デロイト トーマツ コンサルティング 2021/9/17 更新

顧客視点×高い専門性で戦略を立て
成功に導く強い意志と実行力を持つ

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パートナーが明かす「採用したい人材」三つのキーワード
伸びるコンサルタント2.0

近年、コンサルティング需要が高騰。複雑化する経営課題に取り組むプロが求められている。それを受けてコンサルティングファーム各社は、多様な経験・能力を持った人材の採用を加速。新卒採用においても、「伸びるポテンシャル」を持った人材の獲得にしのぎを削っている。では、企業は「伸びる人」をどう見極めているのか。採用で重視する三つのキーワードと、新時代のコンサルタント像について、各社のパートナーに聞いた。

執行役員
パートナー
箱嶋俊哉

大手外資系IT企業を経て、2014年にデロイト トーマツ コンサルティングに入社。金融、公共、製薬業界を中心に、テクノロジーを軸としたコンサルティングサービスを経験。現在は、品質・リスク責任者およびグループ全体のCXO向けプログラムの責任者を務める。また、大学をはじめとする外部講演や、執筆も多数手掛けている

多くの企業が「いつかは実現したい」と考えていたIT戦略は、コロナ禍において「今すぐに着手すべき課題」に変化しました。事実、デロイト トーマツ コンサルティング(以下、DTC)でも、ここ数年でテクノロジー関連のプロジェクトが増加しています。これまで、DTCはトラディショナルな総合系ファームという認知がある一方で、テクノロジーの印象は強くありませんでした。しかし、近年のDXニーズ急増に先んじてIT領域強化への投資を行った結果、システム導入による業務効率化やオンラインでのライブ観戦、ECサイト上での顧客体験向上施策など、デジタル関連のプロジェクトが増加。業界内での評判やアライアンスパートナー企業からの表彰などもきっかけに、接点がなかったお客さまからの相談も増え、今では7割が何らかのデジタル/テクノロジー要素を使ったプロジェクトが占めるまでになっています。

なぜテクノロジーを専門としなかったDTCが、この領域で高い実績を残せているのか。その理由は、以前より強みとする専門性の多様さと「End-to-End」のスタイルにあります。例えば、ITコンサルタントとしてAIというテクノロジーに詳しかったとしても、業界や業務の知識を持たなければ、新規ビジネスやAI活用のアイデアを出し、成果を導くプランを立てることは難しいでしょう。その点DTCは、業界、サービスなど異なる専門性を身に付けたプロフェッショナルが、クロスオーバーしてチームを組むことで、多様な課題への的確な提言を可能とする体制をとっています。加えて、ここ数年でのデジタル/テクノロジー領域の強化により、上述の多様な専門性とIT知識を掛け合わせた、本質的な戦略を立案できるコンサルティングファームへと成長を遂げています。

入社直後の最も伸びる時期から
高い専門性を身に付けられる

世の中の課題はますます複雑になっています。そうした状況で求められているのは、最上流の戦略構想からオペレーションへの落とし込み、実行までを「End-to-End」でクライアントと伴走するDTCのようなコンサルティングスタイルです。あらゆるものが変化していく中でも、DTCには変わらないものがあります。それは、クライアントを強くすることや、社会課題解決に喜びを感じる人材と共に働きたいという思いです。一方で、育成方式については、早期から現場のニーズに応えられるコンサルタントへ成長できるよう、入社後2年間は幅広く経験を積み、その後専門領域を選択する方式だったものを、まず特定の専門分野を持つ各部門に配属し、同時にテクノロジーの経験も積める形態に変更しました。これにより、これからの時代の課題解決に欠かせない高い専門性とテクノロジースキルをより早い段階から習得することが可能となったのです。

またコンサルタントには、顧客の課題解決を支え、共に困難を乗り越え、責任を持ってゴールまで導ける力が必要です。これを、DTCではヒマラヤ登山の登頂請負人「シェルパ」に例えています。コンサルタントと聞くと、第三者として客観的な助言や指摘だけを行うイメージを持つ人も少なくないでしょう。しかし、前例のない時代だからこそ、クライアントと同じ視点に立ち、明確なビジョンと戦略を立て、成果を残すまでの全てを共にする存在でなければならないのです。

こうしたスキルやマインドを培うため、DTCでは新入社員のみなさんのスキルを基礎から高める研修を豊富に用意しています。ほぼ全ての研修に先輩コンサルタントが関わるため、マインドや経験も吸収しながら、いかなる時代も必要とされるコンサルタントにいち早く成長できるでしょう。

“採用したい人材”3つのキーワード

1.

「日本企業がグローバルで活躍することを支えたい」、「世界から戦争をなくしたい」など、DTCには多様な夢や志を持つ人材が多くいます。実現に向けたスキルの提案や、親和性の高い案件への参加などサポートは万全。共にその志を実現しましょう

2.

利他の心

自分のためだけでなく、社会やクライアント、仲間にどう貢献できるかという意識を大切に。例えばDTCでは、社員が自発的に研修を行う、経験やノウハウを惜しみなく共有するなど、他者に利することを当たり前とした行動が定着しています

3.

未踏領域への挑戦

多様な顧客課題を解決するため、既存の知識や経験を超えた未踏領域に挑む機会ばかりです。特に、DXのニーズが高い近年は、業界やテクノロジーの知識を習得し続ける必要があります。これまでの実績や学びにこだわらず、挑戦の旅を続けましょう

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