2023/11/26 更新 業界・企業研究

【25卒・26卒向け】コンサル業界研究|コンサルタントとは何か、その魅力はどこにあるのかを解説します!

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こんにちは!type就活インターン生の住野です!

皆さん、「コンサルティング」という業界をご存知でしょうか?
近年、学生の間で注目度・志望度ともに急上昇している業界です。
実は僕自身も気になっている業界のひとつで、すでにサマーインターンの出願準備を進めています。
しかしながら最初に志望し始めたきっかけは、「なんとなくかっこいい」「人気業界だから目指してみよう」といった漠然としたものでした。

そんなコンサルティング業界ですが、皆さんの中にも志望してはいるものの
「実際にどういったビジネスモデルで何をやっているのか」
の部分に関しては実はあまり知らない方が多いのではないでしょうか?

今回はそんなコンサルティング業界に対する解像度を上げてもらうべく

(1)コンサルってそもそも何?どんなビジネスモデルなの?
(2)具体的にはどういった業務内容なの?
(3)コンサルタントの魅力は何なの?


の3つの点に分けてお伝えしていきたいと思います!

コンサルってなに?どんなビジネスモデルなの??

「コンサルタント」とは一体どういう職種なのでしょうか
一言で表すならそれは「企業のアドバイザー」です。

この世の中には数えきれないほど多種多様な企業が存在しています。
すでに就活を始められていて業界研究や企業研究にも着手されている皆さんであれば特に実感されているのではないでしょうか?

そしてその企業の数だけ多様な課題が存在します。
「商品・サービスの売れ行きが悪い」「海外進出したいがどうしたらいいか分からない」「市場のシェア率を挙げるために企業を買収したいがノウハウがない」「業務効率化のためにITシステムを導入したいが知見に乏しい」などなど...
これらは企業が抱える課題のほんの一部分に過ぎません。

これらの様々なフェーズにおける数多の課題に対し「課題解決のプロフェッショナル」として企業のサポートにあたるのがコンサルタントなのです。

コンサルタントはさまざまなフェーズを担当しています

コンサルのビジネス形態

コンサルタントは企業から提示された案件に対して
「解決策の提案、あるいはその実行支援まで」をサービスとして提供します。
いわゆる「知的成果物」に対して報酬を得るという形で利益を生み出しているのです。

コンサルは労働集約型ビジネス

まだ少し抽象的ですね。
次の段落で具体的な業務内容について見ていきたいと思います。

具体的な業務内容とコンサルティングファームの分類

では、コンサルタントは一体どのような業務を通して、その知的成果物を生み出しているのでしょうか?
その前にまずは、コンサルティング業界の中でのさらなる分類を知っていただきたいと思います。
実はコンサルティングと言っても、扱う案件や介入するフェーズにそれぞれ特徴があります。

コンサルティングファームの分類
コンサルティングファームの種類としては大きく5つです。

ファームの分類

戦略系コンサルティングファーム

大企業の経営戦略立案や成長戦略立案など経営のトップ業務に関与
→マッキンゼー・アンド・カンパニー, ボストン コンサルティング グループなど

シンクタンク系コンサルティングファーム

クライアントは官公庁や公的機関が多く、政策に対するリサーチや提言などを行う
また、銀行や證券会社を母体としているのも特徴。
野村総合研究所(NRI),三菱総合研究所 など

人事系コンサルティングファーム

人と組織の課題解決など、主に企業で働く人々を対象にコンサルティング
→マーサージャパン, パーソル総合研究所など

IT系コンサルティングファーム

ITという観点から課題解決を図る
アクセンチュア, 日本IBMなど

総合コンサルティングファーム

その名の通り、戦略立案から実行支援まで総合的にサポートする
デロイト トーマツ コンサルティング, KPMGコンサルティングなど

大きく「コンサルティング」という枠組みの中でも行っている業務はそれぞれ異なってくることがお分かりいただけたと思います。

「IT系コンサルタントとSIer」の違いについて

よく聞くこちらの2つの職種ですが、明確な違いがあります。
自分のやりたいことはどちらなのか、職種の内容を理解したうえで、就活を進めていきましょう!

◎ITコンサルタント
ITコンサルタントは、クライアントが抱える経営課題をITを切り口に解決できるよう、戦略や解決策を提案する専門家です。クライアントのビジネス目標や課題を理解し、それらを解決するための効果的なITソリューションを提案・実装までをサポートしています。

◎SIer
SIerは、クライアント企業の要望に応じて、具体的なシステムの設計や構築、運用を行っています。顧客の要件やニーズに基づき、ソフトウェアやハードウェアを組み合わせ、システム全体の設計や開発、導入、運用を提供しているのがSIerです。


ITコンサルタントもSIerも、ITの力を使って課題解決をすることに変わりはありませんが、焦点やアプローチ方法が異なります。 ITコンサルタントは、クライアントのビジネス上の課題解決にむけて、案を提案することがメインですが、SIerは具体的なシステムの設計や構築、運用を行っています。

prompt. ChatGPT, Day Month version, OpenAI, 22 Dec 2023, chat.openai.com.

具体的な仕事内容(例:ボストン コンサルティング グループ)
では本題の「実際にはどのような業務内容なのか」についてお伝えします。
ここでは戦略系コンサルティングファームのひとつ、ボストン コンサルティング グループを例に挙げて説明いたします。



戦略コンサルタントの業務においては、1つの案件に対して5つのフローがあります。

1.ヒアリング
クライアントが一体どういう課題を抱えているのか、また一定期間の中でどういった方向性での戦略を打ち出していきたいのか、実際にヒアリングをすることでキャッチアップしていきます。

2.企画・提案
クライアントの解決したい課題を把握したら、そのネック部分を解決できる企画案を仮説として立てます。

3.詳細・資料調査
出した仮説が果たして正しいのか、消費者行動や競合分析、クライアントの優位性、さらには社会情勢から懸念される市場動向なども加味して詳細部分の調査を繰り返します。

4.実行
調査を通して得られた結果を元に、企画案を具体的なものにして実行フェーズに移ります。

5.フォローアップ
実行後も定期的に経過観察を行い、打ち出した施策は正しかったのか、どういった影響を与えたのかなどを記録して、仮説が正しかったかを検証します。

以上が、戦略コンサルタントが1つの案件において行う大まかな業務の内容です。
しかしながら、これは数ある業務のうちのほんの一例です。
同じ案件でもクライアントが違えば方向性は変わり、そもそも企業によっても部署によっても得意とする分野があるなど、手がける業務は本当に多岐に渡ります。


先輩内定者がコンサルを志望した理由

しかしながらこういった実務の部分を理解してコンサルティングファームを志望する人は非常に少ないのが現状です。

実際に、すでにコンサルティング業界において内定を得ているtype就活の先輩インターン生に「なぜコンサル業界を目指し始めたのか」話を聞いてみると、

就活を速攻で終わらせたかったから、早く内定が出るところを選んだ。
コンサル内定者:Hさん
年収が高い。周りの頭良いひとみんな目指していたので、とりあえず受けておけば問題なさそう。
コンサル内定者:Yさん
という理由で目指し始めたそうです。

冒頭でもお伝えした通り、僕も最初は「なんとなく成長できそう」「かっこいい」といったような漠然とした理由で志望してしまっていたため、そのビジネスモデルや詳細な魅力についてはほとんど理解できていませんでした。

しかしながら当然コンサルティングファームであったとしても、最終面接に近づくにつれて人物面でのアピールも必須になってきます。
多くの就活生が力を入れない部分であるからこそ、しっかりとビジネスモデルなどを理解することが大きな差別化要素になるのです!

決して深い動機があったわけではない状態から内定に至ったインターン生だからこその話を聞くことができる場はここだけです!
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・コンサルタントの魅力とは

では最後に、皆さんが一番気になるであろう「なぜコンサルタントが人気なのか」
という部分に関してお伝えしたいと思います。

ここでは皆さんがイメージしやすいように、ビジネス形態としては似た部分があり、かつ就活生人気の代名詞とも言える銀行業界と比較します。



ここでは大きく3つの観点についてお伝えしたいと思います。
(『特徴』という観点については「サポート役ではなくアドバイザー」ということを先ほどお伝えしました)



業務内容(提案の幅)

銀行はあくまでも「債権者」という立場で金融の面から課題解決案を提示します。
一方でコンサルは「何かしらの面から支える」ということは基本なく、非常に多種多様な業界と接点を持ち知見を深めています。だからこそ、ひとつの課題に対して多角的なアプローチを図ることができます。
そうして蓄積したノウハウを元にさらに幅広い提案力を持てるようになるという点で、コンサルは独特のやりがいを感じられる職業なのではないでしょうか?

転職面

コンサル業界内では、転職が活発に行われています。それは平均年齢に表れています。
若い年次からスキルや経験を得て箔をつけ、主体的にそれぞれのキャリアプランを実現しようと積極的に様々なファームに移動する方が多く、業界自体もそれをよしとしています。

「終身雇用制度」は終わりを迎え、自分のキャリアは自分で切り開いていかなければならないと謳われるようになった昨今で、このような主体性をより推進している業界に行くことは、コンサルタントとしてだけでなく「社会人」としてもメリットがある部分なのではないでしょうか?

平均年収

最後に平均年収です。コンサルは平均年収が比較的高い傾向にあります。もちろんそれだけでメリットと言えますが、ここではその理由もセットでお伝えしたいと思います。

これまでもあったようにコンサルは基本的に「クライアントの経営戦略などの上流部分」に介入することが多いです。そうなるとクライアント側にとっては自社の命運を左右する事案を依頼することになるので、必然的に案件の単価は高くなります。
また、その案件に対しコンサルは「思考力」というサービスでバリューを出します。したがって、1案件あたりの単価はそのまま利益になる割合が多いということになり、平均年収も高いということになるのです。

以上が、銀行と比較した際のコンサルの特徴です。
もちろんこれら以外にも魅力に感じる点はさまざまで、業界や人によってそれぞれ見る点や感じ方は異なると思います。

業務内容や待遇、働き方などの実態がまだまだイメージしづらい業界、ということで「コンサルの中身を知りたいのに知ることができなかった」というような情報をお届けできていれば幸いです!

おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回は昨今就活生の間で人気が急上昇している「コンサルティング業界」についてお伝えしました。
この記事を機にコンサルティング業界に少しでも魅力を感じていただければ幸いです。

大きく
・コンサルティング業界とは
・業務内容
・魅力
の3軸でお話ししてきましたが、まだまだ伝えきれていない魅力もたくさんあります。
「もっと詳しく知りたいよ」という方は、企業の説明会やオンライン合同説明会などに参加してみてはいかがでしょうか?

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