会社員18人のチャレンジヒストリーを公開 「自分の仕事」ってどう見つけたの? 「自分が本気で打ち込める仕事」って、一体どうすれば見つかるんだろう?その答えを探るべく、この特集では、トップカンパニーで働く若手社員たちに、どんなチャレンジを経て「本気で打ち込める仕事」に出会ったのかを聞いてみた。自分に合った仕事は、どんな環境で、どう仕事に向き合えば見つかるのか。先輩たちの姿を通して考えてみよう。 A.「20代で経験できる裁量の大きさ」と「グローバルに働けること」を軸に就職活動していた私にぴったりだったからです。信託銀行は案件の規模も扱う金額も大きい上、少数精鋭。その中でも当社は、20代から裁量が大きい仕事にチャレンジできる環境が整っていました。また日本に拠点を置く外資系企業より、海外を拠点とする日系企業のグローバル案件の方が、本質的に国際的な環境に身を置けると感じ、入社を決意しました。A.これまでは漠然と海外で働きたいと思っていましたが、実際にグローバルな案件に携わる中で、当社の海外ビジネスの在り方を考えられる人材になりたいと思うようになりました。そのきっかけの一つが、海外の航空会社への融資案件。世界各国約20名のメンバーと連携する中で、海外で働くということについてイメージできるようになっていきました。今後は、目標に向けてマネジメントの基礎力を身に付けていきたいです。A.若手のうちから、チームの一員として裁量の大きな仕事に携われていることですね。私は入社2年目から、航空機ファイナンスという非常に専門性の高い融資案件を手掛け、スキームを考えるフェーズから条件交渉まで責任を持って担当しています。航空機ファイナンス業界の第一人者である方と共に海外出張をさせていただくこともあり、20代でこのような貴重な経験ができているのは、当社ならではだと感じています。A.お客さまをはじめ上司やチームメンバーなど周囲の人々から頼りにされる存在になりたいという思いと、自身の成長の実感が、私を突き動かす原動力です。周囲から信頼される人になるためには、日頃からできることを増やし、自分自身を成長させることが必要不可欠であると思っています。そのためにも今後は、まだ挑戦したことがない案件や業務に、これまで以上に果敢にチャレンジしていきます。A.三井住友信託銀行における海外関連のビジネスをけん引していける人材になることです。長い歴史を持つ当社ですが、海外関連事業においては、他の金融機関と比較すると発展の余地があるのが現状。これに貢献していくため、海外支店で働き、現地のお客さまやスタッフとの仕事を通して、まずは日本では得られない知識や考え方を習得したいですね。そしていずれは、当社の海外ビジネスに影響を与えていきたいです。A.まずは目の前の仕事に責任を持ち、最後までやり切ることを心掛けてみてください。当社は若手に積極的にチャンスを与えてくれるからこそ、次々に新しい挑戦の機会が舞い込んできます。初めは壁にぶつかることもありますが、目の前のことに挑戦し続けることでできることが増え、また新たなチャンスを与えてもらえると実感しています。目の前の仕事に向き合い続けることで、熱中できる仕事が見つかるはずですよ。 1年目 入社後わずか半年で複数企業の主担当に 入社1年目から約10社の主担当に。審査部との協議が難航した案件もありましたが、一つずつ丁寧に解決したことで無事融資を実現できました 2年目 条件交渉から手掛けた航空機リース案件 アセットファイナンスチームに異動後、海外の航空機リース会社向けの融資案件で初めて条件交渉から担当しました。お客さまは海外の企業で融資金額は約110億円。難易度の高い案件でしたが、新しい試みがお客さまの組織改善にもつながり、喜びと達成感を得ることができました 4年目 視座を高められた初のトレーニー指導 航空機ファイナンス業務に関心を持たれている地方銀行さまからトレーニーの方を受け入れた際、指導役を務めることになりました。マネジメント業務は初めての挑戦。自ら手を動かさずに業務を完遂することは非常に難しかったですが、人の成功体験に貢献できる喜びを得たと同時に、自分の経験値も高めることができました
会社員18人のチャレンジヒストリーを公開 「自分の仕事」ってどう見つけたの? 「自分が本気で打ち込める仕事」って、一体どうすれば見つかるんだろう?その答えを探るべく、この特集では、トップカンパニーで働く若手社員たちに、どんなチャレンジを経て「本気で打ち込める仕事」に出会ったのかを聞いてみた。自分に合った仕事は、どんな環境で、どう仕事に向き合えば見つかるのか。先輩たちの姿を通して考えてみよう。 A.日本と新興国/途上国いずれにも貢献できると感じたからです。もともと大学では国際関係論を学んでおり、現地の生活やビジネスを知るためにボランティアで西アフリカに滞在。援助というかたちではなく、ビジネスとして新興国と協力しながら社会全体に影響を与えたいという思いが就職活動の軸となりました。日本企業の海外ビジネスの最前線を、日本の国益を考えながら支援できるのは政策金融機関である当行だけでした。A.根本的には変化していません。入行前は、国際協力銀行(以下、JBIC)と言えば国際的な大型資源・インフラ向け融資案件などが代表的で、そうした案件に携わることで日本と海外のいずれにも貢献したいと思っていました。しかし、出資部門や広報の立場でJBICが扱う多様な案件を知り、支援の選択肢の幅広さを実感できたため「日本企業の海外ビジネスの最前線」をさまざまな形で支援したいと手段が変化したように思います。A.自分が携わる案件の社会的・政策的意義を日々実感できることは大きなやりがいと言えます。例えば出資案件を検討する時には、政策的意義について行内で真剣に議論します。また、現在は報道課というJBICの多種多様な案件を発信するポジションで、資源・インフラ分野をはじめJBICが扱う世界中の案件の目的や意義、影響範囲などについて会社の広告塔として世の中に発信していく使命と醍醐味を日々感じています。A.入行前のビジョンや「やりがい」とも共通しますが、自分の仕事が日本と国際経済社会の発展に貢献できている、という実感こそが、原動力の一つになっています。同時に、日常的には、ありきたりですが、周囲から頂ける感謝の言葉も活力です。社内はもちろん、日本企業の方々やファンド関係者、外部メディアの方々など、多くの人と関わるからこそ、「人の役に立っている」と実感することができます。A.所属する部署や役割が変わろうとも、学生時代に抱いた「日本と海外のビジネスに貢献したい」という思いは変わりません。その先にあるのは、日本のプレゼンスや価値を上げること。短期間で到達できる目標ではありませんが、時代とともに変化する世界のビジネストレンドに常に敏感であり続ける。そして政策金融のプロフェッショナルとして、必要な知識や思考力を身に付けるため、日々の学びを大切にしたいです。A.就活生は、どのような企業に訪問しても、働く先輩たちに社会や会社、仕事について教えてもらえる特別な立場だと思います。私もそうだったように、興味・関心があるさまざまな企業に目を向けて、インターンシップや説明会にまずは参加すること。基本的なことですが、非常に重要です。就職活動の軸を決める上でも必要ですが、就活生の頃出会った先輩の仕事への熱意やチームで働く姿勢は今の自分に影響を与えています。 1年目 1カ月以上をかけて一つの契約書を理解 入行直後は、業務のベース知識を身に付けるため、200ページ以上ある契約書について先輩に10回近く講義をしてもらい、猛勉強しました 2年目 JBIC初の案件で主担当として契約調印 若手に挑戦させる風土があるため、入行2年目にJBICで初のベンチャーキャピタルファンド向け出資案件の主担当を任されました。文化や言語の壁にぶつかりながらも、出資の必要性や意義を理解するために渡米したり、弁護士やファンド関係者と議論を重ねたりした上で調印を実現しました 7年目 JBICの取り組みを対外発信する広告塔に 今はJBICで扱う年間60~70件のプレスリリースを確認しています。政策金融機関が扱う案件の目的や意義、政治・ビジネスに与える影響などを理解した上で正確に伝達し、価値ある案件として取り上げられるよう発信する“広告塔”が今の業務です。初めてのことが多く毎日が挑戦ですが、入念な事前準備と試行錯誤を繰り返して挑戦し続けています
国内リーディングカンパニーの経営者たちに聞く “伸びる会社”の条件 世界経済に甚大な影響を与えたコロナショック。ビジネス環境が劇的に変化する中で、これからも“伸びる”会社は何が違うのか。各社のアフターコロナにおけるビジョンを知り、企業理解を深めよう 価値観の多様化や、不確実性が増大する状況下で、伸びる会社には次の三点が備わっていると思います。一つ目が、自社の存在意義(パーパス)が社員に浸透し、それだけではなく取引先や社会などのステークホルダーにも共感され、実感されていること。二つ目は、前例にとらわれず自社独自のDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応していること。三つ目が、マーケットインの〝顧客〞・〝市場〞本位を実現できていることです。 新型コロナウイルスの流行後、私たちは、人々の価値観が大きく変わったことを目の当たりにしました。今後も価値観の大転換はいつ起こるか分かりません。しかし、これら三つのポイントを有している会社は、どのような環境変化の中でも時代の潮流を的確に捉え、柔軟に変化へ対応し、持続的に成長を遂げているのです。変化を好機と捉え楽しめる会社こそが、新しい時代をけん引する資格を有し、伸びる会社といえるのではないでしょうか。 一方で、学生の皆さんは、「信託銀行は、変化というキーワードに縁遠い存在」と感じるかもしれません。しかし、三井住友信託銀行も創業から約100年、常に、変化に対応し続けてきた企業です。 当社は、我が国最初の信託会社として「社会課題の解決と経済利益の発展」という使命を担い、いつの時代も常に柔軟な商品やサービスを提供してきた歴史があります。例えば、資金面から戦後復興を支えた貸付信託、国民の生活の安定と福祉の向上に寄与した年金信託、不動産を持ちながらさらなる価値向上を可能にした土地信託、そして運用手法の多様化をもたらした資産の流動化など、私たちは変化する時代の要請に応じてきました。つまり、これまでも「信託の力」でさまざまな社会課題を解決し、我が国の発展に貢献してきたのです。 最近では、ブロックチェーンを活用し、安心・安全かつ迅速な手続きを可能にする本邦初の『相続プラットフォーム』構築に向けた実証実験、単身者のお客さまがお亡くなりになった後の遺品整理やスマホ・SNSのデジタルデータ削除などを行う『おひとりさま信託』、後継者不足で存続危機にある林業の再生を担う『森林信託』、そして、SDGsの目標達成に資するお客さまの事業活動を支援する『ポジティブ・インパクト・ファイナンス』を世界で初めて実行したことなどが好事例です。お客さまからお預かりした資産を堅実に守り、新たな価値を生み出す「信託の力」。私たちはこれからも時代や顧客ニーズの変化を捉え、「信託の力」でお客さまや社会の課題解決に挑戦し続けます。 金融という枠にとらわれないはみ出せる人材が鍵を握る 「信託の力」は、個人のお客さまの資産運用・管理から企業の不動産戦略、年金制度の設計・運用、株主戦略、そしてESG戦略など多岐にわたり、単なるコンサルティングにとどまらず課題発見から提案、そして解決までを一気通貫で可能にするものです。その「信託の力」を支えるのは、社員一人ひとりのスペシャリティーです。当社ではそのスペシャリティーを社員が自発的に身に付けられるよう『SuMiTRUST(スミトラスト)ユニバーシティ』という社内大学を設置しています。ここでは最新の金融知識に加え、リベラルアーツやデジタルテクノロジーなど、幅広い教育機会を提供するだけでなく、事業を超えた社内留学や学術研究機関との連携などユニークな取り組みも行っています。当社にとって社員は重要な〝財産〞であり、成長の〝原動力〞でもあります。だからこそ幅広くそして専門的なスキルを有する人材の育成や社員教育に惜しみない投資を行っているのです。 また、人材登用でも独自の取り組みを行っています。高度な専門性を発揮する社員を「フェロー」として認定し、スキルに応じて役員登用も行っており、マネジメントスキルを有する人材群とスペシャリティーを有する人材群のベストバランスで経営を推進していきます。また当社では、たとえ経営層であっても、刻一刻と変化する現場を肌で感じ、自由で柔軟なアイデアから価値を生み出し、お客さまに貢献するという強い意志が求められます。時代の潮流や変化し続ける顧客ニーズをいち早くキャッチし、当社が強みを持つ信託業務を核に、あらゆる角度からソリューションを提供できることが、三井住友信託銀行でこそ感じられる面白さと経験でしょう。 とはいえ、どのようなスペシャリティーを有するかは人それぞれ。だからこそ私は、金融という枠を飛び越え、さまざまな分野に興味を持ち、変化を楽しめる方と一緒に働きたいと思っています。銀行というと、どうしても画一的で堅い印象を持たれる方も多いですが、私たちには、古くから多様なバックグラウンドを持つ社員が集い、事業を超えた積極的なコミュニケーションを通じ、使い古された常識よりも自由で豊かな発想でお客さまに貢献しようというカルチャーが根付いています。私たちが持っていないような新たな視点やアイデアを受け入れる風土こそが、誰も予測できない数十年後の社会やそれに伴って変化するお客さまのニーズに応え続けられるサービスを生み出すことにつながるのです。 時代の変化を〝好機〞と捉え、新しいアイデアを受け入れる風土と、その変化を楽しむ多様な人材が活躍できるフィールドが三井住友信託銀行にはあります。 伸びる会社の条件とは? 1.自社の存在意義が社内外に浸透し実感されている 2.前例にとらわれず自社独自のDXに対応している 3.“顧客”・“市場”本位を実現できている
会社員18人のチャレンジヒストリーを公開 「自分の仕事」ってどう見つけたの? 「自分が本気で打ち込める仕事」って、一体どうすれば見つかるんだろう?その答えを探るべく、この特集では、トップカンパニーで働く若手社員たちに、どんなチャレンジを経て「本気で打ち込める仕事」に出会ったのかを聞いてみた。自分に合った仕事は、どんな環境で、どう仕事に向き合えば見つかるのか。先輩たちの姿を通して考えてみよう。 A.学生時代、自動車保険に加入し補償内容を正しく理解する難しさを知ったことが保険業界に興味を持ったきっかけです。当時は女性の営業が珍しい時代でしたが、コミュニケーション力が試される営業職を志望していたところ、女性活躍推進に先駆けて取り組んでいた当社が快く迎えてくれることに。かねて興味を持っていた保険業界であること、また性別に関係なく活躍できる環境に魅力を感じ、入社を決意しました。A.振り返れば、環境や時代に応じて変化してきたように思います。営業時代は目標数字を達成することでしたが、優秀な女性社員と関わるうちに女性活躍推進に取り組みたいと思い人事部を希望。会社全体を見渡す中で培った視野を活かし、現在のビジネスデザイン戦略部では当社の未来を見据えて新規事業を生み出したいと考えるようになりました。共通するのは、環境が変化する局面で自分も挑戦してきたことだと思います。A.自分の周囲にいる人々や関わるプロジェクトの成長に貢献していくことです。複数の部署を経験したことで、組織の成長と自分のやりたいことを掛け合わせて成果を出すことに面白さを感じるようになりました。今のミッションはお客さまへの新しいサービス、会社の利益となる新ビジネスを生み出すこと。時には社内で激しく議論をし、トライアンドエラーを繰り返して次々と考える日々は、学びが多く、刺激的です。A.プロジェクトで成果を出せた瞬間が、私のモチベーション。私にとっての成果とは、他者からの評価を求めることではなく、仕事の再現性を高めていくことや、事業を成長させることでさらに「その先」まで見届けることです。大切な人生の大半を仕事に費やすのだから、仕事に自分の好きなことを組み込んで自己実現をしたい。だからこそ、どのような環境にいても成果を出し続けるということを大切にしています。A.新規事業の立ち上げを成功させたいです。現在は、5年後10年後の自動車保有率の変化や自動運転時代を見据えたビジネスを企画しています。時代の流れに身を任せるのではなく、まだ世の中にないビジネスを自ら考えられることが非常に楽しいですね。事業化へのハードルは高いですが、失敗事例から学んだノウハウを活かし、安心・安全・健康に資する新たな価値を創造することで、社会に貢献していきたいです。A.まだやりたいことが決まっていなくても良いと思います。私自身も複数の部署に身を置き、その時々のミッションに取り組み続けることでやりたいことが見えてきて、都度仕事へのやりがいが増しています。実力以上の仕事にも力みすぎずに前向きに捉え、挑戦することで未来は開けるもの。時代の変化に柔軟に対応し、社員一人一人の思いをくみ取る当社には、挑戦を後押しする刺激的なフィールドが広がっています。 5年目 目標に向き合い成功体験を重ねる 営業として大手企業や代理店へ企画提案を行いました。自分の提案が代理店の売り上げ向上に大きな影響を与え徐々に目標を達成できました 13年目 多様な人材の活躍を実現する環境づくり 性別や年齢に関係なく、多様な人材が活躍できる環境をつくりたい。営業時代に抱いていたこの思いを実現するため、社内の女性活躍推進に参画しました。キャリアアップのための研修やメンター制度の企画・運営、現場での働き方改革の支援など社内制度の整備に幅広く関わりました 15年目 未来を見据えた新規事業企画を行う ビジネスデザイン戦略部に配属され、今までの経験が通用しない環境でゼロからモビリティ関連の新規事業企画に取り組んでいます。未来のビジネスを生み出すために試行錯誤を重ねる日々。関わるプロジェクトが失敗に終わり、悔しい思いをすることもありますが、その過程で得た経験や思考プロセスが自分の糧になっています