2025/11/04 更新
アビームコンサルティング株式会社

テクノロジーを駆使して
社会に新たな価値を生み出す

  • アビームコンサルティング
  • コンサルタント
  • 企業研究

現代のビジネスにおいて、テクノロジーは不可欠な要素となっています。
そうした中で、コンサルタントには企業価値の向上と持続的な成長をリードする役割が期待されています。その期待に応えるために生まれたのが、アビームコンサルティング(以下、アビーム)のテクノロジーコンサルタントです。

デジタルテクノロジービジネスユニットを牽引する二人が、
・従来のコンサルタントとテクノロジーコンサルタントの違い
・なぜテクノロジーコンサルタントが求められるのか
・期待されている役割やスキルは何か
など、テクノロジーコンサルタントの“真の姿”を語ります。

下田友嗣さんと蓑輪圭悟さんが並んで写っている写真
下田友嗣さんの顔アイコン
デジタルテクノロジービジネスユニット
design X architectセクター
ダイレクター
下田友嗣さん(写真左)
大手SIerを経て、2014年入社。デジタルを活用した新規事業創出、DX/IT人財創出、構想策定/業務変革からIT導入まで幅広いコンサルティングサービスの実績を多数有する。特に、事業と人財の創出、ビジネスとデジタルを同時並行でデザインし、段階的/持続的な価値提供に向けた戦略・アプローチの立案、実行を得意とする。その他、Agile、サービスデザインに関する弊社方法論の執筆責任者。2025年より現職
大手SIerを経て、2014年入社。デジタルを活用した新規事業創出、DX/IT人財創出、構想策定/業務変革からIT導入まで幅広いコンサルティングサービスの実績を多数有する。特に、事業と人財の創出、ビジネスとデジタルを同時並行でデザインし、段階的/持続的な価値提供に向けた戦略・アプローチの立案、実行を得意とする。その他、Agile、サービスデザインに関する弊社方法論の執筆責任者。2025年より現職
蓑輪圭悟さんの顔アイコン
デジタルテクノロジービジネスユニット
IT Managementセクター
マネージャー
蓑輪圭悟さん(写真右)
2009年新卒入社。金融業界のプロジェクトを多数経験し、現在は案件全体のリスク管理や業務変革を主導。採用活動や研修企画など、社内活動にも積極的に関与
2009年新卒入社。金融業界のプロジェクトを多数経験し、現在は案件全体のリスク管理や業務変革を主導。採用活動や研修企画など、社内活動にも積極的に関与

テクノロジーコンサルタントはテクノロジーに強い「だけ」ではない

まずは、アビームにおける「テクノロジーコンサルタント」の定義を教えてください。
下田友嗣さんの顔アイコン
下田

「テクノロジーコンサルタント」とは、テクノロジーを活用し、企業の変革や非連続な成長を支援する存在です。

近年、ビジネスにおけるテクノロジーの価値が大きく変化しています。
かつては業務効率化やコスト削減が中心でしたが、現在は「経営戦略や事業戦略にどう活用するか」が問われるようになりました。

このニーズの変化に応えるため、ビジネスとテクノロジーの両方を理解し、企業の新規事業やDX(デジタルトランスフォーメーション)による新たな価値創造を支援する、そのプロフェッショナルがテクノロジーコンサルタントです。

テクノロジーコンサルタントと一般的なITコンサルタントの違いはなんでしょうか。
下田友嗣さんの顔アイコン
下田

一般的なITコンサルタントは、あらかじめ設定した目標達成や課題解決のために、特定のパッケージやソリューションを導入していくイメージが強いかと思います。

一方で、アビームのテクノロジーコンサルタントは、
「クライアントが真に解決すべき課題は何か」
「クライアントの成長のためにどんな価値創出が必要か」
といった根本的な問いに向き合い、企業の戦略策定をゼロから支援します。

さらに、戦略策定後は、テクノロジーの最適な組み合わせを見極め、具体的なサービスや施策としての展開、価値創出まで一気通貫で支援します。
この一気通貫の支援こそ、ビジネスとテクノロジーの双方を深く理解しているアビームのテクノロジーコンサルタントならではの強みであり、他のコンサルタントと一線を画す点かと思います。
デジタル変革が社会全体に広がる今、テクノロジーコンサルタントは、企業のみならず社会の仕組みそのものをより良く変えていく最前線に立つ役割であり、自らの専門性を通じて社会的インパクトを生み出せると考えています。

下田友嗣さんのインタビュー写真
なぜ、ニーズが高まっているのでしょう?
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下田

新たな技術やツールが次々と登場するスピードが加速する中、テクノロジーに関する幅広い知識と経験がこれまで以上に不可欠となっています。
その結果、既存システムへの理解や特定技術の専門性に加え、「多様なテクノロジーを見極め、最適に組み合わせる力」を持つテクノロジーコンサルタントの存在が、今や欠かせないものとなりました。
多角的な視点からの提案を通じて、クライアント単独では実現が難しい新たな価値の創出を可能にしています。

蓑輪圭悟さんの顔アイコン
蓑輪

プロジェクト現場においても、「コンサルティング」のあり方は変化しつつあります。AIで代替可能な業務はAIに任せ、テクノロジーコンサルタントにしかできない、クライアントにとって本質的な価値を生み出す業務に注力することが求められるようになってきました。

そのためには、コンサルタント自身が「自分が果たすべき役割や価値とは何か」を追求する姿勢が必要とされています。

下田友嗣さんと蓑輪圭悟さんのインタビュー写真

「どのようなスキルを身に付けるべきか」自分で考える力が必要に

クライアントの期待に応えて価値を提供するために、テクノロジーコンサルタントにはどのようなスキルが必要ですか?
蓑輪圭悟さんの顔アイコン
蓑輪

どの時代においても、クライアントがコンサルタントに期待するのは「本質的な課題解決」です。
テクノロジーはあくまでそのための手段の一つに過ぎません。たとえ高度なテクノロジー知見を有していても、根本的な課題解決力が欠けていれば、十分な付加価値を提供することはできません。

本質的な課題解決を実現するためには、クライアントの価値創出を導くリーダーシップも欠かせません。クライアントが期待しているのは、変革や成長といった具体的な成果です。
その実現に向けて、コンサルタントは明確な道筋を描き、クライアントをリードしていく役割を担う必要があります。

クライアント以上にクライアントの課題や状況を理解し、「この道を進めば最短距離でゴールに到達できます」と自信を持って示す。そして、そのビジョンに基づいてクライアントを牽引していく。そういったリーダーシップこそが、これからのテクノロジーコンサルタントに求められる重要なスキルだと考えています。

下蓑輪圭悟さんのインタビュー写真
下田友嗣さんの顔アイコン
下田

必要なスキルには、時代を超えて普遍的なものと、技術や社会の変化に応じて進化するものがあります。
ロジカルシンキングやファシリテーションなどの基本スキルに加え、ビジネスやテクノロジーの動向を見極める力は欠かせません。

一方で、テクノロジーは移り変わりが激しく、流行を追うだけではすぐに時代遅れになります。

重要なのは、「どんなスキルを身につけるべきか」を自ら考え、主体的に選ぶ力です。
「流行っているから生成AIを学ぶ」のではなく、「なぜ生成AIが企業やビジネスに必要なのか」「それがクライアントの価値創出にどう貢献するのか」を自ら考えることが大切です。
その上で、「クライアントの成長には、生成AIに加えて別のテクノロジーも必要だ」と導く力が求められます。

こうした力の根源には、多様な事象に関心を持ち、自ら情報を検証するマインドがあります。この意識が自分で考える力を伸ばす鍵になります。

下蓑輪圭悟さんのインタビュー写真
アビームと他社のテクノロジーコンサルタントを比較したとき、求められる役割やスキルに違いはあるのでしょうか。
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下田

一般的にテクノロジーコンサルタントは「特定のテクノロジーに詳しい専門家」と捉えられますが、アビームでは、「多様なテクノロジーを活用し、企業の変革や非連続な成長を支援する存在」と定義しています。

クライアントに本質的な問いを投げかけ、最適な解決策を導くことが私たちの強みです。
ビジネスとテクノロジーの双方を理解しているからこそ、戦略策定から実現まで一貫して支援できます。クライアントの社会的役割を再定義し、共に価値をデザインしていく点が特徴です。さらに、アビームは「クライアントの成長と共に自社も成長する」という姿勢を重視しています。短期的な利益ではなく、中長期的なパートナーシップを築く考え方は、日系のグローバルファームであるアビームならではの強みです。

かつては、人間の想像力がテクノロジーの先を行き、「こんな未来を実現したい」という発想が技術を導いていました。
しかし、現在はテクノロジーの進化のスピードが速く、企業が「どのテクノロジーをどう使えば、成長できるのか」ということを描きにくくなっています。いわば、「テクノロジーとアイデアの逆転現象」が起こっていると感じています。

だからこそ、ビジネスとテクノロジーの両方を理解するテクノロジーコンサルタントが、クライアント戦略に最適なテクノロジーを見極め、価値創出へと導く「デザインの力」が求められています。

実際に「価値をデザイン」した事例を教えてください。
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下田

クライアントと共に価値をデザインしたプロジェクトの一つに、東京海上ディーアール様の新規事業開発支援があります。

同社は東京海上グループの成長戦略の柱として掲げる「データ戦略」の中核機能として、デジタルテクノロジーやデータの利活用を通じて社会課題を解決する会社を目指し、2021年7月に東京海上日動リスクコンサルティングを母体として始動した会社です。
以前より提供しているリスクマネジメント専門コンサルティングサービスに更なる付加価値をプラスし、デジタル技術を活用した社会課題解決に寄与する新たな事業創出を検討されていました。

アビームはパートナーとして、事業アイデア創出からコンセプト設計、事業計画、サービス開発、マーケティング戦略の策定までを一貫して支援しました。このプロジェクトから誕生したのが、サプライチェーン管理を強化・迅速化するコミュニケーションプラットフォーム『Chainable』です。

下田友嗣さんと蓑輪圭悟さんのインタビュー写真
プロジェクトにおいて、アビームの特徴が表れた点はどのようなものでしたか。
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下田

「この事業はどんな価値を提供するのか」をクライアントと共に深く議論しながら、構想を具体化していった点です。

アビームは、サービス開発だけでなく、市場分析・販売戦略の策定、人材・組織作りまでを一貫して支援しプロジェクト開始からわずか1年で事業化を実現しました。

この事例からも、アビームのテクノロジーコンサルタントは特定の技術支援にとどまらず、価値創出のプロセス全体をリードしていることが分かります。

「視座・視点」「マインドセット」を磨いて自律的なキャリアを描く

テクノロジーコンサルタントはさまざまな能力が求められる仕事ですが、若手にとって特に重要となる要素とは何でしょうか。また、若手がその力を磨き、成長していくために、アビームではどのような支援を行っていますか。
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下田

ビジネスもテクノロジーも目まぐるしく変化し続ける今、特に若手のうちに身に付けるべきは物事の捉え方や考え方の土台となるのは以下の3点です。

・視座:テクノロジーは単なるツールではなく、企業の持続的成長を推進する戦略の核として捉える立場
・視点:マーケットやビジネスの変化を意識し、クライアントにとって本当に価値のある最適なテクノロジーを見極め、組み合わせる着眼点

この「視座・視点」を意識することに加え、重要となるのが「マインドセット」です。
・マインドセット:表面的な課題や事象に流されず、本質を捉えようとする姿勢

この「視座・視点」、「マインドセット」があれば、事業環境やテクノロジーのトレンドが変わってもテクノロジーコンサルタントとして自律・自立できるでしょう。

アビームでは早期に「視座・視点」、「マインドセット」を醸成するための体系的な環境が整備されています。
内定者学習や新人研修、その後のキャリア形成支援は、シニアコンサルタントおよびマネージャーとして求められる能力から逆算し設計しています。採用から入社後の成長プロセスに沿った各種施策を実施し、これらの施策の効果についても高い成果を実感しています。

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蓑輪

例えば、新人研修では、ビジネスとITの基礎を段階的に学び、最終ステージで模擬プロジェクトを実施します。
模擬プロジェクトにはマネジメントクラスのコンサルタントがクライアント役として参加し、実践的なフィードバックを行います。現場さながらの雰囲気で、実践的な演習に取り組めるのが特徴です。

アビームの研修は、多くが内製化されており、企画から講師も最前線で活躍しているコンサルタントが担当します。これは、アビーム独自の視点を育み、現場で培った知見をメンバーに還元しながら、「視座・視点」、「マインドセット」を備えたプロフェッショナルを育成するためです。

下田友嗣さんと蓑輪圭悟さんのインタビュー写真
下田友嗣さんの顔アイコン
下田

社員間のネットワークは、組織の成長と個々のキャリア形成に不可欠です。私たちのビジネスユニットでは、多様な分野で経験豊富なプロフェッショナルが多数おり、国際的に評価されている人もいます。彼らとの交流を通じて、活躍のイメージが具体化され、キャリアの選択肢が広がります。

また、カウンセリング制度や人財ポートフォリオの活用で、自律的なキャリア形成を支援しています。
カウンセリングは、プロジェクトの上司とは別に、所属部署の上位者(管理職)が担当し、中長期的な視点からキャリア構築をサポートしています。

人財ポートフォリオは、ビジネスユニットに所属する全員のこれまでのプロジェクト経験や保有スキルを見える化し共有する仕組みです。自分が目指す将来像に重なるロールモデルを見つけ、今後どのような経験を積み、どのスキルを身につけるべきかを明確にイメージできます。

蓑輪圭悟さんの顔アイコン
蓑輪

これらは社員が主体的にキャリアを描くための支援であり、会社が「あなたにはこんなキャリアが適していますよ」と答えを提示することではありません。

他社では、早い段階で領域やキャリアパスを決め、その分野に特化した研修や育成を行うケースが多々ありますが、アビームでは数ある選択肢の中から、本人の志向や価値観に基づき自分自身で自分らしい答えを見つけられるようにサポートしています。

アビームのテクノロジーコンサルタントでは、どのようなキャリアが描けるでしょうか。
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蓑輪

アビームは日本発の総合系グローバルコンサルティングファームとして、あらゆる業界・業種のクライアントにテクノロジーを活用したサービスを提供しています。そのため、多様な分野で経験を積み、幅広いソリューションに触れながら、自分らしいキャリアを築くことが可能です。

また社内には挑戦を後押しするカルチャーがあり、自分次第でどんな未来も切り開いていけます。こうした環境こそが、ファーストキャリアにアビームのテクノロジーコンサルタントを選ぶメリットです。

下田友嗣さんの顔アイコン
下田

変化の激しい時代では、特定のスキルや知識はすぐに陳腐化することもあります。重要なのは、世の中の流れを捉え、本質を見抜く力を身に付けることです。そうすれば、どんな時代にも生き抜く力となります。

アビームのテクノロジーコンサルタントは、一生通用する本質的な強みを身に付けたい方に最適です。ビジネスとテクノロジーの両方を理解し、クライアントと新たな価値を創出する環境が整っています。

今後さらに、クライアントの成長を支援する存在として、アビームならではの問いと解決策を提示することが重要となります。私たちと共に、クライアントの成長支援、そして社会変革の推進に貢献する仲間をお待ちしています。

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