2021/9/3 更新 Deloitte Analytics(有限責任監査法人トーマツ)

【トーマツの若手職員×マネージングディレクター】デロイトアナリティクスでの若手の成長とは?

  • 有限責任監査法人トーマツ

アナリティクスに関する専門組織専門家集団「デロイトアナリティクス」。その活躍のステージは幅広く、多様な業界、あらゆるビジネス領域を対象に、アナリティクスを活用したサービスを提供している。その現場では、若手スタッフも多く活躍しているという。

そこで、2019年、2020年に有限責任監査法人トーマツに入社した若手職員2名に、マネージングディレクターがインタビュー。具体的な仕事内容ややりがい、目指すキャリアの方向性を聞きました。

ジュニアスタッフ 小谷尚太郎氏(2020年新卒入社)【写真左】

スタッフ 多知裕平氏(2019年新卒入社)【写真中央】

有限責任監査法人トーマツ マネージングディレクター 森孝志氏【写真右】

メンバーのバックグラウンドは多岐にわたる

:デロイトアナリティクスにはグループ横断で全世界20,000名の専門家が従事していますが、メンバーのバックグラウンドはさまざまです。私は会計監査の出身ですが、データサイエンティストや研究者として活躍してきた方もいます。お二人は新卒入社ですが、学生時代は何を学んでいましたか?

小谷:経営工学で修士課程まで学び、人の矛盾する意思決定を機械学習で予測する研究に取り組んでいました。そのためデータサイエンスにはもともと親しみがあり、就職活動ではコンサルティングファームのデータ分析の専門組織やメーカー、クラウドベンダーなどいろいろ見て回りました。

メーカーの研究職と最終的に少し悩みましたが、決め手となったのはデロイト トーマツ グループとしての幅広さです。監査やコンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリーなど、高い専門性を有する人たちが集まり、さまざまな専門家と協業できる。多様なものの見方、考え方に触れ、面白いシナジーが生まれるのではないかと思いました。

多知:私は学生時代に物理学を専攻し、コンピュータシミュレーションを使って、ナノレベルでアルツハイマー病がどう発症していくのか、そのメカニズムを解明する研究に取り組んでいました。

大学院の博士課程まで進んで、当時からアカデミックな知見を実際に世の中の役に立つ形で生かしていきたいと考えていました。周囲には研究を続ける人も多かったのですが、研究室に閉じこもって、論文の形でアウトプットをするよりも、実際の社会課題に取り組んでいきたい思いがあったのです。

そう考えた時に、アドバイザリーやコンサルティングを提供する組織であれば、事業会社のように特定の事業領域にとらわれることなく、広く社会と接することができるのではと思いました。

その中でも、デロイトアナリティクスはデータ分析やAIのようなアプローチを武器にした組織であることに加えて、R&D部門を持っていたのが魅力でしたね。テクノロジーは日進月歩なので、会社の中でも最先端のアプローチを探求できる機会があるのはいいなと思いました。

目的はデータ分析ではなく、企業の課題を解決すること

:お二人の現在の仕事内容を教えてください。

小谷:社内の会計監査チームに対して、データ分析のソリューションを提供するのがメインの仕事です。実はもともと会計の知識はほとんどありませんでしたが、入社後に勉強し、会計士の方々と協業していく中で、少しずつポイントがつかめてきました。

小谷:会計の専門家の知見と、アナリティクスをかけ合わせることによって、より良い提案に結びついたり、高度な論点を検討できるようになったと言ってもらえたりするのがうれしいですね。

:小谷さんは自ら手を挙げて、R&Dにも携わっていますよね。

小谷:そうですね。社員のメンタルケアや健康経営の観点から、精神医学に関する研究を行っています。アナリティクスを用いて行動分析などを行い、精神疾患の分類に役立つ指標を発見しようとしています。

私は2020年入社で、コロナ禍でほとんどリモートワークでしたが、入社半年くらいの頃にオンライン上の朝会でこうした研究が行われていることを初めて知りました。最初は見学のような形で、話を聞いたりしていたのですが、次第に「小谷さんも研究テーマを持ってやってみましょう」という話になり、上司とも相談して20%くらいの時間を使ってR&Dに携わることにしました。

:デロイトの風土として、チャレンジしたい人には積極的に成長の場を与えますからね。

多知:私も今担当しているプロジェクトは、自ら有望なテクノロジーを提案して、マネジャーと一緒に新たに立ち上げたサービスです。「マテリアルズ・インフォマティクス」といって、化学メーカーの研究開発でデータ活用をすることによって効率的に新しい素材や材料を発見するためのテクノロジーを扱っています。

多知:クライアントが抱える課題を解決するデータ分析のアプローチを提案するのですが、単にデータ分析のツールを提供するのではなく、重要なのはクライアント自身がそれを自らの武器として使いこなせるようになることです。それによって、化学メーカーの研究開発を変え、結果として企業の価値向上につなげていくことができます。

今はまさにクライアントの研究者の方々がこの武器を使いこなして成果を出し始めており、手応えを感じているところです。

:それはとても重要なポイントですよね。専門家集団といっても、デロイトアナリティクスは分析官ではありません。分析した結果を提示すればいいわけではなく、あくまでもプロフェッショナルとしてクライアントの課題解決へと結びつけていくことが大切です。

小谷:やはり企業の、または社会の課題を解決することを見据えながら研究していくことは、学生時代との大きな違いですね。常に課題意識を持って、大きな視点で本質をとらえていくことが求められていると思います。

若いうちから主体的にキャリアを築ける環境がある

:最後に、お二人のこれからの目標は何ですか?

小谷:引き続きクライアントの課題をとらえた分析・ソリューションを提供することと、研究の成果を対外的な場で発表したいと思っています。また入社2年目になって、今はバディとして後輩のサポートを行っています。これまで自分が学んだことを生かして、チームに貢献できるように力を尽くしていきたいと思います。

:小谷さんが話してくれたバディは、1〜2年先輩の職員が後輩の日常的なサポートを行うバディ制度のことですね。

:他にデロイト トーマツでは若手育成制度として、新卒入社後3カ月の研修でテクニカルな知識やコンサルタントとしての基礎を固め、業務に入ったあとに、育成責任を持つ上司がコーチとしてつく仕組みも用意しています。毎月面談を実施し、プロジェクトでの評価や目標の進捗を確認しながら、1年間の目標や今後のキャリアについて一緒に考える機会になっていますね。

小谷:あとはクライアントが自走できるように、寄り添っていくことが大切だと思っています。クライアントから求められているのは高度な分析とは限らず、それ以前にデータが整理されていないということも珍しくありません。データを整理するところからサポートするのも、デロイトアナリティクスが提供できる価値だと考えています。

:ちょうど小谷さんとは会計監査の大きなプロジェクトを一緒にやっていますが、1年目から活躍していただいています。会計監査というのは、社会インフラを支える公共性の高い業務で、一企業の課題だけでなく、社会全体の課題に携わっていけます。これからは会計監査もどんどんデータドリブンになっていきますので、ぜひこの新しい流れを牽引していってほしいですね。

今後の目標について、入社3年目になる多知さんはいかがですか?

多知:私はマテリアルズ・インフォマティクスを、いかにクライアントの企業価値向上につなげていけるかを考えていきたいですね。現場研究者レベルではうまく使いこなしていただけるようになってきましたが、企業の武器として生かすことができるように、もっと組織レベルでの変化につなげていきたいと思っています。

:多知さんはマテリアルズ・インフォマティクスという分野を自ら開拓してきました。この分野の第一人者としてさらに突き進んでいってくれることを期待しています。

多知:やはり自分の軸を持つことは大切だと思っています。やりたいことはどんどん任せてもらえる会社なので、主体的にキャリアを築いていきたい人には良い環境ではないでしょうか。

:デロイトアナリティクスは、企業のあらゆる領域でアナリティクスを活用したサービスを提供しているので、いろいろなチャンスがあることは間違いありません。

多知さんが話してくれた通り、若いうちから仕事を任せますので、イニシアチブを取って動ける人にとってはきっと楽しい環境だと思います。その上で、多様な人と連携していける人に、ぜひ仲間になってもらいたいですね。

企画・編集/天野夏海 取材・文/瀬戸友子 撮影/竹井俊晴

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