大手通信会社グループの人事制度刷新プロジェクトにおいて、マネジメントの支援業務を担当しています。お客さまのグループ会社も含め、共通の制度やシステムを導入するという業務の性質上、グループ内の経営層から現場社員まで、さまざまな立場の方に影響が及ぶため、全体を俯瞰しながら物事を考え、お客さま以上にお客さまの業務や組織に精通することを心掛けています。プロジェクト全体のゴールを常に共有するだけでなく、各グループ会社ごとで異なるメリットを提案内容に落とし込み、丁寧にコミュニケーションを図ることで、全ての関係者に納得いただける道筋をつけられるように日々取り組んでいます。

企業や社会に大きな影響を与えられる仕事に就き、自らの介在価値を感じたいと思ったからです。就職活動を始めた頃は、自らの経験・考え・スキルなどが総合的に試される世界で力を付けたいと考え、無形商材を扱う業界を主に見ていました。そのため、コンサルティングファームだけでなく、金融や人材、ITなどさまざまな業種の選考に参加しました。その中からコンサルタントの仕事を志した大きな理由は、お客さまにとっての最適解を見つけ出すプロセスに関わることで、自分自身の価値を向上させることができると考えたからです。特に、アビームコンサルティング(以下、アビーム)の選考でお会いした社員の方々に感銘を受けました。人間力が求められるコンサルタントという仕事を選ぶ上で、学生の私にも真摯に向き合ってくださる姿に人としての魅力を感じたことも、アビームへの入社の重要な決め手になったと思います。

理想とする未来を想像し、その実現に向けて仲間やお客さまと最適解を見つけ出すプロセスは、この仕事の面白さでもあり難しさでもあります。自分の考えを基に、関係者との議論を通じて改善を重ねる中で、新たな視点を得て具体的な施策に結びつけられることも多く、その度に成長を実感しています。

プロジェクトをスムーズに進行させるために、あらゆる可能性を考慮した計画が求められる点です。現状を把握し、提案の内容やその影響範囲を正確に見積もるためには、業務への深い理解と多角的な視点を持つ必要があります。そのため、知識や考え方を日々アップデートし、論理的に思考するように心掛けています。

人事評価制度のタレントマネジメントシステム導入の案件について、入社2年目で主担当を務めたことです。入社1年目から参画していた案件ですが、システム導入後の定着支援からは主担当として対応する仕事の幅が広がり、お客さまとそれまでより深くコミュニケーションを取るようになりました。チャットなどで気軽にご相談をいただくことも増え、提案に対する現場の反応を直接知るようになったことで「実際に人事評価を入力する社員の方々がどう感じるのか」とお客さまの真意をくみ取ろうとするきっかけになったことを覚えています。目に見える成果を重視し、自らのタスクの必要性や進め方を徹底的に考え抜くスタンスはここで培われました。

クライアントサービスの現場ではステークホルダーを円滑に取りまとめる力がつきました。加えて、アビームでは、興味がある分野の社内活動に参画できます。私も1年目から、子どもたちに将来役立つ力を身に付けてもらうイベントの企画・運営をはじめ、さまざまな活動をリードし、プロジェクトの推進力や企画力を習得しました。

「永井さんと一緒に働きたい」と一人でも多くの方に思っていただけるようになることです。そのためには、自分の力でお客さまのビジネスを好転させたと誇れる実績が必要になります。今まで以上にお客さまのプロジェクトの成功に向け、介在価値を発揮することで、求められ続ける存在になりたいです。

まずは企業研究や自己分析を繰り返し、自分の感情がどのようなことに揺さぶられるかを明らかにすることが大切です。私の場合は、自分が介在することによって企業や社会に良い影響を与えることがモチベーションになると感じ、コンサルタントを選びました。幅広い業界のお客さまに伴走し、企業変革に貢献できるアビームに出会えて本当に良かったです。