2017/9/12 更新 アクセンチュア

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「自分らしく働く」ということ
エクセレントカンパニーで活躍する、20代・30代のビジネス・プロフェッショナルたちの就活エピソードと入社後のキャリアをインタビュー。就職活動時、何を目指し、就職先となる1社を選択したのか? また、実際に入社後どんな仕事に携わって成長を遂げてきたのか? そして彼らが見いだした「自分らしく働く」ことの本当の意味に迫る。

アクセンチュア株式会社
製造・流通本部  マネジャー
志満津 加奈さん

 伝統芸能やものづくりの技術。日本には、世界に誇れる数多くの文化がある。志満津加奈さんは幼少期より、こうした日本の強みを世界へ届ける仕事がしたいと考えていた。

「世の中に大きなインパクトを与えるには、ビジネスの世界で勝負すべき。就職活動では当初、業界を問わず事業企画を立ち上げるポジションを志望していました」

 しかしメーカーやベンチャー企業など、さまざまな業界の企業研究やOB訪問をするうちに、志満津さんは新たに自分のキャリアにとって重要な視点に気付いた。

「多様な業界・ビジネスに関わることができ、『企業の外側』からスピーディーにかつ大きな影響力をもって改革支援ができるコンサルタントの働き方は、私の成長意欲や上昇志向にとても合っていると感じました」

 世界最大級の総合コンサルティングファームとして41万1000人の社員が活躍するアクセンチュア。戦略から実際の業務オペレーションまで幅広い領域でサービスを提供し、顧客の変革をサポートしている同社はグローバル関連の案件も豊富だ。志満津さんが引かれたのは、必然と言える。

「数あるコンサルティングファームの中からアクセンチュアを選んだのは“真のグローバルカンパニー”だと感じたからです」

 例えば、日本企業の海外事業展開支援一つをとっても、アクセンチュアではグローバルの各拠点の社員といつでも直接連携を取りシームレスに働ける環境がある。必要に応じて、海外のメンバーと協働し、展開先の海外支社へのサポートをより緻密に実施できるのだ。このワークスタイルに共感し、志満津さんは入社を決意した。

グローバルプロジェクトの理想と現実

 ターニングポイントはある消費財メーカーの海外支援プロジェクトだったと志満津さんは振り返る。

「なんとプロジェクトチームに日本人は私だけでした。上司はシンガポール人で、他のメンバーの国籍はアメリカ、フランス、中国などさまざま。お客さまと交渉をし、同時並行でチームメンバーや上司とタフなディスカッションを英語で行う。言葉も文化も違う国のメンバーと働くことは難しいことだらけで、これまでにない、新しいチャレンジとなりました」

 アクセンチュアでは海外メンバーと働く上で役立つさまざまな共通言語やテンプレートが用意されている。しかし、多様なバックグラウンドや認識の違いを持つメンバーと共に働く際は、ツールだけではうまくいかない。志満津さんは、それまでのやり方を振り返ることができたと同時に、自分の価値観やコミュニケーション力がストレッチされていく実感も得た。

「これまではメンバー全員が日本人だったため、多くの共通した文化や価値観の中で業務を進めてきましたが、他国のメンバーと協働する場合は、どのような進め方が全員のパフォーマンスの最大化、プロジェクトの価値を最大限にすることにつながるのかを日々考えるようになりました」

 プレーヤー全員の人間性、顧客の主義主張を深く理解し、どのタイミングでどんなロジックを組み、どう提案すれば納得してもらえるかに心血を注いだ。

「何より嬉しかったのは、それにより皆の行動が変わり、アウトプットの質が目に見えて向上したこと。プロジェクトのゴールだけでなく、日々のコミュニケーションにおいても最適解を探求することの大切さを体感しました」

 国をまたぐプロジェクトの推進は決して平坦な道ではない。しかし、それゆえに自身の成長を強く実感できる仕事だと志満津さんは笑顔で語った。

PROFILE
しまづ・かな/2007年、早稲田大学商学部卒業。日本の強みを世界に広げるため、日本企業のグローバル進出の支援をしていきたいと考えてアクセンチュアに入社。消費財業界を中心に、グローバル事業戦略策定、商品開発プロセス改革、マーケティング・営業戦略策定、組織改革など幅広いプロジェクトを担当している

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