世界最大級の会計事務所であるデロイト トウシュ トーマツ リミテッドのメンバーファームの一員であり、日本の「四大監査法人」の一つである有限責任監査法人トーマツ。近年、サイバーセキュリティや、ビッグデータ・AI等を活用するアナリティクスに監査法人の知見が期待されている他、会計・財務やビジネスリスクに係るアドバイザリー業務へのニーズも旺盛で、サービス強化を担う新卒採用にも拍車がかかっています。
インターンシップは、ビジネス系、テクノロジー系の2分野、各3つのテーマで構成。ビジネス系では、会計・財務、ビジネスリスク、パブリックの3テーマ、テクノロジー系ではシステム監査・システムコンサルティング、サイバーリスク、アナリティクスの3テーマに分けて実施します。3日間のプログラムでは、初日の講義によりアドバイザリー業務の理解を深めたうえで、4名から6名でチームを組み、コンサルタントのサポートを受けながらワークショップを進めていきます。最終日にはトーマツのパートナーにプレゼンテーションを行います。
監査法人として経済社会の発展と誠実に向き合う中で、アドバイザリー事業本部が掲げるモットーは、「企業の価値向上と持続的成長を支援する」こと。一般的な戦略コンサルタントとの違いは、企業の短期的成長だけでなく、制度理解や規制環境を踏まえて、企業の持続的成長を見据えた提言を行うことにあります。そのため、当法人のインターンシップ最大の特徴は、コンサルタントが持つマクロな視点や考え方を学べることです。
クライアントの事業発展のために、さまざまな角度からリスクを洗い出し、あらゆる可能性を検討します。例えば、日本企業の海外進出における課題と対策提案であれば、法律や制度に加えて文化・慣習の違いによるリスクや、ITガバナンス、セキュリティリスクなど、考え得るリスクを体系的に抽出し、その課題を一つずつ解消していく。さらには、その解消策が各国の制度や規制に適合しているのかを検討して提案を行います。
単にゴールを設定して仮説検証を行うより、はるかに膨大な思考量と客観性を要します。だからこそ、ワークショップではコンサルタントに何度も質問を重ねることが大切。コンサルタントの思考量と情報収集量、分析量、ワークの進め方、考え方など、その一つずつのエッセンスを吸収していただきたいと思っています。質問攻めにするくらいの姿勢でインターンシップに参加すれば、当法人ならではのマクロな視点を持つコンサルタントのナレッジを体感できるでしょう。
ワークショップの最後には、学生にとって貴重な経験となるプロのコンサルタントによる模擬プレゼンテーションの時間を設けています。自身の提案内容に対して、コンサルタントが本気で取り組む生のプレゼンテーションの姿を目の当たりにすることで、その違いを実感してください。