社会が複雑化し将来の予測が困難な時代において、アビームコンサルティング（以下、アビーム）では、「多くの人を巻き込みながら、価値共創を実現したいという思い」と「変化と挑戦を楽しみながら、学び続ける姿勢」を併せ持った人材を求めています。

その背景には、AIの急速な進化や環境意識の高まりなどによってクライアントが抱える課題が複雑化していることが挙げられます。複雑性を増す経営課題は、もはや一人の経営者や一人のコンサルタントによって解決できるようなレベルを超えてきています。だからこそ、さまざまな業界の企業やベンチャー、大学、NPOなどのステークホルダーの力を結集し、多様な専門性や視点を掛け合わせることが必要不可欠です。日系企業の海外進出支援も手掛けるアビームでは、文化・価値観の異なる海外のステークホルダーと国内の関係者をつなぎ、変革を推進しているため、国境を越えたダイナミックな共創も経験できます。

変革を成し遂げるためには、各ステークホルダーの深い共感を得た上で、プロジェクトを進めることが重要です。『Digital ESG経営』のプロジェクトが、その例として分かりやすいと思います。これは、環境保護やジェンダー平等への取り組みといったESGに関する活動と企業価値の相関性を可視化することで、経営管理に役立てることができるアビーム独自のコンサルティングサービスです。Digital ESG経営のような前例のなかったプロジェクトでは、クライアントを変革へ導くことは簡単な道のりではありません。最初は、目的やゴールを明確にイメージしていただけずに、難色を示されることもあります。こうした局面で重要なのは、多様なステークホルダーの意見を取り入れつつ、幾度もクライアントと膝を突き合わせながら最良の道を共に考え、責任を持って成功まで導く推進力です。プロジェクトを前進させるには、論理的に考えて発信するだけでなく、さまざまな考えに対して真摯で柔軟に向き合う姿勢も必要です。

コンサルタントと聞くと、「強い個」をイメージする方も多いでしょう。もちろん、個々がプロフェッショナルであることは重要です。ただ、実際には多くの人と関わり合っていく必要があり、それぞれが持つ意見やその背景、専門性を踏まえた上で一つの目的に向かっていかなければなりません。だからこそ、真摯で柔軟な姿勢を持ち、人々を巻き込める人物こそが、これからの時代に求められるコンサルタント像と言えるでしょう。

これまでに数多くの学生と接してきましたが、入社後に高い成果を出せる方には、ある共通点があります。それは、「未知の領域に挑戦し、自ら知識や経験の幅を広げることができる」という点です。ビジネスを取り巻く環境が激しく変化する時代の中では、磨き上げたスキルや専門性を、いつまでも強みとして発揮できるとは限りません。だからこそ、専門外の領域にも果敢に挑戦し、自分自身をアップデートし続ける姿勢は、変化の時代で価値を発揮するために必要な条件と言えます。こうしたマインドで仕事に向き合っていれば、飛躍的な成長へとつながり、大きなチャンスを引き寄せるでしょう。

「コンサルタントは現場で成長する」という考えを重視しているアビームでは、若手のうちから裁量の大きな仕事に携わるチャンスがあります。事実、入社2年目ながらESG経営を支援するプロジェクトや、VRを活用した新サービスの立ち上げに参画している社員もいます。