アクセンチュアは世界53カ国200都市に拠点を構え、120カ国以上の企業・政府・官公庁にビジネス変革の支援を行っています。ビジネスコンサルタントは、顧客のビジネスを深く理解し、顧客と共に変革を実現します。そのため私たちは、コンサルタントに関心を持つ学生の皆さまにも、アクセンチュアのマインドを体感してほしいと考えています。
そこで例年企画・実施しているのが、3日間のインターンシッププログラム「コンサルタント塾」です。当プログラムを通して、コンサルタントに必要な5つのスキル、「課題設定力」「解決力」「コミュニケーションスキル」「プレゼンテーション力」「リーダーシップ力」を鍛えていただきます。そしてグループワークという実践の場を通して、日常生活では気づけない自らの強み・弱みの発見の場を提供したいと思っています。
まず1日目は座学からスタート。経営陣が講師となり、業界や会社の魅力、コンサルタントのやりがいを紹介します。午後にはグループワークの準備を兼ねミニワークなどを実施。1日目の最後には、実在企業を想定顧客としたビジネス上の課題に取り組むグループワークのテーマが発表されます。例えば前回は「ビッグデータを活用した成長戦略を提案せよ」。5〜6人がチームとなり丸2日間を費やします。各チームにはマネジャークラスの社員がメンターという形で参加。実際のプロジェクトさながらの距離感と緊張感で、都度フィードバックを行います。
インターンシップに参加する上で、あらかじめ準備しておいてほしいことが3つあります。それは、自分なりのコンサルタント像を明確に持っておくこと、参加目的をクリアにしておくこと。そして最後に、常日頃から思考を放棄せず考えぬく癖をつけておくことです。
今はウェブページなどでコンサルタントの仕事に関するさまざまな情報を入手できますが、そこで得られる情報とプロジェクトの現場はきっと違うでしょう。まずは得た情報をもとに自分なりのコンサルタント像をイメージしてください。そうすることで実践さながらのグループワークを体験した時、違いを実感できると思います。
また、このワークを通して得たいこと=目的を明確にしておくことで、得られる体験の密度が圧倒的に変わってきます。そして、「自分ならどうするのか」をきちんと思考し、相手に伝えることを日常的な習慣とすることがグループワークでも生きてきます。
ワーク中、その思考をドライブさせるのが私たちメンターの役割。将来の仲間になる可能性もあるわけですから、手加減なしの真剣勝負で挑みます。現場での実体験をもとに、優しくアドバイスすることもあれば、時には厳しく指摘することも。学生の皆さまは、ぜひとも自分の考えをメンターにぶつけ、摩擦を起こしてほしいですね。その連続の中でこそ、コンサルタントが成長できるのだと、私たちは考えています。