2022/5/11 更新

有限責任監査法人トーマツ

デロイト トウシュ トーマツ リミテッドのメンバーファームの一員。1968年に創立して以来、監査やリスクアドバイザリーなどのサービスを提供し、企業の経営をグローバルに支援している日本最大級の監査法人

私の視点が上がった瞬間

経営的視点によるデータ分析で
企業の意思決定に資する情報を提供

  • 有限責任監査法人トーマツ
  • インターン
  • キャリア
  • 現場社員
リスクアドバイザリー事業本部 デロイトアナリティクス
シニアスタッフ
佐藤友惟

国内大学院で経営工学を専攻し、2016年に有限責任監査法人トーマツに入社。デロイトアナリティクスへ配属となり、財務諸表監査や内部監査の高度化に向けたデータ分析活用支援など、多様なデータアナリティクスのプロジェクトに従事

データ分析を活用してビジネスをより良くしていきたい。その思いを軸に就職活動をしていた私にとって、有限責任監査法人トーマツ(以下、トーマツ)のデロイトアナリティクスは、まさに理想の環境でした。幅広い業界のリーディングカンパニーを相手に、高度なデータ分析を用いた監査・リスクアドバイザリーを実施することに魅力を感じ、迷わず入社を決めました。

入社後は、財務諸表監査や内部監査の高度化に向けたデータ活用支援のプロジェクトを担当。アナリティクスを活用し監査領域をさまざまなデータと組み合わせて分析し、今後起こり得るリスクへの対策提案を行ってきました。中でもReturn On Invested Capital(以下、ROIC)経営に向けたKPI設計支援のデータ分析プロジェクトは、私のキャリアにおける大きなターニングポイントでした。ROICとは、事業活動に投下した資本に対してどの程度利益を得られているかを示す指標。これにより企業の経営層に対して、迅速な経営の意思決定を可能にする判断材料を提供できます。

当時私が担当したクライアントは大手製造業メーカー。多様な事業を手掛け複数の部門を抱えており、経営課題を改善させるためのKPI指標の設計は一筋縄ではいきませんでした。各事業部における分析結果を統合し、全社的にどのような影響を及ぼし合うのかを定量的な観点で検証する必要があり、企業の収益構造を総合的に見た上でのデータ整理・分析が求められたのです。そのためクライアントが経験則的に構築していたKPIを体系化し、デロイトトーマツグループの専門家による現場目線での意見も交えながら、経営指標との関連性を可視化していきました。

最終的に本プロジェクトでは、マネジメント層の考えるKPIと現場層が重要視していたKPIの関係性をひもとき、ROIC経営の基盤となる全体指標の設計を実現。経営改善につながる意思決定材料をクライアントへ提供し、具体的な施策の提言もできました。

データ分析に基づいた意思決定で
「不確実な時代」に立ち向かう

経営的な視点で各部門の課題を複合的に捉える経験を経たことで、私は入社当初よりも広い視野を持ってクライアントの経営課題と向き合えるようになりました。こうした視点の変化により、現在ではより高難易度のプロジェクトに挑戦しています。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、企業を取り巻く外部環境が激しく変化していることで、経営者はあらゆるリスクへ対策をする必要に迫られています。こうした「不確実な時代」において全社的な経営判断に資する情報を提供するためには、会計監査以外の領域における専門家たちとの協力が不可欠。グローバルなデロイトに所属する世界最高水準の専門家たちと、互いの知識やスキルを補完してプロジェクトを進められることは、トーマツの大きな強みだと思います。私が目指しているのは、企業の課題とデータアナリティクスを結びつける懸け橋となる存在。目まぐるしく変化するリスクに立ち向かうため、デロイトアナリティクスの環境で新しい知識を吸収し自身の知見を広げていきたいです。

学生の皆さんには、理想とする環境の企業と出会うために、志望する会社で若手社員が担っている役割をヒアリングすることをお勧めします。その上で、どのような市場価値を得られる環境なのかをしっかり考えてみてください。トーマツでは多種多様なサービスにアナリティクスを適用させていき、未知の領域で新たな価値を提供する経験ができます。多くの専門家たちと協業しプロフェッショナルへ成長していく過程は、きっとあなたにとってかけがえのない体験となるはずです。


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