2024/5/09 更新
本田技研工業(Honda)

二輪・四輪・パワープロダクツ・航空機・ロボット技術などの各分野で独創的なものづくりを実践し、自由な移動の喜びをかなえるトータルモビリティカンパニー。「人や社会の役に立ちたい」という思いを原点に、革新的な製品開発に取り組む

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人事部 人材開発課
新卒採用グループ グループリーダー
賀川慧

2011年入社。以来、人事領域のキャリアを歩む。本社労政企画部への異動後は、制度企画や労働組合の窓口などを担当。その後、4年半ほどメキシコに駐在し、現地にある二つの拠点の現地従業員・駐在員約6000名の人事関連領域全般を担当。現在は本社人事部で新卒採用の責任者を務める

「差ではなく、違いを活かせ」というHondaイズムの下
何事にも臆せぬ挑戦心が夢のあるモビリティ開発を生む

モビリティ業界は今、100年に一度の変革期を迎えています。その中で、Hondaが掲げているのは、「カーボンニュートラル」と「交通事故死者ゼロ」の実現。CO2を排出しない電動化・燃料電池システムや、AI・センシング技術を駆使した安全運転支援システムなどの研究・開発に長年取り組み、環境負荷軽減と安全性向上というモビリティ産業における重要課題の解決に向け挑戦しています。

電動化や知能化などモビリティの可能性が大きく広がる今、より一層求められるのは、既存の枠にとらわれることなく、新しい価値を創っていける仲間です。Hondaではすでに、運転席のない自動運転専用車両や、体重移動だけで操作できるハンズフリーモビリティ、既存事業で培った技術を応用したアバターロボットの開発など、これまでにない革新的な製品の開発が進行中。こうした事業の広がりに伴い、機械系だけでなく、電気電子系やIT系の人材採用も強化しているのです。また、こうした新しいテクノロジーから生まれる価値をどのようにして世の中に提供していくかを考えることも重要になるため、さまざまな社会ニーズから新たなサービスを生み出す仕事など、理系だけでなく文系の学生も輝けるフィールドがHondaにはあります。

専門分野の異なる多様な人材を採用する中でも、高く評価している学生にはある共通点があります。それは、“Hondaでかなえたい明確な思いがある”ということ。Hondaは創業以来、二輪車、四輪車、パワープロダクツ、航空機といった幅広い領域で、社会の役に立つ、画期的な製品をつくり出してきました。その原動力となっているのは、社員の「夢」にほかなりません。一人一人が「自分はこうなりたい」「こんな社会を作りたい」という思いを持ち、夢に向かって行動することで、独創的な技術とアイデアが数多く生み出されてきました。実はその陰には、ビジネス化せずに終わっているものもたくさんあります。しかし、それほどまでに失敗を恐れず果敢に挑戦できるフィールドがあるからこそ、業界初・世界初となるような新しい製品を生み出せるのです。思いの内容は問いません。大切なのは、自分なりの目的意識を持ち、そのためにHondaで何を成し遂げたいかを高い解像度でイメージできているかどうかです。かなえたい夢を正直に、自分の言葉で語ってもらえれば、熱意は伝わるはずです。

また採用面接だけでなく、新入社員のその後の成長も見届けてきた立場から感じるのは、入社1年目から臆することなく行動できる人材は、軒並み高い成果を上げているということ。新人時代は、知識や経験の乏しさから、発言や行動をためらうこともあるかもしれません。しかし、若手には若手ならではの感性や視点があるはず。Hondaには「差ではなく、違いを活かせ」という言葉があるように、それぞれが個性を認め合い、持ち味を十分に発揮できる環境が広がっています。まずは自分なりの考えを持ち、積極的に挑戦してみてください。そうすればおのずと結果が伴い、若手のうちから裁量ある仕事に挑戦できる機会が巡ってくるでしょう。実際、入社1年目からアバターロボットや倒れないバイクといった次世代技術の開発に携わり、役員を相手にプレゼンテーションを行う社員もいるほどです。

価値観の異なる人と本音で議論し
同じ目的の達成を目指す経験

Hondaには、社員の夢や志を後押しするカルチャーが浸透しています。例えば、「ワイガヤ」がその一つ。社歴・年齢・部署の枠を超えてワイワイガヤガヤと議論する文化であり、ここから数々のイノベーションが生まれました。本気で意見をぶつけ合い、新しい価値を創りだすワイガヤの場では、新人だからという遠慮は必要ありません。若手が口にした何気ない一言が、未来の製品開発につながることもあります。実際、JAXAと共同で研究開発しているロケット事業は、若手技術者の声がきっかけで始動したプロジェクトです。

このワイガヤは、インターンシップの場で体験できます。実際に、社員と同じチームでディスカッションをしてみると、アイデアが積み重なっていく感覚や、自分一人ではたどりつかなかった答えが出ることに感激する学生も少なくありません。0から1を生み出す議論の場では、発言する主体性だけでなく、価値観や立場の異なる意見から学びを得る柔軟性も重要です。学生の皆さんは、部活動やゼミ、アルバイトなどを通して、周囲の意見を取り入れながら、「何がベストなのか」を考え抜く経験を重ねておくとよいでしょう。

他にも、Hondaのインターンシップはさまざまな点に力を入れています。例えば技術系職種では、専攻分野や領域ごとに細分化した100以上ものコースを用意。世の中に公開されていない機密性の高いプロジェクトに携わる機会も設けています。あえて学生をお客さま扱いせず、現場社員が高い熱量で指導やフィードバックをしているのも特長。世界をけん引する技術や仕事にかける熱い想いなど「Hondaのリアル」を体感していただけるでしょう。

最後に、私から学生の皆さんにお伝えしたいのは、就職活動を始めるにあたって、まずは徹底的に自己理解を深めることが重要だということ。例えば、幼少期からの年表を作り、自分自身の価値観や心が奮い立った瞬間を探ってみるのも一つの方法かもしれません。そして、そこから見えてきた、自分の成し遂げたい夢や目標が「この企業でかなえられるかどうか」をインターンシップの場を活用して、ご自身の目で確かめてみてください。

「ワイガヤ」で一人一人の想いやアイデアをぶつけ合い、ものづくり・ことづくりを通じて、世の中に新しい価値を提供している
面接で出会った
活躍すると確信した3人

自分なりの解を考えだし
主体的に行動できている

困難な状況に直面した時、「自分が何とかしなければならない」という当事者意識を持ち、物事を前に進めた経験がある学生は高く評価しています。そのような方は、1年目からでも自分なりに考え、ワイガヤの場においても主体的に発言しています

失敗を失敗で終わらせず
次の成功へとつなげている

失敗から得た学びを活かして、成功へと結びつけている学生は強いと感じます。そうした経験がある方は、まず自分で考えて行動し、その後しっかりと振り返りを行うことができるのが強み。行動と分析のサイクルを回すたび、確実に成長しています

確かな目的意識を持ち
誰よりも多く質問していた

選考段階から積極的に質問し、自分の意思を持って発言していた学生。自らゴールを決め、目標に向かって継続的に行動する姿勢が身に付いていたため、入社後も、目的意識を見失わず、どんな仕事にも臆せず取り組み、最後までやり遂げています


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