トップカンパニーで活躍する若手社員を大調査! ミレニアルズの「仕事図鑑」世の中には、ありとあらゆる仕事がある。各職種ごとに、どんな楽しさ、大変さがあるのだろうか。トップカンパニーで活躍するミレニアルズに 、仕事内容や日々のワークライフについて教えてもらった。自分がやりがいを感じられる仕事とは何か、どんな成長を望むのか、自分の仕事観を知るヒントにしてみよう。 EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社 東南アジアの投資視察、ネパールの教育支援など、学生時代に体験した海外ビジネスの現場は、中谷圭吾さんに大きな目標を与えた。 「目指すステージは世界。そこで経営やマネジメントを学びたいと考えた時に、若手が主戦力として活躍する当社はうってつけの環境でした」 自動車メーカーのマーケティング系基盤構築プロジェクトを経て、現在は化学メーカーのグローバルERP展開に携わる。国内外の人材と肩を並べ目的達成に向かう経験は面白くもあり、力不足を痛感する日々でもあった。 「入社直後から、グローバル企業のプロジェクトに参画しています。最近の案件では、ドイツに数カ月滞在後、アメリカに渡り、長期滞在しながら現地法人の支援をしていました。めまぐるしい毎日でしたね」 難しかったのは、信頼を得ること。中谷さんはクライアントのビジネス、人間関係を学びながら、共通認識を持って取り組んでもらえるよう粘り強くステークホルダーと折衝を繰り返した。 「次第に仲間が増えていく。コミュニケーションが活発になり、信頼関係が生まれる。これが『共創』ということかとわが意を得た思いでした」 ビジネスの最上流からコミットし、クライアントのビジネスを支援する。少しずつ見えてきた理想のコンサルタント像を、中谷さんは今日も追いかける。 Q.入社後、自分の成長を感じたのはいつ? A.「EYのコンサルタント」としてではなく中谷圭吾のバリューを感じてもらえた時 クライアントの部長クラスの方で、プロジェクト当初は話す機会をもらうことすらままならなかったのですが、頂いた貴重な会議の時間には、綿密な準備と無駄のないファシリテーションをし円滑に進める。これらを重ねることで、今ではちょっとしたことでも気軽に相談してもらえるようになりました。 Q.今の仕事をして伸ばせるのはどんなスキル? A.チームとして機能するために信頼関係を築き上げるスキル 私たちは個ではなくチームとして力を発揮することが重要です。相手の立場を尊重し多様性を受け入れ、一つのゴールへと向かいます。プロジェクトが円滑に進むよう、メンバーとは常にコミュニケーションをとっています。 Q.この仕事の難しさって何だと思う? A.ロジックだけでは人は動かない臨機応変な折衝力が求められる グローバルプロジェクトでは、国籍、文化などバックボーンの異なるメンバーがほとんど。正論を唱えるだけでなく、相手の意見も尊重しつつ、一つのゴールに向けプロジェクトを進める臨機応変な折衝力が求められます。 Q.この職種に向いてるのはどんな人だと思う? A.クライアントのためを思いリーダーシップを持って取り組む人 当事者意識を持って、積極的にコミットできる人です。プロジェクトはクライアントと協働しながら進めていきます。そのため、周囲を巻き込みながらプロジェクトを推進するリーダーシップが必要です。 Q.人生を充実させるために大切にしている時間は? A.リフレッシュの最中に自分の成長を反すうする ジムで汗を流してリフレッシュしている時間です。体を動かすことで思考がリセットされ、自分の仕事を客観的に見つめ直すことができるので、私にとって、体も脳もストレッチできる貴重な時間です。 Q.これから挑戦したい仕事や目指すキャリアって? A.プロジェクトの根幹からリードし価値を発揮するコンサルタントへ グローバルでのERP導入に参画して、コンサルタントとしての経験も実力もまだまだ足りないと実感しました。現場からの一意見を伝えるのではなく全体最適を見据えた設計・提案を数多く経験し、ゆくゆくは司令塔としてプロジェクトマネジメントをリードできる価値ある存在になりたいですね。
トップカンパニーで活躍する若手社員を大調査! ミレニアルズの「仕事図鑑」世の中には、ありとあらゆる仕事がある。各職種ごとに、どんな楽しさ、大変さがあるのだろうか。トップカンパニーで活躍するミレニアルズに 、仕事内容や日々のワークライフについて教えてもらった。自分がやりがいを感じられる仕事とは何か、どんな成長を望むのか、自分の仕事観を知るヒントにしてみよう。 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 学生時代より医療に貢献したいという強い希望を抱いていた和佐野真理子さん。医療従事者に手技を直接提案することで、医療の発展に携われる医療機器の営業職に興味を持ち、ジョンソン・エンド・ジョンソンへ入社した。 現在、和佐野さんが所属する事業部は、不整脈治療に用いる医療器具やシステムを扱う。高度な手技を要する不整脈の治療は、導入の際に詳細なトレーニングや情報共有が必要となるため、患者数に対する治療率は数%にも満たない未開の分野だ。その中でも、市場の成長率が高い日本の成功事例は、世界各国より注目されている。 「脳梗塞をはじめとする、致死率の高い病の引き金となり得る不整脈。当社の機器を導入することで、治療が恒常的に行われる医療現場をつくりたいと考えています」 和佐野さんは、医療機関への訪問に加え、製品説明会や、実際の使用方法を医師にレクチャーするセミナーを積極的に主催し啓蒙活動に奔走する。 「長年、他社の機器を使用していた医師がセミナー後、『この症例でぜひ使いたい』とその場で導入を決定。約1年間進捗がなかった提案が突如動き出し、機器の導入の実現に向けて、熱い議論を交わしました。一つの医療現場を変えた経験を通して、医師と同じ目線で新たな医療の未来を切り開くという仕事の醍醐味を実感しています」 Q.入社後、自分の成長を感じたのはいつ? A.教育プロジェクトの立ち上げに携わり組織目線を養えた時 入社9年目で新人教育の社内プロジェクト立ち上げに携わりました。後進育成は、短期的な利益を生み出すというよりも、会社の未来を担う社員を生み出すということ。営業成績を上げること以外にも会社に貢献する方法があるという気付きを得て、自分自身の視野が広がったことを実感しました。 Q.今の仕事をして伸ばせるのはどんなスキル? A.さまざまな意見をまとめ推進するリーダシップ力 医師や技士、看護師、社内メンバーなど関係者は多岐にわたります。関係者全員の意見をまとめ、当事者意識を持ち導入を推進することが求められるポジションですので、必然的にリーダーシップを身に付けることができます。 Q.この仕事の難しさって何だと思う? A.手技導入に向けて、医療に携わる関係者全員と信頼関係を築くこと 医療機器の導入は、医師だけではなく看護師や技士など多くの関係者が関わるもの。そのため、全員が納得しなければ実現できません。だからこそ、導入が実現できた際の達成感があり、モチベーションにもつながっています。 Q.この職種に向いてるのはどんな人だと思う? A.医療に貢献したいという気持ちを常に持ち続けられる人 提案相手となる機器・システムのユーザーは医師ですが、その先に患者さまがいるということを忘れてはいけないと思っています。目標数字だけではなく、人の命に携わっているのだという気持ちを持ち続けてほしいです。 Q.人生を充実させるために大切にしている時間は? A.仕事とプライベートを切り分けワークライフバランスを保つこと 平日21時以降は仕事のことを考えないようにしたり、休日は友人と過ごしたりとメリハリのある生活を心掛けています。プライベートと仕事をしっかり切り離すことで、日中の仕事への集中力が格段に上がっています。 Q.これから挑戦したい仕事や目指すキャリアって? A.医療に貢献できる人材になるために自身の視野をさらに広げたい 現場の最前線で医療の進歩に貢献していくためには、多角的な視点を持つことが必要だと感じ、社内インターンに参加しマーケティング部の仕事を体験。世界規模の視点で市場を分析する視野の広さを目の当たりにしました。今後も新たなチャレンジをし続け、医療の躍進に貢献したいと思います。
トップカンパニーで活躍する若手社員を大調査! ミレニアルズの「仕事図鑑」世の中には、ありとあらゆる仕事がある。各職種ごとに、どんな楽しさ、大変さがあるのだろうか。トップカンパニーで活躍するミレニアルズに 、仕事内容や日々のワークライフについて教えてもらった。自分がやりがいを感じられる仕事とは何か、どんな成長を望むのか、自分の仕事観を知るヒントにしてみよう。 昭和電工株式会社 無機化学から有機化学まで幅広い製品を世に送り出す個性派化学メーカーである昭和電工。会社の核となる戦略企画部で経営の一翼を担う安藤和紀さんが、文系出身ながら化学メーカーである同社への入社を決めたきっかけは、人事との面接だったという。 「車の部品メーカーに勤める父親の影響で、ブランドや完成品に縛られず、多様な顧客とビジネスに携われる化学メーカーに興味を持ちました。中でも当社の面接で、生産管理や事業企画など多様なバックボーンを持つ人事の方の話を聞き、キャリアの可能性の広がりに魅力を感じたのを覚えています」 安藤さんは2003年に入社後、アンモニアの営業、川崎事業所の事業企画、基礎化学品事業部の事業企画を経て、18年5月から現職の戦略企画部へ異動。キャリアを重ねるにつれ担当領域が広がるごとに、難しさを感じつつ成長の手応えも増していったと話す。 「営業では個別最適になりがちですが、事業企画や戦略企画では組織を越えて『全体最適』を目指すようになりました。影響範囲が広く、関わるステークホルダーも多いため調整や判断も難しいですが、全社にインパクトを与える成果が出た時の達成感も格別です」 14の事業と43の海外拠点を持つ同社でキャリアをスタートして16年目。「今後は海外を視野に、新たな事業を手掛けたい」と話す安藤さんの挑戦は続く。 Q.入社後、自分の成長を感じたのはいつ? A.「全体最適」の視点を持って事業再構築に貢献したとき 川崎事業所の事業企画として、電力販売事業の再構築を手掛けたときのこと。経営陣と議論し、何度も厳しいフィードバックを受けながら交渉の落としどころを見極め、最終的に事業再構築に成功。事業所全体を巻き込み「全体最適」を実行できた印象深いプロジェクトです。 Q.今の仕事をして伸ばせるのはどんなスキル? A.全社のヒト・モノ・カネの流れと幅広い事業や業界に精通する知識 戦略企画部は会社全体を俯瞰する立場なので、会社を支えるヒト・モノ・カネの流れの知識を得ることができました。また昭和電工は取引先企業の業界や扱う製品が多岐にわたり、さまざまな業界の知見を広める機会も多いです。 Q.この仕事の難しさって何だと思う? A.ステークホルダーと共通認識を持ちプロジェクトを円滑に進めること 全社単位で変革を実行する際には、職種、地域、ルールが異なる多様なステークホルダーをまとめる難しさがあります。齟齬が起きないよう対面での会話や資料でのイメージ共有など、常に共通認識を持つことを心掛けています。 Q.この職種に向いてるのはどんな人だと思う? A.興味・関心や情報感度が高く先を見据えて考えることが好きな人 化学の面白さは、材料の組み合わせ次第で別の付加価値を生み出すことができること。化学の用途の可能性は無限に広がっているため、知的好奇心が旺盛で先を見据えてアイデアを考えることが好きな人に向いていると思います。 Q.人生を充実させるために大切にしている時間は? A.五感で楽しむ国内外への旅行と家族4人で過ごす時間 長期休暇の際はさまざまな場所へ旅行に行き、五感をフルに使って得られる刺激を仕事の活力にしています。最近は2人目の娘が生まれたので、家族との時間も大切にしています。父として2回目の育児休暇を取得する予定です。 Q.これから挑戦したい仕事や目指すキャリアって? A.未知なる新規事業を海外で手掛ける事業請負人 幼少期に5年間海外に在住した経験もあり、入社10年目にアメリカへ留学するなど、常に海外を意識していました。これまで国内の事業を担当してきたので、今後は海外で事業を推進する仕事にチャレンジしたいと思っています。新たな仕組みづくりを通して事業価値の拡大を実現したいですね。
トップカンパニーで活躍する若手社員を大調査! ミレニアルズの「仕事図鑑」世の中には、ありとあらゆる仕事がある。各職種ごとに、どんな楽しさ、大変さがあるのだろうか。トップカンパニーで活躍するミレニアルズに 、仕事内容や日々のワークライフについて教えてもらった。自分がやりがいを感じられる仕事とは何か、どんな成長を望むのか、自分の仕事観を知るヒントにしてみよう。 ヴイエムウェア株式会社 常に自分で課題解決への道筋を模索し、実行してきた中村涼さん。日系通信企業で3年の経験を経て、2017年4月、システムエンジニアとしてヴイエムウェア株式会社に入社した。 同社のシステムエンジニアは、顧客のビジネス戦略をITテクノロジーで実現させるための道筋を描き、成功に導くことがミッション。コンサルティングに近いこの仕事の醍醐味を中村さんが実感したのは、入社後初めて担当したプロジェクトでのことだ。 任された基盤構築プロジェクトはグローバルでも前例が少なく、自ら解を作り出すしかなかった。高い壁を目の前にし、中村さんは国内外問わずあらゆる部署にアドバイスを求めたという。 「プロジェクトを成功させるために必死でした。結果としてプロジェクトは成功し、この事例は各国の拠点からも高く評価されることとなりました。先輩たちの親身な姿勢や的確なアドバイスを通じて、チームで働くということの意味を実感しました」 また中村さんは、多様性を認めお互いの価値観を尊重する取り組みである、ダイバーシティ&インクルージョンという社内プロジェクトのリーダーも務め、さらにチームとしての力を実感しているという。 「社員同士の関係性こそが、当社が新しいことへ挑戦し、成長し続けられている原動力だと感じています」 Q.入社後、自分の成長を感じたのはいつ? A.部署やチーム、国境を超えて協力し合い仕事をするやりがいを知ったとき 時には海外にもコンタクトを取り、多くの人を巻き込み仕事をするのがヴイエムウェア流。入社直後初めてプロジェクトに携わった際に、個で努力するだけではなく、チームとして多くのノウハウを結集して一つのものをつくりあげる強さを知り、ビジネスパーソンとしての成長を実感しました。 Q.今の仕事をして伸ばせるのはどんなスキル? A.前例にとらわれず道筋を描きプロジェクトを成功に導く力 私たちの仕事に前例や正解はありません。今までにない新しい提案をクライアントから常に求められます。期待に応え続けることは容易ではありませんが、自ら解を生み出しプロジェクトをリードするスキルが身に付きます。 Q.この仕事の難しさって何だと思う? A.スピードが速いIT業界で常に最新の情報をキャッチすること クライアントは常に業界をリードし、世の中に新たな価値を提案し続けている企業ばかり。1カ月前、1週間前の情報はもう古いと言われるIT業界だからこそ日々更新される最先端の情報をキャッチし続ける必要があります。 Q.この職種に向いてるのはどんな人だと思う? A.新しいものを生み出す過程を楽しむことができる人 指示された仕事をするのではなく自ら新しいものを生み出したい人、そしてプロセスを楽しむことができる人には、まさにピッタリな環境だと思います。チーム全員で一つの成果をつくっていく面白さを体感できる職場です。 Q.人生を充実させるために大切にしている時間は? A.多様な価値観や新たな知識に触れるための時間をつくること ダイバーシティ&インクルージョンのプロジェクトに参加したり、休日を活用してオンライントレーニングで興味がある分野について学んだりと、視野を広く持つために、多くのことにチャレンジする時間を大切にしています。 Q.これから挑戦したい仕事や目指すキャリアって? A.より広範囲に価値を発揮できるビジネスパーソンへと成長したい 自ら道をつくり試行錯誤をすることにやりがいを感じる私にとって、当社はまさに自分を成長させてくれる場所。今後は、マーケット全体にも価値を発揮できる人へ成長したいです。変化が速い環境でチームで新しい挑戦に向き合い成果を出すという経験は、将来どの分野でも武器になると確信しています。
トップカンパニーで活躍する若手社員を大調査! ミレニアルズの「仕事図鑑」世の中には、ありとあらゆる仕事がある。各職種ごとに、どんな楽しさ、大変さがあるのだろうか。トップカンパニーで活躍するミレニアルズに 、仕事内容や日々のワークライフについて教えてもらった。自分がやりがいを感じられる仕事とは何か、どんな成長を望むのか、自分の仕事観を知るヒントにしてみよう。 バンクオブアメリカ・メリルリンチ 「大学院ではロボットやVRを研究していました。エンジニアとしての道を進むのも魅力的でしたが、もっと広いフレームワークでテクノロジーに関わる仕事がしてみたかったのです」 ビジネス領域からテクノロジーの変革を支えたいと、バンカーの世界に飛び込んだ髙松創介さんはM&A(企業合併・買収)のチームに配属。M&Aの案件執行フェーズにおいて、買収条件の決定や完了までの助言・サポートなどの実務がミッションだ。そこでは、入社1年目から高度な知識や分析力を求められるタフな業務が待ち受けていた。 「仕事でやり取りする相手は、大企業の部長や経営層。M&Aの専門家として助言を行うためには、財務会計や法律はもちろん、クライアントのビジネスにも精通していなければなりません。ひたすらに勉強を重ねる日々でした」 7年を経て髙松さんは現在のポジションへと昇格。半導体等のテック企業に対する案件の開拓を手掛けている。 「経営者に新たなディールを検討していただくには、M&Aやファイナンスの知識に加え、国際政治や競合の動向、技術トレンドの変化も視野に入れた提案をする必要があります。要求される水準は非常に高いですが、やりがいも大きいです」 ここ数年、大規模な再編が続く半導体業界。髙松さんの目は、その未来を動かすビッグディールを見据えている。 Q.入社後、自分の成長を感じたのはいつ? A.入社3年目に単独で海外に行き売却交渉の仕切りを手掛けた時 ボトムアップで、若手に挑戦の機会を与えてくれるのがメリルリンチの風土ですが、入社3年目の時のM&A案件で、買収を希望する海外の企業との交渉を単独で任されました。過去の事例を徹底調査し、クライアントのCFOと綿密な準備を重ねて臨んだ経験は、さまざまな面で成長できたと実感しています。 Q.今の仕事をして伸ばせるのはどんなスキル? A.未来を予測しビジネスをつくっていく力 将来どんなことが起き、業界がどんな変化を遂げていくのか。未来を予測し、そこから逆算して今すべきことを提案していく仕事なので、大きな視点でビジネスの未来を捉えていく先見性が磨かれると思います。 Q.この仕事の難しさって何だと思う? A.ビジネススキルと知識と人間力がいずれも高い次元で求められる 専門であるコーポレート・ファイナンスだけでなく、財務会計や法律の知識、クライアントの業務理解、語学スキル、信頼を得るだけの人間力と、総合的な力を問われます。それだけに非常にチャレンジングな仕事だと思います。 Q.この職種に向いてるのはどんな人だと思う? A.さまざまな物事に興味を持てる好奇心の強い人 幅広い分野に精通している必要があるため、好奇心が強いことは必須の素養です。企業経営や業界再編のトピックス、新しいテクノロジーの話題など、世の中の変化に対して興味・関心を持てる人は向いていると思います。 Q.人生を充実させるために大切にしている時間は? A.学生時代から続けているサッカー・フットサル 社会人8年目になった現在でも、毎週必ずサッカーかフットサルはやっています。学生時代とは違って、できる時間が限られているので、毎回自分なりに課題やテーマを決めてプレーするようになりました。 Q.これから挑戦したい仕事や目指すキャリアって? A.ビッグディールを自ら獲得できるような独自のエッジを持ったバンカー 「アップオアアウト」のイメージの強いバンカーですが、バンカーとして高い付加価値を身に付けるためには長い積み重ねが必要です。10年、20年と経験を積む中で自分なりのエッジを見つけ、磨きあげることで、世の中を動かすような大きな案件を獲得できる一流のバンカーを目指したいですね。
トップカンパニーで活躍する若手社員を大調査! ミレニアルズの「仕事図鑑」世の中には、ありとあらゆる仕事がある。各職種ごとに、どんな楽しさ、大変さがあるのだろうか。トップカンパニーで活躍するミレニアルズに 、仕事内容や日々のワークライフについて教えてもらった。自分がやりがいを感じられる仕事とは何か、どんな成長を望むのか、自分の仕事観を知るヒントにしてみよう。 株式会社博報堂 広告業界への漠然とした興味から博報堂のインターンシップに参加したという関根澄人さん。そこで最も彼の心に残ったのは営業に関する講義だった。 「『営業=モノを売る』というイメージが、根幹から覆されました」 同社の営業は、例えるなら「サッカーチームの監督」。顧客の課題と向き合い、最適なスタッフを選抜してまずはチームを編成する。そしてスタッフたちと戦略を立案し、彼らの魅力や能力を引き出しながらチームの士気を上げ、ソリューションを生み出していくまでの指揮をとるのが営業の仕事だ。 「某大手企業との専属契約を賭けたコンペで、チームの意見がまとまらないことがありました。こんなとき状況を打開するのが、営業とお客さまのリレーションの深さ。お客さまと本音で語れる関係を築いていると、皆最終的には営業を信じて付いてきてくれます」 皆の思いを結集したCMで挑んだコンペは、見事に勝利を収めた。最近では提案するコミュニケーションも、デジタルやビッグデータを活用した1to1のものなど多岐にわたるという。関根さんが手掛けた某食品のポップアップストアは、若い世代を中心に大盛況を博している。 「一つの仕事を終えると皆で涙ながらに抱き合うことも珍しくないんですよ」と関根さんは笑う。そんな瞬間こそ、営業の一番の醍醐味なのかもしれない。 Q.入社後、自分の成長を感じたのはいつ? A.「トラブルは全て自分のせいだと思え」上司に姿勢を正された入社3年目の時 当社の仕事はチーム制なので、トラブルが起きたり成果が出なかった場合、他人の責任にできてしまいます。しかし営業はプロジェクトのリーダー。「自分とは直接関わりのないところで起きたことでもすべて自分が責任を負う覚悟を持て」という上司の教えは、仕事への姿勢を変える転機になりました。 Q.今の仕事をして伸ばせるのはどんなスキル? A.お客さまやスタッフたちから信頼される「人間力」 お客さまと「本音で話せる友達」のような関係性を築くことで、言葉の裏側まで読み取った提案ができますし、理解が深いほどスタッフも信頼してくれます。関わる人たちを一つにする「人間力」が身に付く仕事です。 Q.この仕事の難しさって何だと思う? A.導き出したソリューションに明確な正解がないこと クリエイティブやコミュニケーションに「100点満点」の正解はありません。もしかしたらもっと良いCMが出来るかもしれない。正解が分からない中で、少しでも良いものを目指していくのが1番の難しさです。 Q.この職種に向いてるのはどんな人だと思う? A.「向き不向きより、前向き」ポジティブに環境を変えていける人 チームを運営していく中で、うまくいかないことは数多くあります。そんな時こそ、自分の置かれている状況を意識的に前向きに捉え、周囲を巻き込みながら自分が良いと信じる方向に舵を切れる人に向いていると思います。 Q.人生を充実させるために大切にしている時間は? A.家族との時間が何よりも大切 娘たちが自分の仕事を目にする喜び 7歳と5歳の娘がいるのですが、子どもたちと過ごす時間は何よりも大切です。自分が携わったCMの歌を子どもが口ずさんだり、自分が手掛けたイベントで楽しんでいる子どもの姿は、モチベーションにつながります。 Q.これから挑戦したい仕事や目指すキャリアって? A.10年にわたる営業経験を土台にプレーヤーとして次のステージへ 営業という仕事を10年手掛けてきて、プレーヤーとして一つの節目を迎えました。そして今、会社も大きく成長しようとしています。今後は、会社が目指していく方向とベクトルを合わせながら新しいステージにチャレンジし、プレーヤーとしてさらなるスキルアップを目指していきたいですね。
トップカンパニーで活躍する若手社員を大調査! ミレニアルズの「仕事図鑑」世の中には、ありとあらゆる仕事がある。各職種ごとに、どんな楽しさ、大変さがあるのだろうか。トップカンパニーで活躍するミレニアルズに 、仕事内容や日々のワークライフについて教えてもらった。自分がやりがいを感じられる仕事とは何か、どんな成長を望むのか、自分の仕事観を知るヒントにしてみよう。 山田コンサルティンググループ 「正解が一つではない中で自分の裁量で動ける仕事なら、想像がつかない毎日を送れると思いました」 そう話すのは、あらゆる手段を駆使し経営を建て直す事業再生に魅力を感じて、山田コンサルティンググループに入社を決めた西田優さんだ。 入社後2年間の中小企業の事業再生を通して、企業存続のリアルな現場を体感。その後、銀行から融資を得るための企業価値を計るさまざまな調査や分析業務を経験。西田さんは自身のキャリアを振り返り他社のコンサルタントでは経験できないことの連続だったと語る。 「入社後数年で破綻目前である企業の社長の代わりに融資を求め銀行に直談判したことや、大勢の銀行幹部相手に自分の見解を伝えたこともあります。若手のうちから濃密な経験ができていると実感しています」 現在は、M&Aや海外進出など上場企業向けの事業成長コンサルティングを手掛けている。企業・銀行 ・ 投資家 、ステークホルダーが増えたことで視野が広くなった今でも、携わる案件を完遂させることは容易ではないという。それでも諦めることなく本気で向き合い続ける西田さんの根源には常に難解な状況を楽しむスタンスがあるのだ。 「壁にぶつかっても、やり切るしか選択肢はない。その過程では想像もつかない経験があるから面白いんですよね」 Q.入社後、自分の成長を感じたのはいつ? A.自分がリードした案件が新聞に掲載されたのを目にしたとき 入社7年目で任されたのは、誰もが知る大手企業の事業売却案件。無事完遂させると、その案件が新聞記事として取り上げられていたのです。入社してからずっと目の前の仕事に本気で向き合い続けた結果、世間に大きな影響を与えるほどの仕事を手掛けられたという自分に成長を感じました。 Q.今の仕事をして伸ばせるのはどんなスキル? A.どんなに困難な状況でも100%やり抜く力 中小企業の中には数週間後に破綻を目前とする企業もあります。 会社の命運を握る私たちに諦めるという選択肢はありません。常に強い当事者意識を持つ必要があるという状況が、最後までやり抜く力を伸ばしてくれます。 Q.この仕事の難しさって何だと思う? A.経営課題の解決に同じシナリオは存在しない 手掛ける案件の状況はさまざま。これまで経験してきた課題解決方法が全てに通じるとは限りません。毎回難易度の高い状態の中で、新たな手法を試行錯誤して模索し、最適解を導かなければならない難しさがあります。 Q.この職種に向いてるのはどんな人だと思う? A.高い壁にぶつかってもポジティブに捉え、楽しめる人 私たちは、常に経営者のパートナーとして、企業の将来の責任を共に抱えなければなりません。緊張感がある状況にも臆せず、むしろ未知なる領域に触れることを楽しみながら、前のめりに取り組める人は最適だと思います。 Q.人生を充実させるために大切にしている時間は? A.偏った価値観にとらわれないために思考をリセットする一人の時間 日々仕事に没頭していると、考え方が凝り固まってしまうことが多々あります。 定期的に一人で過ごす息抜きの時間をつくり、自らを客観視することで、導き出した答えをゼロベースに戻し、それが正しいのかを再確認しています。 Q.これから挑戦したい仕事や目指すキャリアって? A.知的好奇心を満たせる環境で自分の可能性を広げていきたい 入社後から変わらないのは、専門領域を絞らず、どんなに難しくても任された仕事を一つずつクリアするという好奇心。その度に、立ちはだかる高い壁をどう攻略するかを検討することがとにかく面白いんです。今後も、自分の限界を決めないことで、楽しみながら経験値を積んでいきたいです。 企業情報 ■山田コンサルティンググループの企業情報
トップカンパニーで活躍する若手社員を大調査! ミレニアルズの「仕事図鑑」世の中には、ありとあらゆる仕事がある。各職種ごとに、どんな楽しさ、大変さがあるのだろうか。トップカンパニーで活躍するミレニアルズに 、仕事内容や日々のワークライフについて教えてもらった。自分がやりがいを感じられる仕事とは何か、どんな成長を望むのか、自分の仕事観を知るヒントにしてみよう。 アチーブメント株式会社 経営者やプロビジネスパーソンなど、社会における指導的立場の方向けに人材教育コンサルティングサービスを提供するアチーブメントで人事を務める酒井友登さん。学生時代のアメリカ留学で得た気づきが、仕事を決めるきっかけとなったという。「日本のことを全く知らない人たちが、自分を通して日本を知り、地域に日本文化が残ることに、この上ない達成感を覚え、人や社会に大きな影響を与えられる仕事に就きたいと考えました」 中でも、与える影響範囲が大きく、深い人材教育の分野を選んだ。 「世の中のさまざまな問題を直接解決するより、それを解決できる人を育てることの方が、より多くの社会問題を解決できると思いました」 酒井さんは、新卒採用をメインに担当。自社採用のみを促すのではなく、学生にとってべストな選択を支援するため一人一人と真摯に向き合っている。 「説明会や選考会で話すのは、他人の期待や世間的な正解ではなく、自らが納得できる選択をしてほしいということ。向き合い方次第で、仕事はいくらでも面白くなり、働きがいや生きがいは誰しもが得られると思っています」 これまで、何人もの学生の人生のターニングポイントにかかわってきた酒井さん。「自分の力で会社を動かし、教育の領域から社会を変えたい」という志を笑顔で語った。 Q.入社後、自分の成長を感じたのはいつ? A.自ら仕事を創り出し、自らによって経営課題を解決する決意を固めたとき 新卒採用のみならず、中途採用や人事評価制度の運用に携わり、自分の担う役割が増える中で、会社で起こるあらゆる出来事に対する責任意識や仕事を創り出す姿勢が育まれました。「社員一人一人が物心共に豊かに自己実現する舞台をつくる」今、それが働く上での指針になっています。 Q.今の仕事をして伸ばせるのはどんなスキル? A.人生に影響を与えるほどの高いヒューマンスキル キャリア選択は人生の重要なターニングポイント。目の前の学生と膝を突き合わせて、個々の最適なキャリアを共に考えることが必要だからこそ、カウンセリング力や信頼を得るための高い人間力が身につきます。 Q.この仕事の難しさって何だと思う? A.お客さまから見た自分自身が商品の質と会社への信頼を決める 自分の能力や器の問題で、お客さまや学生の力になれないことがありました。私の働き方や生き方を通して、アチーブメントの教育の質は判断されます。自分自身の成長と生き方が問われる仕事だという点では難しさも感じます。 Q.この職種に向いてるのはどんな人だと思う? A.成し遂げたい志の実現に向けて組織を活用し、能動的に動ける人 活躍する人に共通しているのは、組織のリソースを最大限に活用し、自身の成し遂げたい志・目標に向けて仕事を創り出す姿勢です。結果、身につくスキルや責任範囲が広がり、自身の価値も必然的に高まります。 Q.人生を充実させるために大切にしている時間は? A.異なる価値観や文化に出会い人間としての幅を広げる 旅や英会話、読書、映画鑑賞を通して自分にはない価値観や考え方に触れる機会を多く設けるようにしています。 私自身の価値観を再認識したり、新たな思考や多角的なモノの見方を得られる時間として大切にしています。 Q.これから挑戦したい仕事や目指すキャリアって? A.人事の最高責任者として社員全員が働きがいを持てる組織を作る 入社前から経営者を志していました。今でもそれは変わっていませんが、中でも人事のスペシャリストとして、また、最高責任者として、社員一人一人が働く日々の中で生きがいを感じられる組織を作りたいと考えています。そうすることが会社の発展、さらに社会により良い影響につながると思います。 企業情報 ■アチーブメントの企業情報
トップカンパニーで活躍する若手社員を大調査! ミレニアルズの「仕事図鑑」世の中には、ありとあらゆる仕事がある。各職種ごとに、どんな楽しさ、大変さがあるのだろうか。トップカンパニーで活躍するミレニアルズに 、仕事内容や日々のワークライフについて教えてもらった。自分がやりがいを感じられる仕事とは何か、どんな成長を望むのか、自分の仕事観を知るヒントにしてみよう。 ユニ・チャーム株式会社 学生時代、経営戦略論のゼミで有形商材を扱う仕事に魅力を感じたという木戸克治さん。ユニ・チャームに入社を決めたのは、世界ナンバーワンメーカーを目指すという大きなビジョンと、全社員にその目標が浸透している、組織としての強さを感じたからだった。 木戸さんは入社後、パーソナルケア商品を小売店に提案する営業部門へと配属。実績を伸ばし、エース格として活躍する4年目に、人事部へ異動を打診された。想定外の辞令に戸惑う木戸さんの背中を押したのは、 「木戸だから任せたい」という上司の言葉だった。「ユニ・チャームは積極的に挑戦の機会を与え、成長させてくれる風土があります。今回の異動も、会社が与えてくれたチャレンジの場だと捉えたら、モチベーションが湧いてきました」 木戸さんは当時のことをそう振り返る。採用の仕事は、トップの考えを学生に分かりやすく伝えることも役目の一つ。社長ブログや社内報を常に熟読し、経営層の考えをキャッチアップしているという。一方で リアルな現場感を伝えることも大切。営業時代、自分が原因でグループの売上達成を逃した経験がある木戸さんは、一筋縄ではいかない仕事の難しさや、やりがいを実体験を交えて話している。 「採用は、経営視点を持ち長期的戦略を考え実行する仕事。企業経営に興味がある人にはぴったりだと思います」 Q.入社後、自分の成長を感じたのはいつ? A.個人のスキルアップだけでなく組織にとって大きな存在になれたとき 営業時代から、日々の業務の積み重ねが成長につながると信じ仕事に取り組んできました。人の価値はその人がいなくなる時にわかると言われますが、異動の際に社内外の方から惜しむ言葉をいただき、期待と共に送り出されたときに、自分が組織にとって大きな存在になれていたのだと成長を感じました。 Q.今の仕事をして伸ばせるのはどんなスキル? A.年単位の長期的な視点で事業戦略を立案・設計するスキル 新卒採用の計画は、1~2年先の入社をゴールに据えて年間戦略を練ることが求められます。長期的かつ全社的な視点をここまで必要とする職種はそう多くありません。試行錯誤の中で戦略立案のスキルは格段に上がるはずです。 Q.この仕事の難しさって何だと思う? A.仕事の成果が分かるのは数年後正解が無い中で模索を続ける 「自社で活躍できる人材が採用できたか」という答え合わせは数年経ってからでなければできません。結果を検証できない上に、比較対象もないまま取り組む難しさがありますが、一つ一つが成長につながっていると感じます。 Q.この職種に向いてるのはどんな人だと思う? A.素直に失敗を反省できる 逆境に負けない向上心を持った人 人事の仕事は挑戦の連続ですが、挑戦には失敗がつきもの。失敗したときに事実を素直に受け止め、諦めない向上心が大切です。私も営業時代に失敗と成功を繰り返してきたからこそ、現場のリアルを伝えられるのだと思います。 Q.人生を充実させるために大切にしている時間は? A.家族や友人と過ごし多くの価値観に触れる機会 家族や友人と過ごす時間です。何気ない日常から学ぶことも多く、家族と過ごす休日や出身・職種が異なる人との交流の場にも気づきがたくさんあり、仕事で活かせることはもちろん、新しい価値観に触れることが出来ます。 Q.これから挑戦したい仕事や目指すキャリアって? A.事業戦略・経営戦略に携わり10年後には社長の右腕に 学生時代から、将来は事業企画に携わりたいと考えていました。人事の仕事は「採用」を通して企業経営を考える仕事なので、着実に目標へ近づいていると感じます。今目指しているのは“社長の右腕”になること。最低でも10年以内には、経営の根幹を担うポジションで夢を現実にしていたいですね。 企業情報 ■ユニ・チャームの企業情報
トップカンパニーで活躍する若手社員を大調査! ミレニアルズの「仕事図鑑」世の中には、ありとあらゆる仕事がある。各職種ごとに、どんな楽しさ、大変さがあるのだろうか。トップカンパニーで活躍するミレニアルズに 、仕事内容や日々のワークライフについて教えてもらった。自分がやりがいを感じられる仕事とは何か、どんな成長を望むのか、自分の仕事観を知るヒントにしてみよう。 株式会社日本政策投資銀行 大学時代に留学し、外から日本を見て改めて自国の魅力に気付いたという田野崎さん。「日本に貢献できる仕事がしたい」そんな想いから就職活動を進める彼が日本政策投資銀行(以下、DBJ)に惹かれたのは、短期的な利益にとらわれず、社会全体にとっての価値を追求する同行の姿勢に共感したからだ。 「『日本のために......』といった青臭い話を、何歳も上の職員が真剣に聞いてくれたのはDBJだけだったんです」 実際、DBJでは営業でも上司から数字の話はされないという。顧客や社会のためになることであれば、若手の意見もスピーディーに実行される。若手を信頼して早期から裁量を与えるのも同行の特長の一つだ。田野崎さん自身も取引先の経営層との交渉を入社3年目から主担当として任されたという。5年目にはロンドンに駐在し、欧州全土でビジネスを展開する大企業を担当。8年目の現在は売上高1兆円規模の企業も一人で担当している。 「現在は、大手の私鉄企業を複数社担当していて、融資はもちろん、沿線価値向上のため都市開発や新規事業の支援も行っています。事業計画が固まらない段階からご相談いただくことも多いんですよ」 日本の発展にダイレクトに貢献する。そんなスケールの大きい仕事を20代から自分の裁量で動かせるのがDBJならではの醍醐味だ。 Q.入社後、自分の成長を感じたのはいつ? A.入行3年目に、初めて主担当を持ち、経営層のアポ取りから一人で行ったとき 入行3年目のとき、広島の支店に配属されたのですが、いきなり主担当を持ち、自分の裁量で案件を動かしていくことになりました。社長や常務に直接アポイントを取り、その後の進め方も全て自分次第。背負う責任の重さに対し、常に緊張感がありましたが、この1年で大きく成長しました。 Q.今の仕事をして伸ばせるのはどんなスキル? A.大型案件の成功に欠かせない高度なリサーチ力 案件成功の鍵を握るリサーチ力が身に付きます。数年前、某海外事業者さまから「最新鋭の船舶を買うので相談したい」と連絡を頂きました。企業や業界のリサーチ、現地調査も行い、数十億円規模の案件化に成功しました。 Q.この仕事の難しさって何だと思う? A.多様な業界のトップと対等に話せる知識をインプットすること 若いうちから多様な業界のお客さまと対等にわたり合うため、幅広い専門知識が必要となります。社長や常務など経営層の方々と業界の話をすることも多いので、さまざまなリソースを駆使して情報を得ています。 Q.この職種に向いてるのはどんな人だと思う? A.業界や企業に対し前のめりになる「好奇心」や「探究心」がある人 案件を成功に導くためには、綿密な準備と戦略が不可欠。どんな技術が今後伸びるか、お客さまの業界で話題になっていることは何かなどを常に考えながらニュースを見ています。好奇心・探究心がある方には楽しい仕事です。 Q.人生を充実させるために大切にしている時間は? A.休日は仕事のことは一切考えない リフレッシュするとアイデアが湧く 休みの日には、大学時代に熱中していたビーチラグビーのOBチームに参加し、汗を流しています。仕事で煮詰まっていても、週末に切り替えることで新たな視点で考えられることも多く、リフレッシュの大切さを感じています。 Q.これから挑戦したい仕事や目指すキャリアって? A.アジア圏に関わり、その考え方に触れ、日本の発展のために生かしたい 入行当初は、「日本のために日本で働きたい」と思っていたのですが、今は海外にも目を向け、良いとこ ろを日本に取り入れたいと考えています。今後、アジアは中国を中心にビジネスが動いていくことが予想されますので、近い将来、その考え方やノウハウを日本に還元したいです。 企業情報 ■日本政策投資銀行の企業情報