2024/5/09 更新
三井住友信託銀行

三井住友トラスト・グループの中核を担い、業界トップクラスの規模を有する信託銀行。日本で最初の信託会社として、信託・銀行機能の融合による総合力や多彩かつ高度な信託機能を活かしながら、いつの時代も常に柔軟な商品やサービスを提供し続けている

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文学部
資産管理
受託業務推進部 主務
竹内杏奈

慶應義塾大学卒業。2020年4月に入社後、国内有数の生命保険会社・銀行を担当し、有価証券の資産管理に従事。文学部出身ということもあり金融知識が乏しい状態で入社したものの、4年目となる現在は数十兆円にも上る顧客資産を管理するなど、社内外から厚い信頼を寄せられている

数十兆円もの資産を扱う証券管理の専門家として
社会を支えるダイナミズムを味わえる

大学4年間を通して私は、学園祭の実行委員を務め、“支える”という役割に大きな意義を見いだしました。この経験から、就職活動では世の中を下支えする業界に興味を持つように。学生目線で特に身近に感じたのが、街づくりを支えるデベロッパー、ものづくりを支えるメーカー。そして、経済を支える金融という三つの業界でした。ただ、「絶対にこの分野に携わりたい」という明確な希望はなく……。そんな私にとって、銀行、資産運用・管理、不動産など、幅広い業務領域を持つ三井住友信託銀行は魅力的に映りました。豊富な選択肢があるからこそ、ここなら自分が究めたい分野に出会えると感じたのです。

また、印象的だったのは、金融業界の印象とは対照的なフラットな風土と、充実感に満ちた表情で自らの仕事を語る社員の姿。「この会社なら、有意義なキャリアを歩める」と感じました。

入社後、私が配属されたのは、株式や債券といった有価証券の資産管理を担う部署です。多額の資産を保有する機関投資家などから預かった資産を管理し、運用状況を正しく把握するのが務め。例えば、資産・取引情報の照会や運用状況のレポーティング、資産管理・運用における最適なスキーム作りなどを行っています。

今でこそ「有価証券」などの用語を理解できますが、入社当時の金融知識はゼロ同然。そんな私の支えになったのが充実した育成体制です。実務を通して機関投資家が行う投資・運用、財務・税務などの専門知識を磨けたのはもちろん、銀行業務検定やFP(ファイナンシャル・プランナー)、宅地建物取引士など複数の専門資格を取得。選考時に説明を受けた「人材育成No.1を掲げる金融グループ」という言葉の真意を、身をもって感じました。

日米間における投資活動を最適に
顧客の資産運用益を最大化

印象に残っている案件は、大手金融機関向けの投資スキームにおける米国納税フロー変更。米国の不動産ローンに投資していたこのお客さまは、これまで小切手で税金を納付していました。しかし、電子化が進んだことにより、小切手納付にはペナルティーが課されるように。納付額の10%前後が徴収されることもあり、かなりの痛手でした。そこで私は、電子送金へのシフトを提案。社内の資産運用部門や海外のアドミニストレーター(ファンドの管理会社)など、社内外・国内外の関係者との交渉や調整を重ねた結果、新たな納税フローの確立に成功し、お客さまの投資利益を最大化することができました。この経験を通して、私は1万3000名の社員がいる当社の中でも数少ない米国州税の知見者に。社内のさまざまな部署や、ひと回り上の先輩からも頼られるようになり、専門性を磨くことの重要性を再認識しました。

現在、私が管理するお客さまの資産合計額は、数十兆円にも上ります。入社4年目にしてこれだけ巨額の資産を扱い、日本経済を支える役割を担えるとは、入社前には想像もしていませんでした。また、学生時代は無関心だった証券市場や海外の金融規制といったニュースにも興味を持つように。専門的な金融知識を得たことで、世界の見え方が大きく変わったと感じます。

将来的には、結婚や出産も経験したいというのが私の思いです。そのため、就職活動時から、女性管理職の活躍実績や育児支援制度などに注目していました。就職活動は、この先の人生を左右する大きな分岐点です。だからこそ、学生の皆さんには「企業から内定をもらうこと」に固執してほしくありません。「今後どのような人生を送りたいか」を自問自答し、長期的な視点で自分に合った仕事と企業を探してみてください。

2020年4月

金融初学者からのスタート
手厚い育成体制が支えになった

文学部出身の私は、金融の知見が浅い状態で入社。そのため、事業ごとに研修があるのはありがたかったです。また、先輩がしっかりと向き合ってくださり、知識面だけでなく、仕事に対する姿勢まで指導してくれたのが印象的でした

2021年6月

難易度の高い業務を完遂し
これまでにない達成感を得た

2年目を迎え、担当業務の難易度が上がりました。先輩の力を多分に借りながらではありますが、要求レベルの高いお客さまに向けた決算関連資料の作成などを担当。大きな責務を担ったからこそ、完遂できた時の喜びは格別でした

2021年9月

他部署や海外企業をも巻き込み
物事を前に進める経験を積む

米国納税フローの改善は、当社内で初めての取り組み。社内複数部署への協力要請や、海外のアドミニストレーターとの調整など、さまざまな方と関わり合い、プロジェクト成功へと結びつけることができました

2023年2月

大型ファンドの設定を完遂
大きな達成感と自信につながる

北米不動産ローンへの投資に関する新規案件において、投資から収益分配までのスキーム確定、運用の委託先企業や税理士法人との調整などを担当。2年かけてようやくファンドの設定が完了し、確かな成功体験となりました

日本唯一の専業信託銀行として、経済全体を見渡せるほどの広大なビジネスフィールドを開拓している

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