企業の持続的成長や競争力の向上に向けた経営変革を、サイバーセキュリティの面から支援する専門家集団。企業がデジタル社会で勝ち抜く力を身に付け、安全なビジネス展開を実現するための、サイバーリスクに関わる課題解決に貢献する
大学卒業後リクルートに入社。HRエージェント事業部にて、新卒・中途それぞれのキャリア支援に従事。2021年よりDeloitte Tohmatsu HR部門に在籍。主にDeloitte Tohmatsu Cyber LLC(DTCY)の新卒採用活動全般を担当している
絶えず新しい技術が生まれ続けるデジタル社会
知的好奇心と挑戦心を持つ人がチャンスをつかむ
デロイト トーマツ サイバー(以下、DTCY)では、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍しています。特に新卒採用においては、専攻問わず幅広く門戸を開いています。新卒入社者のうち、学生時代にサイバーセキュリティを学んできた方もいらっしゃいますが、全くの未経験でこの世界に飛び込んで来られる方もたくさんいらっしゃいます。このようにDTCYが幅広くデジタル人材の育成に注力している背景には、サイバーセキュリティへのニーズの高まりがあります。国や自治体、あらゆる業界の企業から声が掛かっており、さまざまなプロジェクトに参加しています。
プロジェクトの幅は広く、サイバーセキュリティの高度な技術力が求められる仕事もあれば、マネジメントの観点からサイバー戦略を提言したり、法的側面から情報管理体制を構築したりと、職員のリテラシー向上やセキュリティシステム運用のための人材育成を支援する仕事もあります。
そもそもサイバーセキュリティ領域自体、若手でも活躍しやすいフィールドと言えるかもしれません。例えば自動車や金融など、長年の歴史がある業界では蓄積された技術やノウハウが多く、経験者に追いつくまでに一定の期間が必要です。ところがサイバーセキュリティのように近年急拡大した新しい領域では、経験者が圧倒的に不足しています。そのため、その道のスペシャリストとしてクライアントから信頼され、プロジェクト企業の上層部の方と直接やり取りをしている入社1~2年目の若手の職員も多くいます。
一方、それだけ技術の進化が速いということは、常に学び続けなくてはならないということでもあります。サイバーセキュリティの世界では、今日学んだ知識が3カ月後にはもう通用しないということも珍しくありません。その中でも目覚ましい成長を遂げるのは、知的好奇心を持つ人です。アンテナを張り巡らし、新しい知識や情報を貪欲に取り入れていく姿勢が必要不可欠です。またチームプレーができることも重要です。コンサルタントは個人プレーに思われがちな仕事ですが、プロジェクトではそれぞれの専門性を融合して、チームとして成果を出すことを目指していくからです。
DTCYには学び合う風土があり、新しい知識をキャッチアップするための勉強会などが数多く開かれています。相互にカバーし合いながら学んでいく行動が、職員一人一人の成長を加速させているのです。
高い目標と素直さを持ち続け
ハイスピードで成長していく
社会に出ると、高いスキルを持つ先輩や経験豊富な上司との出会いが待っています。入社後DTCYで飛躍的な活躍を見せる若手職員は、同期などの同世代とだけ自分を比較するのではなく、スキルの高い先輩やリーダー陣と自身を比較しているように感じます。同年代との会話だけではなく、先輩や上司と自分を比較することで、自分に足りない部分や成長の方向性がより明確に把握でき、高い視座から物事を考える力が身に付きます。
また、やりたいことは、是非気後れせずにトライしてください。DTCYが重視しているのは、学生の皆さんそれぞれが持つ個性や強みです。入社前の経歴だけで判断し、プロジェクトをお任せすることはありません。モチベーションを持って取り組むことで、パフォーマンスも上がるはずだと考えており、皆さんとコミュニケーションをとりながら担当するプロジェクトを決定していきます。大企業クラスの豊富な案件がありながらも、職員に寄り添う環境がある点はDTCYならではの特徴です。海外経験が無かったにも関わらず臆せずに手を挙げ、現在グローバルで活躍している人もいれば、学生時代は技術系の専攻ではなかったものの、見事に技術系のプロジェクトのメンバーになった人もいます。常日頃から自身の課題を踏まえてやるべきことを着実に進めている方が、入社後に成長されている印象があります。
その他、人事をしていると、企業選びのポイントについて相談を受ける機会がございます。企業選びの際、選択するためのポイントはさまざまあるかと思いますが、事業内容やビジョン、会社の規模などの大枠だけではなく、自分が気持ちよく働ける環境かどうかをよく見極めて企業を選んでいただけると、ギャップが生まれにくいのではないかと思っています。仕事はあくまでも日常の繰り返しなので、日々「誰と(社内外)」「どこで(オフィス・オンライン・クライアント先等)」「どの程度」「どのようにコミュニケーションをとり(チャット、MTG、メール等)」「どのように評価をされるのか(評価の仕組み)」「やりがいをどう実感できるか(お礼のお言葉、待遇、成長実感、昇進等)」などを、出来る限り細分化してイメージすることも、長期で活躍する上で大切かなと思っています。特にやりがいの感じ方は人それぞれで、それが待遇でも成長実感でも貢献性でも、どれも正解だと思っておりますが、やりがいによって乗り越えられる壁も多々あると思うので、是非自己分析の時間を取っていただけたらと思います。分析する中で優先順位を付けつつ、譲れないもの、頑張れるポイント等を自分の中で言語化できていれば、社会に出てからのキャリア形成でもきっと役に立つはずです。(働く中での自分の仕事への考えの変化も、結構面白かったりしますよ!)一緒に働く人や職場の雰囲気にも是非触れていただき、やりたいことにふたをせず、自分らしく輝ける環境で尽力することが、最も成長につながるはずです。
活躍すると確信した3人
難しいテーマであっても
冷静沈着に対応
東欧留学の経験があった学生。面接にて最近の気になるニュースについて質問された際、二国間での国際紛争について回答をされていました。ただでさえ緊張する最終面接の場であっても、落ち着いて自分の考えを堂々と述べている姿が好印象でした
問題意識を持ち
専門知識習得に取り組む
大学では法学専攻で、ITやサイバーセキュリティのバックグラウンドはなかった学生。自分なりに問題意識を持ってプライバシー保護への関心を面接でアピール。入社後もスキルアップに励み、個人情報保護関連プロジェクトで活躍しています
サイバー技術を突き詰め
実績を上げる
幼少期からホワイトハッカーに興味を持ち、技術を探求されていた学生。論文やコンテストの受賞経験もあり、サイバーセキュリティへの関心の高さがうかがえました。現在は学んできた技術力を存分に活かせるプロジェクトで成果を発揮しています