2024/5/10 更新
PwC Japan有限責任監査法人

日本で監査およびアシュアランスサービスを提供する、PwCグローバルネットワークのメンバーファーム。高品質な監査業務を提供するとともに、知見を活用したブローダー・アシュアランス・サービスを通じて社会の重要な課題解決を支援する

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ガバナンス・リスク・コンプライアンス・アドバイザリー部
上席執行役員パートナー
高木和人

監査法人で会計監査や内部統制評価を担当。国内外にて、国際税務、経営計画、グローバル内部監査業務も経験。現在はクライアント企業に対して、ガバナンス・リスク・コンプライアンス態勢の高度化の支援に従事

高い専門性を掛け合わせ
柔軟に解決策を生み出す
創造的思考の持ち主

生成AIの誕生や普及が進む現代において、大量のデータを分析・活用することは容易になりつつあります。これまで課題抽出を担っていたコンサルタントの業務の一部も、表面的な課題であればクライアント自身が洗い出せるようになっていくと考えられます。それに伴い、コンサルタントの役割にも変化が生じてきています。ではどのように変化したのか。それは、情報収集や分析だけではなく、多角的な面からビジネスの本質に迫り、そこに潜むリスクをコントロールしながら課題の根本解決につなげるということです。

私たちPwC Japan有限責任監査法人(以下、PwCJapan監査法人)は、企業ガバナンスに関する専門知識を活かして、企業に信頼を付与することを目的としたリスク管理などのアドバイスを提供してきました。前述の通り、誰もが多くの情報を分析できるようになった現代では、これまで重宝されてきた豊富な専門知識や分析力を持つ人材は、その強みだけで価値を発揮することが難しくなってきています。資料整理や書類の作成業務は、AIにより圧倒的短時間で実現でき、属人化しがちだった専門知識はテクノロジーにより比較的容易に引き出せるようになってきています。これだけを聞くと「人」に関してネガティブな情報のようですが、視点を変えれば、事務作業に費やしていた時間を、アイデアの発想に割けるようになったということです。テクノロジーが進化したからといって、クライアントの課題が全て解決するわけではありません。むしろ課題は複雑化し、また高度化しています。このような時代に今求められているのは、テクノロジーに代替された知識や分析力を活用しながら、情報を応用できる創造的思考を持つ人材に他なりません。応用と創造、この能力を身に付け、磨くためには、さまざまなバックグラウンドを持った人材が集まり、異なる特性と意見を融合させていく環境が重要になります。PwC Japan監査法人は、メンバーファームとOne teamとなり、強固に連携を図っていく方針がありますので、PwC Japanグループにおいても、監査やコンサルティング、アドバイザリー、税理士法人、弁護士法人など、各社の専門性を掛け合わせてシナジーを発揮することが可能になります。さらに監査法人だけを見ても、在籍している人材は会計士だけでなく、弁護士、事業会社、官庁出身者、金融機関出身者など多彩です。多様な人材が協働することで、複雑な課題に対してソリューションを生み出せるPwC Japan監査法人の体制だからこそ、将来の強みになる創造性を養えるのです。

多彩な専門性と視点を兼ね備えた
ダイバーシティな環境

PwC Japan監査法人は、リスクコントロールを強みとした、いわば「守り」が特徴だと思われがちですが、企業価値の向上に資する「攻め」にも力を入れています。これは市場環境の変化やテクノロジーの発展により、ここ数年でPwC Japanでも意識されるようになりました。潮流が大きく変わる中でも活躍できるのは、複雑化する社会に柔軟に適応でき、新たなソリューションを創造できる人材だと実感しています。そうした人材がクライアントから信頼を獲得していくはずで、これらのスキルは、机上の学習だけでは身に付かないと私は考えています。習得の鍵となるのは、多くの専門家と協働する経験をひたすら重ねること。難易度の高い課題に共に取り組む中で、自分にはないさまざまな視点を知り、あらゆる角度から物事を捉えるすべを身に付けることが重要となります。例えば弁護士という法律の専門家の深い視点や、戦略の立案にたけた人の高い視点、M&A業務に強みを持つ人の広い視点などです。各専門家が持つ専門知識はもちろん、多種多様な思考や課題の捉え方を自身に取り入れることができれば、それぞれの専門性を掛け合わせた革新的なアイデアを生み出すことにつながると思います。

より多くの協働経験を得るためには、決して受け身な取り組み方ではなく、主体的に周囲の専門家と情報交換をしていく姿勢を持つと良いでしょう。あらゆる専門家がそろうPwC Japan監査法人なら、自身の行動力次第で多くの専門家と入社1年目から関わることができます。プロジェクト以外のメンバーへの質問や息抜きの合間の交流なども、視点を広げ知識を養う重要なファクターとなるはずです。

時代背景や私の経験を踏まえて、学生のみなさんにアドバイスをするならば、学生時代には自身の専門性を高めるための学びだけではなく、積極的にさまざまな人と関わり、難しい問題を一緒に乗り越える経験を積むと良いと思います。社会人になる前でも、多くの人と協働する経験はできるはずです。多様な考え方に触れて自身に取り入れることで、現代のコンサルタントに求められる創造的な思考が醸成されます。定型の考え方や働き方にとらわれない、創造的な人材を早い段階から目指すことこそ、活躍への近道になるでしょう。