2017/9/13 更新 アビームコンサルティング

価値観を揺さぶる留学経験。自己成長が顧客満足へつながる

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「自分らしく働く」ということ
エクセレントカンパニーで活躍する、20代・30代のビジネス・プロフェッショナルたちの就活エピソードと入社後のキャリアをインタビュー。就職活動時、何を目指し、就職先となる1社を選択したのか? また、実際に入社後どんな仕事に携わって成長を遂げてきたのか? そして彼らが見いだした「自分らしく働く」ことの本当の意味に迫る。

アビームコンサルティング株式会社
プロセス&テクノロジー ビジネスユニット ITMSセクター マネージャー
兼 CSRユニット 企画・社会貢献チーム

石田 美和子さん

「複数の選択肢があれば、迷わず難易度が高いものに挑戦をする。それが私のポリシーです」
 自らをそう語るのは石田美和子さんだ。彼女は留学を含む2度の海外生活を振り返り、そこでの経験が現在の仕事のスタンスのベースになっていると話す。

「学生時代の海外生活経験は新たな発見の連続でした。初めて感じる価値観への戸惑いや意思疎通ができないもどかしさ。日本でのやり方は一切通用しません。その状況を打開するため、文化や国籍、年齢の違いに恐れず、体当たりで現地の方と対話を続けました」

 異国の地で主張が対立し、ときにマイノリティーになっても、歩み寄って意思を伝える。常に相手と向き合い、多様性を受け入れる経験の連続が、彼女の価値観を根っこから変えていった。
 この経験から就職活動を通じて石田さんは、世界を舞台に活躍でき、年齢や性別に関係なく挑戦できるアビームへの入社を決めた。

「コンサルティングファームの商品は自分自身。だからこそ常に自己成長が求められます。チャレンジを歓迎し、後押しする風土のある当社なら、私のポリシーを必ず体現できると感じたのです」

昇格後も挑戦の連続、新サービスの立ち上げを経験

 石田さんは、研修後初めて参画したクライアントである大手金融機関を8年間担当した。

「特定の案件をこれだけ長く担当することは当社の中では稀。ですが私は、多くの業界を経験するより、一つのクライアントの問題を解決する中で、領域の専門性を磨くことを優先しました。クライアントに深く入り込み、信頼関係を築き、より責任の大きな役割を果たす。私自身の可能性に気付く絶好の機会の連続でした」

 入社2年目には、新しい壁に自ら挑んでいった石田さん。毎年行われる全社キックオフミーティングで発表されたCSR活動の報告で、社内の社会貢献活動の存在を知った彼女は、すぐに役員に直接参画する意思を伝えた。

「入社2年目の私にとってCSR活動は未知の領域。どのように貢献できるか分かりませんでしたが、不安よりも好奇心の方が勝り、気付けば手を挙げていました」

 CSR活動としてコンサルティングスキルを活かしたプロボノ活動にも注力する一方で、石田さんは自身が参画するプロジェクトにおいてもチームリーダーを任される立場へと成長。プレッシャーを感じながらも、クライアントの真のパートナーとして成果を上げ続けたその姿勢が評価されたのだ。
 入社8年目にマネージャーへの昇格を果たし、着実に存在感を高めていった彼女は、このタイミングで新サービスの立ち上げに中心人物として参画することになる。

「これまでの経験を活かして、コスト削減や生産性向上という経営課題に対し、上司やメンバーと協力して新たな提案を行いました」

 コンサルタントがクライアント先に常駐する通常のスタイルではなく、高い専門性を持つコンサルタントがリモートで支援する仕組みを立ち上げた石田さん。能力が高い人材の複数プロジェクトでの起用を実現させ、時短勤務のメンバーへ柔軟な働き方を示した。顧客ニーズやコンサルタントの働き方が多様化している潮流をとらえたソリューションでクライアントや同社の働き方改革へ貢献した。

「私のキャリアを振り返るとチャレンジの連続でした。前のめりな姿勢で高い壁に立ち向かった数だけ知見が広がる。周囲の人に喜んでもらえる。十人十色のキャリアが広がるアビームには決められたレールなどありません。管理職としてこれからもチャレンジを恐れず私の力がどこまで通用するのか試せると思うとワクワクしますね」

PROFILE
いしだ・みわこ/カタール、カナダでの海外生活経験から、世界への挑戦機会を求めて、2007年にアビームへ入社。入社後に配属されたプロジェクトで様々なポジションを経験。チームリーダーとして消費税対応などのプロジェクトを担当する傍らで、CSR活動で途上国への教育支援を行うなど、多方面で活躍している

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