入社後に「成長できる環境」をどう見極める? 企画者が教えるインターン活用ポイント 不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。 バンク・オブ・アメリカ 米バンク・オブ・アメリカ・グループの日本法人。事業会社、金融機関、政府機関など、日本を代表する法人顧客に向けて各種金融サービスを提供している 人事部 新卒採用門田綾子さん 35カ国以上で事業を展開する世界最大級の総合金融サービスグループであるバンク・オブ・アメリカ。その日本法人として私たちは、クライアントのあらゆるステージにおける課題解決のため、株式や債券のトレーディング、資本市場業務、投資銀行業務、アドバイザリーサービスなどを提供しています。 当社では、投資銀行部門と金融市場部門の2部門にて、ビジネスと社風のリアルを知ることができる3日間の体験型インターンシップの開催を予定しており、各部門の仕事についてより理解を深められる内容となっています。 M&Aから債券、株式などのファイナンス案件まで扱う投資銀行部門では、チームでM&A案件のプロポーザルを作成。最終日にはクライアントの経営陣に扮したシニアマネージャーに対して提案プレゼンテーションを行います。 また、価格、トレーディング執行サービスを中心に展開する金融市場部門では、実際にマーケットが開いている時間帯にトレーディングフロアでデスクローテーションを行い、臨場感ある市場取引の現場を体感することができます。リアルなトレーディングやセールスの業務を目の前にして社員とディスカッションできる貴重な機会です。 開始前には業界や会社、仕事およびワークの取り組み方について丁寧に説明しますし、ワーク中もたくさんの社員がアドバイザーとしてしっかりサポートしますので心配不要です。また、インターンシップの期間中には、休憩時間やランチなどあらゆるところで社員と交流していただける機会を設けています。疑問に感じたことは気にせず何でもぶつけて理解を深めてください。 チーム一丸となり乗り越えた先に真のやりがいが感じられる インターンシップをより有意義なものとするために皆さんにアドバイスしたいのは、自分と異なる意見を受け入れる姿勢を大切にすること。これは社員たちが現場で大切にしていることでもあります。というのも、金融において一人で完結できる仕事は、実はほとんどありません。セールス、トレーダー、アナリストなどの専門部隊が集結し、クライアントのために一丸となりパフォーマンスを発揮し、時には世界中のネットワークを駆使し事例を集めることもあるなど、多くの人と関わり仕事をしています。 3日間で取り組むには難しい課題かもしれませんが、意見も得意分野も違うメンバーと協力し、限られた時間の中で前例のない課題に向き合うというインターンシップは、まさにリアルな業務そのもの。難しさの奥にあるやりがいや面白さを少しでも感じることができたのであれば、きっとバンク・オブ・アメリカでさらなる成長を手に入れることができるでしょう。 インターン活用ポイント 1.ニュースや新聞で世の中の動きをキャッチする バンカーは、世の中の動きに敏感で、常にアンテナを張っていることが求められます。ワークを通してよりリアルに近い実務を体感するためにも、国内外の最新情勢に目を向けてみてください 2.積極的に会話し社員の本音とリアルを聞き出す 可能な限り、バンク・オブ・アメリカのリアルな姿を感じていただけるプログラムにしていますが、社員に質問するのが一番です。機会は豊富に設けていますので、ぜひ積極的に質問してみましょう インターンinfo 投資銀行部門と金融市場部門の2部門にて開催予定。実務に沿った課題にチームで取り組むケーススタディーが中心で、その他にもデスクローテーションやランチミーティングなど、社員と密にコミュニケーションがとれる機会を設けている
入社後に「成長できる環境」をどう見極める? 企画者が教えるインターン活用ポイント 不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。 三井住友カード SMBCグループの一員として、長年培ってきたクレジットカード事業のノウハウを基にキャッシュレス社会そのものを創造し、よりよいサービスを提供する 人事部 兼 研修室楠田奨磨さん キャッシュレスが注目を集める中、カード・決済業界では多くの会社が台頭し、サービスが乱立しています。その中で三井住友カードは、日本で初めて「VISA」を発行した業界のパイオニアとして、革新的なサービスを生み出し続けてきました。世界初のチャージの要らない後払い方式ICカード乗車券「PiTaPa」や、おサイフケータイ「三井住友カードID」などに代表されるように、社会インフラそのものを変革しようと、挑戦を続けています。 失敗を恐れない行動の原点にあるのは、社員一人一人が日本をもっと良くしていきたいと考え、実行しようとする、チャレンジ精神です。当社のインターンシップはそうした当社のマインドや、大きな可能性を秘めているキャッシュレス業界について、理解できる内容になっています。 冒頭で業界構造や三井住友カードのビジネスについての知識をインプットした後、「Have a good Cashless.」という当社のビジョンについてグループごとに討論し、それぞれの考えを共有します。 メインとなるワークは二つ実施する予定で、まず一つ目はマーケティングのワーク。カード決済から得たデータはもちろんのこと、さまざまなデータを組み合わせたうえで、ある加盟店のお客さまに対する、ビジネスモデルの改善に取り組みます。カード会社の新たなビジネスモデルを感じ取れるワークとなるでしょう。二つ目はキャッシュレスにフォーカスした新規事業の立案。配布資料を読み、グループメンバーとの議論を通して、新たなビジネスの可能性を追求します。 より良くするにはどうすべきか大事なのは、模索し続けること インターンシップの一連のプログラムにおいてみなさんに意識してほしいのは、三井住友カードが大切にしている思いが何かということです。ワークの一つ一つの情報や社員の行動・発言にちりばめられたピースを集めることで、当社の価値観が少しずつ見えてくるはずです。 もちろん、インターンシップの中で、その答えが分かる様にはなっていますが、自分自身の力でその答えにたどり着いていただきたいのです。そのための鍵となるのが、視点を変えること。三井住友カードの社員ならどのように考えるのか、事実の裏側に隠されている本質は何かを、模索し続けることが重要となります。こうしたアクションにより答えにたどり着いた時、三井住友カードを深く理解でき、ビジネスの本質に触れられるでしょう。 三井住友カードとは、ビジネスの本質とは、大事にしている思いとは何かを探り当てるインターンシップで自身の成長を実感してみてください。 インターン活用ポイント 1.三井住友カードの一員としての視点を持つ この情報の裏側には何が隠されているのか、本質は何か。社員としての視点を持ってワークに取り組むことで、当社が大事にしている視点を理解することができ、より学びを深められるでしょう 2.インターンシップで学びたいことを明確にする 参加することを目的にせず、何を得たいのかを明確にしてから臨んでください。事業内容や社風、人柄など何についてでも構いません。自分の目的を明確にすることで実りのあるインターンシップになるはずです インターンinfo インターンシップのメインである3daysインターンシップは、カードや決済業界、三井住友カードについての講義に加え、実際のビジネスになぞらえたワークを体験するプログラム。新規事業の立案などに取り組むグループワークとなっている
入社後に「成長できる環境」をどう見極める? 企画者が教えるインターン活用ポイント 不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。 三井住友信託銀行 三井住友トラスト・グループの中核を担い、業界でもトップクラスの規模を誇る信託銀行。高い専門性と総合力で、法人個人問わず最適なサービスを提供する 人事部 採用チーム谷脇俊幸さん 設立から90年以上にわたって、さまざまな金融商品を開発し、社会に貢献し続けてきた三井住友信託銀行。当社は、7領域にわたって事業を展開しています。個人トータルソリューション事業、法人トータルソリューション事業、法人アセットマネジメント事業、不動産事業、受託事業、証券代行事業、そしてマーケット事業です。取り扱う業務領域は幅広く、細かく分かれているため、学生の皆さんにとっては、働くイメージが湧きづらいかもしれません。 そこで当社のインターンシップでは、3日間を通して6事業を理解、体験していただきます。どの事業のプログラムも座学とワークをセットで繰り返し、事業全体を理解するグループワークを最後に行っていきます。より詳細にイメージできるよう、個人トータルソリューション事業を例にご紹介します。まずは、個人に対する資産運用や相続、不動産など、提案内容を座学で理解することから始めます。その後、「2000万円の資産を持った人への資産運用提案は?」など、テーマごとに例題を用いて知識を深めます。最後に「ある家族に対して信託銀行としてできる提案は?」という課題に取り組むグループワークを実施。発表後には社員から、フィードバックに加えて、当社の社員であればどのような提案をするか、という解説を行います。 6事業それぞれで行う、こうした一連のプロセスの中で、当社ができる提案の幅広さを感じていただければと思います。 「徹底的な顧客志向」という三井住友信託銀行のDNAを実感 当社で提供できるソリューションは組み合わせ次第で無限とも言えます。だからこそ「お客さまが求めていること」を理解することが非常に重要となります。自分の提案に満足してもらえるか「お客さま視点」を常に持った上で行動するというわけです。そのためには、まず必要な情報を調べあげ、自分なりの意見を持たなければなりません。 だからこそインターンシップでは「お客さまだったらどう感じるか」と都度自問自答し、チームでも議論してみてください。お互いに意見交換をしながら、自分にはない視点や意見を受け入れ、チームで最適なソリューションを導き出すことが大切です。 チーム内のこのやりとりこそが、当社の仕事の縮図。社員間でシナジーを生み出し、日々サービス向上に努める社員の日常を追体験できるでしょう。 インターンシップ全体を通して、当社の事業内容を理解できると同時に、三井住友信託銀行が考えるお客さま視点とは何か、を体感できることをお約束します。 ※記事は取材当時の内容です インターン活用ポイント 1.自身の強みや課題を把握するため客観的な視点を持つ インターンシップ前に当社のソリューションを理解していなくても問題ありません。それよりも、この参加を通じて今の自分に「できること・できないこと」を把握し、自己成長につなげてください 2.チームでの自分の役割を果たせているかを常に考える よりよい提案に必要なのはチームで考えること。そのため、まず初日に自身の役割を明確に決め、3日間でその役割を果たせたか、自分がチームにどのように貢献できるか、確かめられる機会を設けています インターンinfo 信託銀行という業界に対する理解をはじめ、三井住友信託銀行の各事業の業務内容、社風などを理解できる3日間のインターンシップを開催。自分自身が調べただけでは分からない細かな業務も座学とワークで理解できる内容になっている
入社後に「成長できる環境」をどう見極める? 企画者が教えるインターン活用ポイント 不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。 損害保険ジャパン 2014年、損保ジャパンと日本興亜損保の合併により誕生した国内最大級の損害保険会社。近年ではAIなど最先端のデジタルを活用したサービスを展開 人事部 人材開発グループ 副長佐藤結香さん 創業132年。損害保険ジャパンは明治時代から事業を展開する国内最大級の保険会社です。長い歴史と伝統のある会社ですが、私たちは「保険の先へ、挑む」をスローガンとして掲げ、新たなチャレンジを続けています。 最近ではAIによる自動修理見積もりサービスや、若年層をターゲットにした、コミュニケーションツールで気軽に加入できる保険サービス、他社との協業によるシェアリング事業をはじめとする新たなビジネスの創出など、従来の保険の枠や会社の垣根をも超えた多様なサービスを生み出しています。その根底にあるのは、変化が激しい時代でもお客さまのニーズに寄り添った提案がしたいという思いです。 そんな私たちのインターンシップは、事故対応のサポートを行う「保険金サービス部門」と、ビジネスで起こり得るリスクを考え、リスクコントロール案を提案する「リスクコンサルティング部門」の2部門を体感いただく予定です。損害保険の基礎的な知識を学んだ上で、仮想の課題にグループワークで取り組んでいただきます。 保険金サービス部門では、客観的な分析、調査を行う重要性に加え、さまざまな部署と連携を取りながら事故発生時のお客さまに寄り添う姿勢を学べます。一方リスクコンサルティング部門では、営業部門で働く社員が日々実践している、お客さま視点に立った提案に取り組んでいただきます。リスクを洗い出し、「損害額はどのくらいになるだろう?」「リスクが起こる頻度は?」「提案は保険がいいのか、リスクを減らす提案がいいのか」…といった形で、お客さまに対する総合的なコンサルティングを疑似体験できるプログラムです。マイナスの状態をゼロにする保険金サービスと、ゼロからプラスを生み出していくリスクコンサルティング。どちらも体験することで、お客さまのためにできるサポートの幅広さを体感していただけるでしょう。 お客さま視点を軸に幅広い提案をする面白さ 両方のプログラムで共通して必要なのは、「お客さま視点」です。学生の皆さんは正解を探すことにフォーカスしがちですが、社員のフィードバックではいつも、「本当にお客さまのことを考えている?」と問い掛けています。私たちはお客さまのためになるのであれば、グループ企業や他社とも協業できる環境ですので、提案できるソリューションは非常に幅広いです。あらゆる手段を考え、お客さまのために実行に移す力は、ビジネスにおいても重要なスキルです。 私たちのインターンシップでお客さま視点の大切さを学ぶことで、リアルな場で成長していく姿を思い描いていただけるはずです。 インターン活用ポイント 1.チーム内での役割を意識し、自身の強みと弱みを知る インターンシップのグループワークでは与えられた役割を果たす中で、自身のチーム内での立ち位置や、得意、不得意も見えるはず。チームに積極的に貢献しながら、自身の課題発見の場としても活用しましょう 2.企業理念や事業を理解し、積極的に情報収集を行う 会社の理念や事業に興味が持てなければ、入社後にミスマッチを起こす可能性もあります。受け身で情報を受け取るだけではなく、自身で積極的に情報収集をすることで、今後のキャリアもイメージできるでしょう インターンinfo 「保険金サービス」と「リスクコンサルティング」という、損害保険ビジネスの奥深さや面白さを体感できるグループワークを実施。複数名でチームを組み、顧客視点を徹底的に考え抜く仮想のプロジェクトに取り組む