一人ではないという安心感のもと
社会に影響を与える仕事ができる
2022年3月に上智大学理工学部を卒業。在学時は、光物理学の研究とダンスサークルの活動に没頭する日々を送る。理系の知見とコミュニケーション力を活かしたいと考え、日本電気へ入社。以来、企業へICTを活用したDXソリューションを提案するフロント営業として活躍している
理系の知識と対話力を強みに
貢献性の高いソリューションを提案したい
理系分野を学ぶ中で、テクノロジーは人の力で成し得ないことを実現できる可能性を秘めていると感じました。そんなICT技術を企業に対して提案できれば、社会貢献につながり周囲の生活も豊かになると考えました。そこで、私のコミュニケーション力を活かせるような営業職を就職先として考え、就職活動を行うようになりました
学生時代は光物理学を学んでいたので、卒業後は大学院へ進学し研究職に就くものだと思っていました。ですが、就職活動が始まり改めて自分の将来について考えた時、本当にそれでいいのかなと思ったのです。自己分析を進める中で、約300人が所属するダンスサークルで培った人間関係を構築する力が自分の強みだと感じ、理系の知識を活かすだけでなく、多くの人と関わる仕事こそ自分に向いていると思いました。それが理工分野でニーズの高いIT業界の営業職を志したきっかけです。
一口に営業職と言っても、企業によって営業スタイルは多種多様。そこで私は企業説明会やインターンシップを通して、働く上で譲れないポイントを二つに絞り込みました。一つ目は、社会への影響力。個人単位で商品を提案するよりも、企業へのサービス提供を通じて、広範囲に影響を与えていきたいと考えました。もう一つは「お客さまとの距離の近さ」です。先述した通り、人と深く関われることが自分の強みだと思っていたので、企業単位で提案する時もお客さまのリアクションを直接感じられる営業スタイルが自分に向いていると感じたのです。ですが、この考えはあくまでも私のイメージに過ぎません。だからこそ、インターンシップでは現職の方と積極的に話すことを心掛けました。業務のやりがいはもちろん、仕事の大変さも聞くことで、自分がその苦労を乗り越えていけるかを想像し、企業を選んでいきました。
近未来的なIT技術を提案して
人々の生活を豊かにできる
そんな私と日本電気(以下、NEC)の出会いは、とある合同説明会。初めはパソコンを販売する企業という印象でしたが、NECが提供する顔認証システムの説明を聞いて、私の心は大きく動きました。テーマパークや空港などの入場ゲートや商業施設のマーケティング分析に顔認証システムが活用されていることを知り、自分の生活圏に影響を与えるようなソリューションを扱えるかもしれないと、ワクワクしたことを覚えています。
NECでは、商材やお客さまの業種ごとに分かれて新規事業を考案する5日間の長期インターンシップが開催されていました。その中に顔認証を活用した新事業の提案ができるプログラムがあり、私は興味のままに参加しました。しかし新規事業となると、その事業がもたらす影響範囲や必要予算まで、学生の想像をはるかに超えた検討事項の数々。お客さまに影響を与えるような提案をかたちにするためには、多彩な視点やスキルが必要だと気付かされました。その難しい課題に取り組む中で支えとなったのは、一学生の私の意見を受け止め、いい視点は褒め、改善点は優しくアドバイスしてくれた先輩社員の存在。この人たちと一緒に社会への影響力が大きなNECの商材を扱える人材になりたいと、強く思ったのです。
入社後は研修期間を経て、産業第三営業グループに配属されました。入社半年後からは全国に広く店舗を展開している大手アパレル企業さまの担当となり、商品の需要予測や顧客データの活用に向けたDXソリューションを提案しています。お客さまはもちろん、NEC社内の製品スペシャリストや業種特化型の営業チームなど、多くの人と関わる仕事です。さまざまな関係者から信頼を得ることの難しさを痛感し、日々試行錯誤を繰り返しています。しかし業務の全てを一人で背負うわけではありません。悩んだ時は、上司や先輩が手を差し伸べてくれるため、常に見守られている安心感のもとで自信を持って業務に取り組むことができます。先を見据えた提案準備や情報感度の高さといった課題はありますが、フットワークの軽さを武器に、先輩社員のノウハウを吸収して社会貢献できる人材へと成長していきたいです。
女性活躍推進の取り組み
育児休暇取得者に向け、復職応援セミナーを開催。会社動向・両立支援制度の周知の他、座談会や仕事と育児の両立を考えるグループワークを実施。男女ともに復職率は、ほぼ100%