2023/9/27 更新
JERA

エネルギー供給の現場と連携し
脱炭素化のため世界初の挑戦ができる

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  • 若手社員
技術系専門職 エンジニア
O&M・エンジニアリング運営統括部
脱炭素技術部 脱炭素エンジニアリングU
主任
大島弘義

名古屋大学大学院工学研究科に在学中、アメリカで3カ月間の寮生活を送り、日本のインフラの利便性の高さを実感。「いずれ海外インフラにも貢献できる仕事を」と、2016年、エネルギー分野の中でも火力発電に特化した中部電力に新卒入社。19年にJERAへ出向、翌年転籍し、現在は既存火力発電所の脱炭素化に取り組んでいる

現在の仕事内容は?
2050年時点で国内外の自社事業からのCO2排出をゼロにする「JERAゼロエミッション2050」を念頭に、エンジニアとして既存火力発電所におけるCO2削減に取り組んでいます。具体的には、主な燃料である石炭へのアンモニア混焼や、LNG(天然ガス)への水素混焼のための基本計画策定・発注・設備設計などのエンジニアリング業務です。われわれはメーカーに発電設備の建設を依頼する発注者であると同時に、完成した設備を動かす事業者でもあるため、稼働時の安全性を図る事前調査や許認可申請など幅広い業務を行います。その中で発電所をはじめとした関係部署や、大手重工企業、化学プラントなど社外とも連携し、検証と実行を重ねていきます。
この仕事を選んだ理由は?
東京電力と中部電力が出資する国内最大級の火力発電設備を持つ会社で、近年注目を集める脱炭素化にいち早く挑戦できるからです。また、中部電力時代に勤めていた碧南火力発電所や、JERAへ出向・転籍後に所属した武豊火力建設所で行ってきた発電・保修、建設、試運転などの経験が活かせることも理由の一つです。発電所の業務はタービン、ボイラー、電気関係など役割が細分化されているのですが、これまでの経験から、その全貌を理解できていることが、今の設備設計の仕事にも活きていると感じます。また、数ある仕事の中からエンジニアを選んだのは、発電に直接携わることができるからです。私は大学院生時代、結晶材料工学を専攻しており、微細な物質を超高圧・高温下で結合させ新しい物質を生み出す研究をしていました。今の業務とは全く違う分野ですが、ミッションに向かって自ら考えを巡らし、実験を重ねていくことに共通性を感じています。
仕事のやりがいは?
私は今、石炭に燃料アンモニアを20%混焼する世界初の実証実験に携わっています。実験を行う碧南火力発電所には国内外から視察が頻繁に入るなど世界的な注目が集まっており、日々プレッシャーを感じますが、今後の火力発電のあり方を変えるような新しい試みに立ち会えていることを誇らしく思います。
仕事の大変なところは?
新技術の確立に携わる設計者として、環境・安全面にも十分な責任感を持って取り組む必要があるところです。実証実験では毒性を持つアンモニアを大量に使用するため、人々の生活に影響が出ないかを他企業と連携しながら注意深く検証しています。また、碧南市の皆さまに安心していただけるよう、積極的な社外発信も大事にしています。
今までで一番印象的だった仕事は?
2023年度末に迫るアンモニア20%混焼実証実験に向けて準備を進める中で、電力供給に関わる関係部署の動きを目の当たりにしたことです。脱炭素化を図る重要な実験を行うとはいえ、並行して生活の基盤である電気を安定供給することは大前提です。電気の需給調整を行う部署と交渉したり、発電所をデジタル的に管理する部署や現場のベテラン社員たちと既存設備への影響を検討したりするうちに、本当に多くの人々の支えがあって発電所が稼働していることを実感しました。また、排ガスに関する環境規定や優先給電ルールなど国の定めた決まりも把握しながら検討を進める中で、改めて安定供給と前例のない実験の両立にハードルの高さを感じています。
仕事を通じてどんな成長ができた?
前例のない事業に取り組み、「自分でゼロから考えて行動する」ことができるようになったことです。関係部署からのフィードバックや過去のデータをもとに話し合いをする際には、自分が最適だと思うことをしっかり論理的に説明することが重要です。まずは、意見に付随する根拠として十分な調査を行い、本当にそれが最適か熟考することも心がけています。
今後の目標は?
まずは、前述の実証実験の遂行と、アンモニア混焼技術の確立です。混焼率20%の実験成功後は、混焼率50%以上の実現を目指し、今後も検証を続けていきます。また、この技術の国内普及にとどまらず、海外のエネルギー需要の増加が見込まれる国々への技術導入にも貢献していきたいです。
自分らしく働ける仕事はどう選ぶ?
はじめに、純粋に何をしたいかを考えてみることが重要です。リクルーター業務を行う中で、大学の専攻と目指している職種が一致しないことを気にする学生をよく見かけます。ですが、大学で学ぶ時間よりも社会人生活の方が圧倒的に長いです。最初にどこに就職するかは、人生において重要なことだと思いますので、選択肢を広げることをおすすめします。

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