デロイト トーマツ サイバー 2021/9/17 更新

進化し続けるサイバーリスクから
日本を守り、成長させる“ヒーロー”

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パートナーが明かす「採用したい人材」三つのキーワード
伸びるコンサルタント2.0

近年、コンサルティング需要が高騰。複雑化する経営課題に取り組むプロが求められている。それを受けてコンサルティングファーム各社は、多様な経験・能力を持った人材の採用を加速。新卒採用においても、「伸びるポテンシャル」を持った人材の獲得にしのぎを削っている。では、企業は「伸びる人」をどう見極めているのか。採用で重視する三つのキーワードと、新時代のコンサルタント像について、各社のパートナーに聞いた。

執行役員
チーフストラテジーオフィサー
サイバーストラテジー担当
桐原 祐一郎

米国自動車関連メーカーで勤務後、デロイト トーマツ コンサルティングに転職。事業戦略、M&A、組織・業務設計、IT戦略など幅広い課題解決のためのプロジェクトを得意とする。2019年4月より現職。デロイト トーマツ グループの総合力と国際力を活かし、インパクトのあるソリューションの実現をけん引する

われわれのクライアントである日系企業にとって、今までセキュリティー分野とは「やむを得ず取り組まねばならないもの」でした。しかしこの1~2年で、ビジネスの成長に必要な「競争力を高めるもの」へと、認識が変わってきています。

私たちは普段、物理的な世界、いわゆるフィジカル空間に身を置いていますが、PCやスマートフォンといったサイバー空間なしでは、もはや生活もビジネスも成り立ちません。そして昨今のコロナ禍により、サイバー空間の利用はさらに進みました。リモートワークやオンライン授業など、無意識のうちにサイバー空間を使う機会が増え、フィジカル空間との垣根はなくなりつつあるのです。

そうなってくると、サイバー空間をより安全かつ効率的にビジネスに取り込むことを考えるクライアントが増えるでしょう。ただしセキュリティー強化にコストをかけるという「守り」だけでは足りません。車の自動運転、遠操作による医療行為など、サイバー空間をビジネスの成長に活用する「攻め」の姿勢が不可欠となります。

われわれデロイト トーマツ サイバー(以下、DTCY)は、2019年の設立以来この「攻め」と「守り」両面の重要性を認識し、クライアントの成長をサポートしてきました。クライアントのために、変化を待つのではなく、むしろ変化を起こしていかなければという使命感があったからです。私自身、21年からDeloitte Asia Pacific Deputy Cyber Leaderを務めることとなり、担当エリアがアジアを中心とする太平洋全域に広がりました。東南アジア・オセアニアの先進的な取り組みを目の当たりにし、日本企業に対する使命感をさらに強めています。

もっとも、DTCYの使命がこの1~2年で変わったわけではありません。「攻め」と「守り」の両面から提案できるを持った人材を採用する。この方針にもブレはないのです。

ビジネス・テクニカルの双方を
バランスよく理解し提案していく

クライアントと共に「攻め」と「守り」のサイバーセキュリティーを推し進めるには、経営層による判断が不可欠。おのずとDTCYのコンサルタントは、CSO(最高戦略責任者)と成長戦略について対話することになります。

その一方、DTCYでは「レッドチーム」という、サイバー攻撃者の視点を持ち、ホワイトハッカーとしてサイバー攻撃の計画、実践、改善提案を行うチームが存在します。実際にクライアントに攻撃を仕掛けて機密情報を盗むという一連の流れを再現。その結果をもとにテクニカル面での対策も含め、組織自体の設計や企業ポリシーの作成、より効果的な予算の使い方などを提案します。ビジネスとテクニカルの双方をバランスよく理解し、提案に活かすことが大切になります。

ただし、マインドセットはシンプルです。「日本を救いたい、守りたい」というヒーローのような思いが、コンサルタントの活動を支えていると言えるでしょう。自動運転に命を、オンラインバンクに資産を預けている人や企業を、高度化し続けるサイバー攻撃から守りたい。そんな思いを持った方こそが活躍できる環境なのです。

彼らの安全を守るためには、セキュリティーに関する高い専門性が欠かせません。そのためDTCYでは、専門スキルを身に付ける研修が充実していま
す。集合研修やeラーニングで、コンサルタントとしての基礎からリスクやITの知識を習得できます。

どんな時代になろうとも、常にリスクが待ち構えるサイバー空間に秩序をもたらし、誰もが安心・安全に活用できる社会を、多くの仲間と共につくっていきたいと考えています。

“採用したい人材”3つのキーワード

1.

野心家

まずはDTCYでクライアントの良きパートナーになること。その後の大きな夢は、総理大臣や大統領になること。こうした宣言をしたメンバーがDTCYにはたくさんいます。大きな野心や壮大な夢が、クライアントに向き合う原動力になるのです

2.

強い知的好奇心

リモートワークの浸透には10年はかかると言われていましたが、コロナ禍により、現実には1~2年で急速に進みました。変化が加速し続ける現在において重要なのは、常識や過去の予測を疑い、新しい知識・技術をキャッチアップする知的好奇心です

3.

ゼロから考える力

DTCYのコンサルタントは、クライアントと共に、サイバー空間の効果的な活用方法をゼロから検討していきます。そのため、例えば「サークルを立ち上げた」など、何もない状態から、自ら考え、実行した経験がある人には、とても向いているでしょう

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