こんにちは!type就活インターン生の松本です!
今回は「金融業界」とは何かを簡単に解説します!
金融業界の業界研究をしたい方は、必見です!
【業界研究をしていないと、ESが書けない!?】
私は理系院生なのですが、最近は色んな企業のインターンシップESについての話題が多くなり、25卒就活もいよいよ本格化してきたなあと思いつつ、私も例外なくESに四苦八苦しています。
皆さんの周りでも就活関連の話題が多くなり、そろそろ本腰入れなきゃ、と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし自分がどの業界に行きたいのかもわからないし、まずどんな業務があるのかそもそも知らないという人もいると思います。
「志望業界とか特に決まってないけどとりあえず人気企業/業界にES出してみようかなあ」と思っている人が最初に当たる壁はESの志望動機です。自分が本当に行きたいと思っている企業でないと全く文章が書けないし、ネットで調べてもなんか薄っぺらい内容になってしまいがちです。
そういった方に行っていただきたいのが業界研究/企業研究です。
興味が持てない原因は圧倒的な知識不足が根底にあることが多いと思います。
そこで今回は就活生に継続的な人気を誇る金融業界について解説していきます。
この記事から金融業界の業界研究をすすめ、理解を深めていただけたら幸いです!
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そもそも「金融」というのは、
お金がある人が、お金を求めている企業や個人に貸し出すことを意味します。
この金融、すなわち貸し借りを直接行うことを「直接金融」と言います。例えば友達にお金を借りることは直接金融です。
一方で、このお金の貸し手と借り手の間に第三者として仲介役が入ると「間接金融」と定義されます。
さて、金融業界と一口に言ってもさらに多くの業種に分かれます。
銀行、証券、保険、ローン・消費者金融、クレジットカード、リースなどです。
銀行は間接金融の代表例です。
間接金融とは貸し手(預金者)と借り手(融資先)の間に仲介役が入り、資金をやり取りすることです。
「融資先からの利息‐預金者への利子」が利益であり、他銀行・商品との差別化が難しいことから“人が商材”とも言われます。
銀行業界は幅広く、その中でもメガバンク(都市銀行)、地方銀行、信託銀行、信用金庫などに分かれます。
メガバンク(都市銀行)
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、
みずほ銀行
地方銀行
ふくおかフィナンシャルグループ、コンコルディア・フィナンシャルグループ、めぶきフィナンシャルグループなど
信用金庫
京都中央信用金庫、城南信用金庫、岡崎信用金庫など
信託銀行
三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行、
みずほ信託銀行など
政府系金融機関とは、日本国内の経済発展や中小企業の活動支援といった目的を達成するため、政府によって設立された銀行です。
出資金の多く、または全てを政府が出していることから政府系金融機関と呼ばれています。
政府系金融機関は
日本政策投資銀行、日本政策金融公庫、国際協力銀行(JBIC)、商工組合中央金庫、沖縄振興開発金融公庫
の5つです。
証券会社は、株式や債券のような金融商品を取引するための窓口としての役割を果たしています。
株式取引の仲介が例として挙げられます。
「株式」とは簡単に言えば株式会社の所有権を分割したものです。
企業の株式を持っている人は
(1)企業の重要な決定に参加する権利
(2)配当を受け取る権利
(3)企業離散時に残った財産を受け取る権利
を得ます。
企業は事業の発展や規模拡大を目的として大規模な投資を行うために株式を発行します。発行された株式は投資家が購入し配当金などを得ます。
証券会社にも大手から中堅、外資系にネット証券などそれぞれに違いがあります。
●大手(五大証券)
野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJ証券
●外資系
ゴールドマン・サックス、J.P.モルガンなど
●ネット
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券など
業務内容は主に3つあると言われています。
(1)リテール業務、(2)投資銀行業務、(3)リサーチ業務です。
(1)リテール業務
個人や法人の投資家に対して有価証券の販売を行う仕事。自社講座を作ってもらうことで利用機会を増やし、株式などの購入を促すのが役割。
(2)投資銀行業務
企業を支えるアドバイザーとしてM&A、IPO(株式公開)、資金調達のサポート等が主な内容。
(3)リサーチ部門
将来的に売れそうな株式や金融経済に関する調査を行い、分析することが主な内容。このリサーチをもとにリテールは営業活動を行う。
一口に保険といってもさまざまな種類があり、企業によって扱っている保険商品が違っています。
メジャーなのは生命保険や火災保険、自動車保険などの損害保険であり、これらの商品を扱う大手企業は多く存在します。
また、基本給与が高いことに加えインセンティブ制度が豊富な企業も多く、頑張り次第で収入が増える仕事と言えます。
代表的な企業は、かんぽ生命、第一生命、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、日本生命保険相互会社、SOMPOホールディングス等があります。
金融業界は全体的な給与水準も高く、就活生に人気な企業となっています。
特に外資系証券会社や一部の政府系金融機関などは採用人数も少なく、その分内定獲得は非常に難しいと言われています。(役員全員と面接し、全員から合格をもらえてはじめて内定、という企業があるとの噂も...)
外資系は独特な選考も多く、対策をしっかりと行うことが重要です。
ES/Webテストで落ちないようにしっかりと詰めていくことはもちろん必須となってきます。
また日系との違いとして、部門(職種)ごとの採用がほとんどであるという特徴があります。
したがって「なぜその部門なのか」といったところまで詳細に話せるようになることが必要です。
ジョブでは実務に近い内容を経験することができますが、ここも関門と言えるでしょう。スーパーデイは外銀特有の選考ですが、上層部の社員(複数)との面談を1日でこなす非常にハードなものとなっています。
日系の金融は他の大手日系企業とほとんど同じフローとなっています。
インターン参加によって優遇や早期選考への案内などもあるので、インターンへの応募をおすすめします。面接が複数回あるため、ガクチカや志望理由などのオーソドックスな質問に答えられるようにするだけではなく、どんどん内容をブラッシュアップしていく必要があります。
いかがでしたでしょうか。
金融業界は、就活生から高い支持を受けており、業務内容や選考フローについての知識が求められます。
私自身、理系院生として金融業界とは縁遠い印象を持っていましたが、業界研究を通じてその魅力を発見しました。
特に金融業界の業界研究を進めるうえで、「どの業界・産業とも密接な関係 / 技術の進展に関わる立場」
が特徴的であり、これにより楽しさや魅力を感じました。
また、理系ならではの技術への知見は金融業界でも活かすことができるのではないかとも感じました!
この記事を通じて、皆様の金融業界への理解と業界研究が深まることを願っております。
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