2022/5/11 更新
先輩社員46人に聞きました!

仕事で視点が上がった瞬間

多様な仕事、働き方の選択肢が存在する今、納得感のある仕事人生を送るためには「やりがい」や「事業への共感」が欠かせない。では、各社で働く先輩社員はどのようにして「共感できる会社」を選び、働く意義を何だと捉え、その場所でどのような成長を遂げているのか。後悔のない職場選びを成功させるためのヒントを探る

資生堂

スキンケア、メイクアップ、フレグランスなどの化粧品事業を展開し、創業150年の歴史を持つ。美を通じて世界中のユーザーを幸せにする「ビューティーイノベーション」の実現に向け約120の国・地域で事業を展開

私の視点が上がった瞬間

部署・企業の枠を超えたモノづくりで
関係者全員の連携を意識するように

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Innovation Department
ELIXIR Global Brand Unit, Global Premium Brand Unit
加藤悠太

一橋大学商学部卒、2019年にブランドマーケティング職として入社。『エリクシール』のブランドチームで、日本市場でのプロモーション企画・実施、ベトナムでの新規展開を経験し、現在はファイナンス面から世界全地域のブランド戦略に携わる

モノやサービスに意味付けを行い、消費者に付加価値を伝えるマーケティングの面白さを知った私にとって、職種別採用を行っており、社会人1年目からマーケティング職を選択できる資生堂は理想どおりの環境でした。日本発のグローバル企業であり、世界を舞台に活躍できること、中でもマーケティング職はブランドごとに異なる戦略を立てており、商品開発からプロモーションまで幅広く裁量を持って手掛けられることから、マーケティングの最上流に関わるなら資生堂がいいと思ったのです。

入社後は『エリクシール』のブランドチームに配属され、日本市場での商品プロモーションの企画・実施を任されました。1年目の夏、ドラッグストアや総合スーパーなどの店頭で展開する、商品陳列台の制作プロジェクトの担当になりました。ミッションは、新規ファンの獲得と売り上げ向上。『エリクシール』では、テレビCMやネット広告で知名度を上げるのと同様に店頭で商品を目立たせ、お客さまが購入する際の選択肢として興味を持ってもらうことも大切にしているため、陳列台はプロモーションに欠かせません。通常、陳列棚は店舗に常設される棚に置く形式のものが多いですが、今回制作したのは高さ1.5mの自立型。これまでにない施策で関心を集めるため、営業、クリエーティブなど他部署の社員や、メーカーの方々と協力しながら制作を進め、無事完成に至りました。

完成から半年後、私は偶然立ち寄った都内の大型店舗で、自分が手がけた陳列台を初めて目にしました。実物を見て、プロジェクトを通じて関わってきた社内外の方々以外にも、店舗に向けて陳列台を設置するための営業をしてくれた社員、店舗の目立つ場所に陳列台を設置してくれた店員の方々など、多くの方の力によってプロモーションが成立し、『エリクシール』がお客さまの手に届くというビジネスの流れを、身を持って感じることができました。そして、ダイレクトには関わらないものの、自分の仕事の先につながる方々の存在までを意識して丁寧に業務を行うことが、プロモーションの成功につながると気付いたのです。

日常の仕事風景を想像できるまで
社員に業務内容をヒアリングする

その気付きを仕事で活かす機会は、すぐに訪れました。入社2年目には『エリクシール』のブランドチーム内で、ブランドの海外展開推進を行うグループへ異動。ベトナム・ハノイでの出店に向け、現地マーケットの調査・分析、投入する商品の検討、プロモーション戦略の立案などに携わりました。日本のグローバル本社で立てた戦略を実行するために、まずは私が東南アジア地域の本社スタッフに説明し、そこからハノイのスタッフに伝えてもらうのですが、コミュニケーションは全て英語。慣れない言語かつ現地と直接関われない組織構造上、伝言ゲームに陥り、戦略がぶれてしまうことが懸念でした。そこで私は英語での資料制作の際に、文章では伝わりづらい部分に必ず図や写真を添えるようにしました。海の向こうにいる相手を意識し、丁寧なコミュニケーションがとれるよう手を尽くした結果、プロジェクトは順調に進行し、2022年1月にベトナム初の店舗を無事オープンさせることができました。

最後に、マーケティング職は華やかだと思われがちですが、実はこうした地道な業務も多いため、ギャップがあるかもしれません。一方で、日常的な業務に関する情報は、ネットでは出会いづらいでしょう。自分に合った会社に出会うために、私は社員との対話をお勧めします。どんなメールを書き、どんな資料をつくるのか、日々の業務を理解した上で、「面白そう」と思えたなら、きっとうまくいくでしょう。