2023/4/07 更新
アビームコンサルティング

表面的な情報のみにとらわれることなく
クライアントが抱える根本課題を的確に読み解く

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デジタルプロセスビジネスユニットFMCセクター
コンサルタント
道本千尋

学生時代、岩手県陸前高田市やネパールといった地震の被災地でフィールドワークに参加し、企業が行う社会貢献活動の影響力の大きさを感じる。2020年新卒で入社し、企業のESG(環境・社会・ガバナンス)活動を支援するサービスに従事

大学在学時、私は被災地でフィールドワークを経験しました。現地の方々と対話する中で知ったのは、復興支援における企業が果たす役割と影響力の大きさです。この経験から、企業の社会貢献活動やサステナビリティー活動に関わる仕事がしたいと考えるようになりました。就職活動では、より多くの企業の社会貢献活動やサステナビリティー活動を仕組みづくりから支援することができる、コンサルティング業界に興味を持ちました。中でも、特に私の目に魅力的に映ったのはアビームコンサルティング(以下、アビーム)です。社員へのインタビュー記事などを通じ、日系企業ならではの社員を育てる文化や、変革を遂げるまでお客さまに伴走する『リアルパートナー』の理念を知り、深く共感しました。
私が参加したアビームの1dayインターンシップは、問題解決プロセスを学び、現場さながらのケーススタディーにチャレンジする、まさにコンサルタントの仕事が体感できるプログラムでした。現役社員の方々からのフィードバックの中で感じたのは、課題抽出における視点の鋭さです。目の前のデータを読み取ることで精いっぱいだった私に対し、先輩コンサルタントの思考の深さは桁違いでした。データの裏側にある企業の状況を読み解き、「根本課題を十分に検討できているのか」「その課題解決で数年後、クライアントのあるべき姿は実現されるのか」などさまざまな観点から検討する必要があるとアドバイスをいただきました。
インターンシップを通じて一番印象に残ったのは、現役コンサルタントの方々が学生一人一人に対して真摯に向き合い、丁寧に対話してくださったことです。企業理念であるリアルパートナーが、お客さまだけでなく、関わる全ての人に対して体現されていることを実感し、感銘を受けました。

根本課題の解決を図るリアルパートナーとして
将来まで見据えたクライアントの成功に伴走する

私の強い希望により、1年目から大手食品会社や通信会社のESG経営を支援するプロジェクトにアサインしていただきました。議事録や資料の作成、データ分析、スクリプト構築といった業務に従事する中で得た学びはたくさんあります。基本的なドキュメンテーションスキルはもちろん、適切なエスカレーションの仕方、課題解決のためのノウハウなど、数カ月のうちにコンサルタントの素地を培うことができました。右も左も分からない状態から一歩ずつ成長できたのは、先輩や上長の丁寧な指導があったからです。社員の育成に時間を惜しまない風土を、身をもって実感することができました。
私のキャリアの中でも大きな達成感を得たのは、入社2年目から参画した大手保険会社のESG経営推進プロジェクトです。お客さまの問題意識の一つは、災害支援や地域の健康推進への取り組みが、顧客や地域社会などのステークホルダーに認知されていないことでした。そこで私が手掛けたのが、お客さまが全国各拠点で取り組んでいる社会貢献活動に関するデータを収集・管理するシステム基盤の構築です。集約したデータを分析することによって、地域社会への貢献度の可視化を目指しました。
また、お客さま主催の社会貢献活動にも足しげく参加し、活動の実情や組織文化まで読み解くことに努めました。顧客理解の積み重ねにより見えてきたのが、社内コミュニケーションの障壁という課題です。全国複数拠点の多種多様なESGデータを集約するこのプロジェクトでは、部署間のコミュニケーションをスムーズにし、システムに関する共通理解を醸成することができていないと感じました。このようなお客さまの組織風土の課題に切り込むことは、一般的にはためらうことかもしれません。しかし私は、システム基盤の構築だけで満足しては長期的な視点での企業変革は実現しないと考え、社内コミュニケーションを改善する必要性にまで踏み込みました。これは、先輩方の日々の振る舞いから学んだリアルパートナーの精神が、私の中に根付いていたからこその行動だと思います。結果として、深い顧客理解の先にある課題発見と、数年後も視野に入れた提言をお客さまから評価いただき、確かな信頼を得ることができました。
アビームには、若手の頃から裁量の大きな仕事ができ、多様なチャレンジを重ねられるフィールドがあります。この恵まれた環境下で、これまで経験してきたESGデータの可視化・分析に磨きをかけ、より一層サステナビリティー経営の支援に貢献できる存在になることが今後の目標です。

インターンシップは実践形式のケースワーク。架空の企業を題材に、経営課題の抽出や、施策の立案を行った

入社後3年間でより実感!コンサルタントの仕事の本質

大手通信会社に向けて
分析結果を基に施策提示

ESG関連のデータ分析から分析結果の考察、報告、施策検討提案までを一貫して担当。施策立案のためには、緻密な分析や的確な課題抽出が不可欠であることを学びました

大手保険会社の
ESG経営支援を推進

プロジェクトの主担当として、お客さま先に常駐。徹底した情報収集や、コミュニケーションの積み重ねから見えてくる顧客理解の重要性を感じることができました

経営層を相手に
組織風土の改革を提起

継続して、大手保険会社のお客さまをご支援。お客さまの根底にある課題を抽出し、提言。深い信頼関係を築き上げ、時に気後れすることなく課題に切り込む大切さを実感しました


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