2022/5/11 更新
先輩社員46人に聞きました!

仕事で視点が上がった瞬間

多様な仕事、働き方の選択肢が存在する今、納得感のある仕事人生を送るためには「やりがい」や「事業への共感」が欠かせない。では、各社で働く先輩社員はどのようにして「共感できる会社」を選び、働く意義を何だと捉え、その場所でどのような成長を遂げているのか。後悔のない職場選びを成功させるためのヒントを探る

三井住友信託銀行

三井住友トラスト・グループの中核を担い、業界トップの規模を有する信託銀行。日本で最初の信託会社として「社会課題の解決と経済利益の発展」という使命を担い、いつの時代も常に柔軟な商品やサービスを提供

私の視点が上がった瞬間

人材育成は未来への投資だと気付き
常に多角的な視点を意識するように

  • 三井住友信託銀行
  • インターン
  • キャリア
  • 現場社員
人事部 人材育成チーム兼企画チーム
調査役
児玉みずき

早稲田大学商学部を卒業後、2011年に三井住友信託銀行に入社。本店法人業務第一部に配属され、学校法人を中心とした非営利法人の営業に従事。その後、法人アセットマネジメント企画推進部にて資産運用商品の企画に携わり、19年より現職

三井住友信託銀行は、「信託の力で、新たな価値を創出し、お客さまや社会の豊かな未来を花開かせる」という存在意義(パーパス)を掲げ、時代や顧客ニーズの変化に合わせ、銀行、資産運用・資産管理、不動産業務などを融合した多彩な商品・サービスを提供しています。「若手のうちから裁量の大きな仕事に挑戦したい」「さまざまな経験を積み、専門知識を身に付けたい」。その思いを胸に就職活動をしていた私にとって、20代の若い年次から積極的に裁量の大きな仕事を任せてもらえる当社は、まさにうってつけの環境でした。

入社後4年は本店法人業務第一部に配属され、営業として学校法人や国、地方公共団体といった非営利法人向けに、資産運用を中心とした商品の提案を担当。その後は法人アセットマネジメント企画推進部に異動となり、資産運用商品の企画や営業活動推進業務に従事しました。入社1年目から大規模な学校法人や有名私立大学の営業担当を任せていただくなど、いずれの部署においても、入社以前に希望していたように入社間もない頃から裁量を与えていただき、営業の厳しさと面白さを知ることができました。

各部署での業務を経験していく中で新たな気付きを得たきっかけになったのは、2019年の人事部への異動後から手掛けている、社内大学『SuMiTRUST University(スミトラスト ユニバーシティ)』の企画・運営です。『SuMiTRUST University』とは、社員自身が求める専門性を習得できるオリジナルコンテンツ、デジタルテクノロジーやリベラルアーツを学ぶことができる講座など、多種多様な学習機会を提供する学びのプラットフォーム。以前より運営されていた取り組みでしたが、変化する社会情勢や価値観の多様化が叫ばれる現代において、変化に対応しながらお客さまや社会に対して価値を提供すべく、いつでも自由に利用でき、社員一人一人の専門性をより高めていくためのプログラムを提供する必要がありました。このプロジェクトはまさに、0から1を生み出す仕事でした。手掛ける業務は、コンセプトの再定義からコンテンツや講演会の企画構想、社内向け広報活動や当日の運営までさまざま。これまで営業経験が中心だった私にとって、全てが初めての試みだったのです。

三井住友信託銀行の未来、社員に求められる専門性。その実現に向けて、私自身が何をすべきか。それらを深く考えるようになったことで、私が担う人材育成の仕事が、未来に向けた投資であり、お客さまや社会を豊かにするための一歩につながっているのだということに気付くことができたのです。

固定観念にとらわれず
自分自身が柔軟であり続ける

この経験を経て、私は常に、他者視点・多角的な視点を意識して行動するようになりました。『SuMiTRUST University』は、まだまだ発展の余地があるプラットフォームです。私のミッションは、このプラットフォームが社員にとって有益な場であることを理解してもらい、多くの社員が利用してくださる状況を生み出すこと。そのためにはまず、ビジネスの最前線で活躍する社員が、日々何を感じ、どのような学び・成長を求めているのかを理解することが重要だと強く認識しています。

現在私が、学生時代に理想としていた環境で、日々新しいチャレンジができているのは、就職活動時に、あらゆる可能性を信じて、多くの仕事や会社を自分の目で見て確かめてきたからだと思っています。固定観念にとらわれず、自分自身が柔軟であり続けることで、皆さんにとって最適な一社と出会うことができるでしょう。


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