ただし、「友人との付き合い方」については伝わってきません。この質問は、単に「友人が多いか、少ないか」を確認するためのものではありません。面接官が聞きたいのは、「数」ではなく、「友人との付き合い方」についてです。友人が多いという自慢は意味がないですし、ましてや「SNS上の友達」の数をアピールするのは論外でしょう。「SNSでの、広くて浅い付き合い」が主流である今だからこそ、「狭く深い付き合い」について語る事をお勧めします。例えば、友人の数だけではなく、一定のメンバーと合う回数や定期的な旅行の話などをするのも良いでしょう。継続的な付き合いをしている友人がいることをアピールするのです。さらに、友人に対して、あなたが働きかけているエピソードなどを入れると、友人の中でのリーダーシップも伝えられます。 ■友人は何人いますか? (改善例) 年間を通じて会う友人は50人ほどです。その中でも、中学校の部活メンバー7名は、皆が親友と呼び合える大切な仲間達です。毎年、2月と8月にはメンバー全員で泊まり掛けの旅行に行くのが恒例となっており、その夜は、お酒を飲みながらお互いの将来を語ったり、長所や短所を言い合ったりと、とても有意義な時間を過ごすことができます。また、旅行の企画や当日のスケジュール管理は私の役目なので、学生最後の卒業旅行も、そのメンバーたちと最高な思い出を作りたいと思っています。 このようにあなたの友人の数を質問された際は、友達の人数の多さをアピールするのではなく、友人との付き合い方を具体的なエピソードで伝えましょう。改善例では、親しい7名の友人の話をしておりますが、定期的に会っていることや、その際の楽しそうな雰囲気も伝えています。このようなエピソードを聞けば、面接官もあなたを人付き合いの良い人柄とイメージするでしょう。さらに、友人の中での自分の役割も伝えることで、話の広がりも加えております。志望先の業務でスケジュール管理が重要な仕事の一つであれば、面接官も興味を持って、質問を追加でしてくれるでしょう。面接の質問はストレートに答えるだけではなく、自分の良さを伝えられるエピソードを伝えることをお勧めします。 【22卒、21卒向け】就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録→新規会員登録・エントリーはこちらから文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
就活の面接では、「あなたの成功体験をなにか聞かせてください」と質問されることがあります。この質問は、誰かの成果の横取りではなく、あなた自身が考えて行動して成功した経験を質問しています。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。 ■あなたの成功体験をなにか聞かせてください(通常回答例) 大学で演劇部に所属しているのですが、私たちの演劇が前回のコンクールで優秀賞に選ばれたことです。私は、マネージャーとして部員の体調管理やコンクールまでのスケジュール調整を念入りに行い、演劇部としての成功に携わることができました。 いかがでしょうか。「演劇部としての成功に携わることができた」と回答しておりますが、具体的な成功体験としては何も面接官には伝わらないでしょう。この質問を言い換えると、「あなたの成功体験の中で、あなた自身が工夫して上手くいったことを教えてください」になります。そして一番のポイントは、「その成功に再現性があるか」という点です。具体的な成功体験を面接官に伝えられないと、仮に成果があったとしても他のメンバーのおかげで成功したのだと思われ、次回の成功確率は低いと評価されてしまいます。 ■あなたの成功体験をなにか聞かせてください(改善例) 大学で演劇部に所属しているのですが、部員メンバーのモチベーションupに成功しました。私は、演劇部でマネージャーを務めており、コンクールまでの体調管理やスケジュール管理を担当しております。その中で課題と感じたのが、部員のモチベーション管理です、忙しい中での練習で、メンバーがストレスを感じていたからです。そこで、皆の気持ちをリフレッシュできるように衣装を工夫しました。一人一人に好きな色を確認して、それを衣装に取り入れたのです。小さいことかもしれませんが、メンバー全員に喜んでもらうことができました。その結果、団結力を高めることができ、コンクールでは優秀賞に選ばれました。 成功体験を質問された際は、エピソードによって面接官に「同じような成功を繰り返せそう」と認めてもらうことがポイントです。そのためには、自分自身で気付いて工夫して成功に導いた体験を具体的に話しましょう。例えば、改善例では、部員のモチベーション管理が課題と感じ、衣装を工夫するという発想からメンバーの団結力も高めています。このように自分自身で考えて行動して、良い状況に変化させた成功体験は、メンバーが変わったとしても再現できる可能性は高くなります。面接官には「成功を繰り返せる人材」であるということを意図的にアピールしましょう。 【21卒向け】就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録→新規会員登録・エントリーはこちらから 文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
就活の面接では、あなたの価値観を確認する質問があります。その代表的な質問は「これまでに一番嬉しかったことはなんですか?」です。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。 ■これまでに一番嬉しかったことはなんですか?(通常回答例) 昨年、はじめて海外旅行に行ったことです。グアムに行ったのですが、本当に海がきれいで驚きました。また、レストランで夕食を食べながら現地の舞踊を見ていたのですが、急にスタッフの方から壇上に呼ばれて、一緒に踊るという貴重な体験もできました。これからも様々な国に旅行をして、たくさんの刺激を味わいたいと思います。 いかがでしょうか。確かに質問にしっかりと答えています。ただし、この面接官の質問の意図には答えていません。面接官はあなたが「仕事でも喜びを感じられる人材」であることを期待しているのです。例えば、あなたが携わる会社の仕事で嬉しさや喜びを感じられるようであれば、その会社を早期に退職する可能性も低くなると面接官は判断できます。つまり、あなたの価値観が会社と合うかを、面接官はこの質問で確認しているのです。 ■これまでに一番嬉しかったことはなんですか?(改善例) ボランティアでの、老人の方との交流です。私は社会福祉のゼミで、介護施設に月に一回ボランティアに行っています。初めのうちは、年齢が何十歳も離れた方々とのコミュニケーションの取り方がわからずに苦労したのですが、ミニコンサートや手品などの企画を考え、交流が深まる中でとても喜んでもらえるようになりました。その中でも、いつもは無表情だったおじいさんが「久しぶりに心から笑ったよ。ありがとう!」と言って手を握ってくれた時は、今までで一番嬉しかったです。 改善版では介護施設のボランティアという実体験を通して、老人の方との交流が嬉しかったと答えています。サービス業など人と関わる仕事であれば、面接官も価値観が同じと納得することができます。また、年齢が離れた老人とのコミュニケーション手段の工夫として「ミニコンサートなどの企画を考えた」と伝えています。この一言で自分の主体性と話の広がりを演出することができます。質問は「一番嬉しかったこと」になりますが、仮に社内で企画をする仕事が多い会社だったとしたらどうでしょう。面接官はその企画の内容に興味が湧き、追加で具体的に聞いてもらえるチャンスが生まれます。このように、あなたの志望先の仕事を考えて、アピールするようにしてください。 【21卒向け】就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録→新規会員登録・エントリーはこちらから 文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム