2019/10/25 更新 EYストラテジー・アンド・コンサルティング

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超AI時代に企業はどう備えるか
経営者たちの課題と挑戦
Society5.0の実現を目指す「AI戦略」を国が発表した。 産業分野におけるAI化の促進や、AI人材の育成がさらに加速していく見込みだ。 そんな中で、企業を取り巻くビジネス環境はどのように変化し、それに対してどのような打ち手が必要となるのか。 経営層が持つ課題意識や、今後のビジョンを知り、各社の企業理解を深めよう。

EYストラテジー・アンド・コンサルティング

EY Japan Regional Leadership
Teamメンバー
代表取締役社長
近藤 聡氏
早稲田大学卒業後、外資系コンサルティングファームに入社。自動車業界を中心に、企業戦略、オペレーション改革、海外展開戦略の策定・実行支援など、クロスボーダーを含むプロジェクトを数多く手掛ける。2010年、同ファームの日本代表に就任し、数々のグローバル規模のプロジェクトを動かしていく起点となり活躍。20年10月から現職。現在は、EYストラテジー・アンド・コンサルティングに籍を置きつつ、グローバルマーケットの中でも、日本を重要な経済拠点としているEYグローバルにおいて、Japan Leadership Teamメンバーの一員として、EY Japanの成長にコミットしている

AIの台頭は、伝統的なプロフェッショナルの地位に破壊的な影響を与えると思います。
プロフェッショナルの定義はさまざまですが、ここでは、「ある学問的な体系に裏付けられた高度な技能によって、依頼人の課題を解決し、報酬を得る人」としましょう。なぜAIが台頭すると、プロフェッショナルが破壊的な影響を受けるのか。それはプロフェッショナルの技能は体系化され、再現可能性を前提としているがゆえに、AIへの代替可能性が高いからです。

六法全書を端から端まで暗記している弁護士がいたとしたら、その人の記憶力は大変素晴らしい。あらゆる病を癒やす術を記憶している医師も同じでしょう。 しかし、AIの進歩は、やがて伝統的なプロフェッショナルの重要な技能である専門的な知見を広く一般に開放します。もはや情報の記録や検索、提案に関しては、人間よりもAIの方がはるかに優れているのは、疑いようがない事実です。つまり体系化された技能だけでは、いずれAIに代替されてしまってもおかしくない状況が迫っているのが、伝統的なプロフェッショナルの世界と言えます。

翻って経営コンサルタントはどうでしょうか。経営コンサルタントも経営学という学問を背景としたプロフェッショナルな職業の一つですから、やはり、AIに代替されてしまう存在なのでしょうか。

あくまでも私見ですが、われわれ経営コンサルタントがプロフェッショナルの背景としている経営学は、一定の再現性があるとはいえ、法律の運用や薬剤の処方とは異なり、経営の環境や因果が非常に複雑に絡み合っているため、ある会社でうまくいった取り組みを、同じ悩みを抱える他の会社にそのまま適用しても、うまくいくことはほぼありません。コンサルタントは、その再現性の難しさゆえに、代替性が効きにくいと思います。だからこそわれわれは、常に新しい力を身に付け、臨機応変にアウトプットを変える力、根本的な思考法を鍛えます。

AIがわれわれの仕事のあり方を大きく変えるのは確かです。しかし、AIの能力が人間を超えるとされるシンギュラリティが到来しても、コンサルタントの価値がAIによって置き換えられることはないのではないか。少なくとも現時点ではあまり実現性は高くないでしょう。

インターナショナルな環境で成長期を駆け上る体験を



しかし、その一方で、従来のコンサルティングファームが行ってきた“仮説・検証アプローチ”から、安価かつ短期導入が可能な最新のテクノロジーを利用した“実験・実証アプローチ”への変化があるのも事実です。そのためには、データサイエンスやデジタルテクノロジーに関する高度な知見が不可欠です。

かつてプロジェクトチームを構成するメンバーは、スーツ姿の経営コンサルタントが主でしたが、今では、Tシャツにジーンズ姿のITエンジニアやデータサイエンティストたちと共に、仮説から実装、検証までのプロセスを高速で回転させる、アジャイル的なアプローチで、経営課題を解決することが当たり前になりつつあります。

かつてわれわれがプロジェクトの最後に納品するのは、精密な調査と仮説に基づいた提案書でしたが、現在ではアルゴリズムや数式、分析されたデータそのものということも珍しくなくなりました。今後、経営コンサルティングファームは、デジタルの専門家やデータサイエンティストなどの、多彩な才能を集め、課題解決にあたる能力がより強く求められるようになるでしょう。また、そのような才能を持ったタレントはグローバルのどこにいるか分かりません。そのため、グローバルな視野を持ち、プロデュース力に優れた人物というのが、これからの経営コンサルタントのロールモデルになるはずです。

EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)は、2017年のEYジャパンの組織再編によって生まれた、非常に若い組織です。現在、社内の布陣を整えるため、経営コンサルタントをはじめ、多様な才能を持つ人材の獲得に取り組んでいます。また、EYSCは、EYグローバルとの距離も近く、日常のミーティングの多くが英語で行われるなど、インターナショナルな環境で自らを鍛えたい方にはとても魅力的な職場です。

おそらく皆さんが大学を卒業するころには当社の状況はさらに大きく進展していると思いますが、ビッグ4に数えられるファームの中で、一番早く成長の階段を駆け上っているという状況は変わらないでしょう。EYSCは、組織が比較的小さいぶん、若いメンバーに積極的に仕事を任せ、重要なポストで経験を積ませる環境があります。

EYの理念は「Building a better working world」。短期的利益の大きなプロジェクトと、社会的意義のあるプロジェクトという二者択一を求められるケースがあれば、後者を選ぶ社風があります。より良い社会を共に築いていく志を持った仲間を今後も求めていきます。

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