2024/5/10 更新
EYストラテジー・アンド・コンサルティング

世界150以上の国・地域に拠点を置き、40万人のメンバーを擁するコンサルティングファーム。国内外の優秀な社員とのコラボレーションにより、ストラテジー立案からエグゼキューション(M & A)、トランスフォーメーションまで一貫して企業変革を支援する

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Strategyユニットパートナー 兼
採用統括
早瀬 慶

一橋大学商学部卒業後、スタートアップ企業に就職し同社のIPOを経験。その後、外資系コンサルティングファームを経てEYストラテジー・アンド・コンサルティングに参画。自動車業界を中心に経営戦略策定などに従事

他領域の専門家と連携し
社会課題の解決だけでなく
その先の希望まで提示する

生成AIに象徴されるように、テクノロジーの急速な進化は、ビジネスの概念を大きく変えつつあります。私の専門であるモビリティー領域を例に挙げると、今までのデジタルテクノロジーの活用は、製造の自動化、オンラインでの売買、チャットボットによる自動会話など、生産性の向上を目的としたシステム活用が中心でした。しかしテクノロジーの進化によって、「人間よりも豊富な情報を有し、ユーザーの特性を把握しているAIが外れのない商品を作る方がよいのでは?」など、商品企画、製造、販売などの既存のバリューチェーンに大きな変革が起きつつあります。半導体製造会社やバッテリーメーカーに加え他業界からの新規参入者など、自動車に関わるプレーヤーの主役の顔ぶれが代わる中、自動車業界もAI起点のビジネスモデルを考えていかなければなりません。

これらはあらゆる業界で見られる現象です。であるとすれば、我々コンサルティング業界もテクノロジーを熟知し、また活用していくのは当然です。お客さまと同様に、またそれ以上にAIをはじめとするテクノロジー起点で自分たちのビジネスをアップデートしなければならないでしょう。

EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)では既に、お客さまと共にテクノロジーを活用し、世界中の情報にリーチできるAIはなぜこのアイデアを出したか?コンサルタントの提案と何が違うか?などさまざまな気付きを得ながら取り組みを進めています。一方で、我々に求められる、解決すべき課題のハードルは上がり続けています。企業の経営者はもちろん、自治体や国も「社会を、地球をどうすべきか」という難易度の高い課題と向き合っているのです。かつて求められていたのは、特定の業界やお客さまに精通し、海外の事例に詳しいコンサルタントでした。しかし今は違います。グローバルかつ長期的な課題に取り組むには、全てのステークホルダーにWinをもたらす高い視点が必要です。加えて、専門領域を持ちながらも、変化に合わせて自らをアップデートし、異なる領域の専門家たちとチームを組んでオーブンに課題解決にあたるマインドセットが必要不可欠でしょう。

組織が掲げるパーパスを自分事として語り
行動に落とし込める社員が集う企業を選択する

EYSCでは「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」というパーパス(存在意義)を掲げています。EYSCのコンサルタントが社会課題にアプローチする上で、判断基準、行動基準にしているのがこのパーパス。長期的に目指すべき世界をつくりあげた上で、近い将来の業界像を描き、お客さま一社一社の経営課題の解決に乗り出すのです。新人は研修を経て、各業界の専門家が集まるプロジェクトに配属されます。先輩たちと日々仕事を進める中でおのずと視点が高まっていくでしょう。

また、新人だからこそ期待される役割もあります。それは自らの属性を武器に意見を発信すること。20代前半の男性として、海外で教育を受けた社会人1年目として……というように、10年、20年と経験を積んだ先輩たちにはない視点で「こういう社会をつくりたい」「こうやって変えていきたい」と発信する。EYSCでは新人でも高い視座を持つプロとして重要な役割を任されているのです。コンサルタントにとって必要不可欠となるオープンなマインドを養う上でも、多様な専門家と連携するシーンが豊富なEYSCの環境。自分の専門領域を核に持ちながらもそこに閉じこもらない働き方が、EYSCではスタンダードなのです。

私がEYSCの人材育成の成果やパーパスの浸透を実感したのは、2年目のコンサルタントの活躍を目にした時です。彼女はオンデマンドや自動運転をベースにした、山村でのサステナブルなモビリティープランを考案。アイデアを実現させるため、山村に何度も足を運び、現地の方々にヒアリング。自治体、学校、農家、医療従事者など、さまざまな方面から情報を収集し、解決すべき課題を整理。地域住民の協力を得てプロジェクトをスモールスタートさせました。

最も感心したのは、課題の解決方法だけではなく、課題を前提にしながら「明るい未来をつくろう」と希望を提示したことです。課題解決は大切ですが、希望があって初めて人は前に進める。プロジェクトを進める中で彼女はそのことにも気付き、EYSCのパーパスを体現してくれたと感じています。

パーパス経営をうたう企業は多い。ただし、本当に浸透しているのか?その象徴的なプロジェクトは身近にあるのか?学生の皆さんは、そこで働く社員にたくさん質問してみてください。パーパスが真に浸透していれば現場社員が自身の考えや生々しい事例を紹介してくれるはずです。「私もそのプロジェクトに参画できますか?」と聞くのもいいでしょう。そのような対話を通じて、ご自身の人生のキャリアにとって最適な1社目を見極め、選択してください。


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