2023/5/10 更新

インターンシップで体感する

コンサルタントの仕事の本質

コンサルタントとして働く醍醐味とは何か、各社で経験できる仕事や得られる成長はどう違うのか。インターンシップ参加を経て、コンサルティングファームへの入社を決めた先輩たちの体験談をのぞいてみよう。

マネジメントソリューションズ

論理だけでなく感情も大切にしながら
プロジェクトの成功へ導いていく

  • マネジメントソリューションズ
  • インターン
  • キャリア
  • コンサルタント
PM事業本部 PM第一事業部
プロジェクトコントローラー
植村康平

北海道大学大学院で生物学を専攻。2020年修了後、新卒で入社。大手電力会社、大手木材建材商社で10件以上のプロジェクトをPMOとして支援。現在、数十億円規模の複数プロジェクトを統括してマネジメントしている

学生時代、研究やサークル活動に打ち込む中で、組織がうまく機能せずぶつかることや、議論が行き詰まることがよくありました。特に研究では、研究員の個々の能力は世界でも通用するレベルなのに、成果につなげられないのは日本にとって損失だと感じたのです。これをマネジメントの力で解決することが、研究に従事するよりも大きな目標へと変化。そこで、マネジメントに関われる企業へ就職する道を選びました。

就職先の候補に挙がったのは、コンサルティングファームとメーカーでした。ただ、メーカーの場合は管理職になるまでに時間がかかるため、望むキャリアへの近道はコンサルティングファームだと思いました。中でも、私の希望そのものだと感じたのがマネジメントソリューションズ(以下、MSOL)でした。他のコンサルティングファームは、経営や事業の課題にウエートを置く場合が多い中、MSOLはプロジェクト現場のマネジメントに特化していたからです。

私は北海道の大学院に通っていたのですが、MSOLのことをもっと知りたいと思い、飛行機で東京へ飛んでインターンシップに参加。印象的だったのはグループワークです。それぞれの学生が、クライアントの役員、部長、一般社員など、さまざまなポジションの方から話を聞いたという設定で、ヒアリング内容を書き起こした資料をもとにディスカッション。組織の課題を洗い出し、解決策を提案しました。それぞれのポジションの方の思惑が混在した情報を整理しながら課題解決の筋道を立てる作業は、まさに実務そのもの。さらに、クライアントの担当者役の社員から、「あの部署とは一緒に仕事をしたくない」と提案を突っぱねられることも。マネジメントは論理だけでは通用しない、人の感情に左右されるものなのだと衝撃を受けたことを覚えてます。コンサルタントの仕事を、より具体的にイメージできるようになりました。

クライアントへの影響力がない状態から信頼関係を築き
自走できる組織づくりを支援する

企業研究を重ねるうちに、MSOLなら自分の取り組みたい仕事ができると確信。最終面接で代表から会社の展望を聞き、入社の意志が決まりました。今後は複数のプロジェクトを束ねるマネジメントにも領域を広げていくこと、将来的には政府のプロジェクトにも関わっていきたいと考えていることを聞き、会社と共に自分も成長できると感じたのです。

入社後は、大手企業のさまざまなプロジェクトにPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)として関わってきました。発注者側、受注者側とは違った第三者の立場から、プロジェクトのスムーズな進行をサポートするポジションです。プロジェクト状況の可視化や、進行の改善提案などを行う中で痛感したのは、マネジメントは人に動いてもらってこその仕事だということ。入社1年目に担当したのは先輩社員から引き継いだクライアントのプロジェクトだったため、こちらの意見をスムーズに聞いてもらうことができました。しかし、入社2年目になって初めて新規のクライアントを担当した際は、いくら提案が合理的であっても、信頼関係の構築されていない状態では聞き入れてさえもらえなかったのです。信頼を獲得するためには、小さな積み重ねが必要だと気付かされました。毎回、クライアントに対する影響力ゼロの状態からスタートし、最後には組織を動かしていかなければならない。大変なことですが、この仕事の大きなやりがいだと思います。

現在は、複数のプロジェクトを統括するPMOを担当しています。担当した時、発注者と受注者の信頼関係が崩れかけている状態でした。発注者側は納期遅れや対応の遅さに、受注者側は急な追加要望の多さと予算の少なさに、不満を訴えていたのです。それぞれの立場に立てば、どちらの言い分も正しいことなので、感情がぶつかります。私たちは、双方に理解を示しながら妥協点を探り、少しずつ改善に向けて動いていきます。私たちの仕事は、全てがケース・バイ・ケースで、再現性が難しいもの。しかし、だからこそ、私たちの存在意義があるのだと思います。

今後は、人材のモチベーション向上やチームビルディングなど、いちプロジェクトで完結しないマネジメントスキルを身に付けていきたいです。それによって、私たちPMOが離れた後も自走する組織づくりを支援したいと考えています。また、当社には社員からの発信で新規事業を立ち上げるチャンスがあるので、将来的には、かねての目標である大学研究機関のマネジメント強化に貢献したいです。

グループワークでは、リアルなPMO業務を体験。本年度は全国から参加できるよう、オンライン形式でも実施予定

入社後3年間でより実感!コンサルタントの仕事の本質

先輩社員に同行しながら
PMOの基礎を学ぶ

クライアントの課題のヒアリングに挑戦。プロジェクトが進まない原因は、「いつまでに」「誰が」「何を」といった段取りが見えていないことが大半だと分かりました

信頼関係を構築する
難しさと大切さを知る

新人だったこともあり、新規のクライアントとの信頼関係の構築に苦戦していました。会議の議事録を取るなど、小さなお手伝いの積み重ねが大切だと実感しました

関係者全員と向き合い
複数のプロジェクトを統括

発注者・受注者の関係性が悪化していたプロジェクトを担当しました。PMOがモチベーターの役割を担い、両者をフォローすることの重要性を感じました


合わせて読みたいこの企業の記事