2023/9/27 更新
日本総合研究所

金融×ITという重要なインフラを支え
自身も貪欲に知識を吸収できる

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技術系専門職 プロジェクトマネジャー
オープン勘定系タスクフォース
齋地瑞月

お茶の水女子大学文教育学部人間社会科学科を卒業後、2019年に新卒入社。オープン勘定系タスクフォースに配属され、国内勘定系システムの開発・保守を手掛ける。21年からは、既存システムの更改を進める「API基盤構築プロジェクト」のメンバーに就任。翌年にはリーダーとなり、プロジェクトを成功へと導いた

現在の仕事内容は?
SMBCグループのIT中核企業として、銀行システム部とITベンダーを巻き込んで、システム開発・保守プロジェクトを推進しています。入社3年目に参画したのが「API基盤構築プロジェクト」。データ連係をAPI化する事で従来よりも内部および外部システムとの接続性が向上し、より柔軟で低コストな開発が可能となります。最初はリーダーをサポートする立場として、資料作成や社内の調整業務を担当していました。しかし、翌年には同プロジェクトのリーダーを務めることに。お客さまとの交渉や調整なども任せていただけました。実は、大々的にメディアへ発表されるほどに注目されているプロジェクト。それだけに責任の大きさも感じました。
この仕事を選んだ理由は?
社会に大きなインパクトを与えられるような仕事に就きたかったからです。大学時代に教育学を専攻していた私は、誰かの生活や人生を支えたいと考えていました。学童保育のアルバイトをしており、子どもたちの未来に種まきをすることの素晴らしさを肌で感じました。ですがそれ以上に「今まさに」誰かを支えている実感を得たいと考えるようになったのです。そこであらゆる人の生活の根底となっている金融業界に着目しました。その上で私が興味を持ったのがITです。今まで触れたことのない領域でしたが、新しい技術が次々と生まれ、将来的にもニーズが高まり続けることが期待されるこの分野なら、絶えず学びながら活躍できると考えました。「金融」×「IT」の中でも日本総合研究所を選んだのは、若いうちからあらゆる挑戦ができると感じたからです。選考中に社員の方々から年次に関係なく裁量を任されることを聞き、胸が高まりました。
仕事のやりがいは?
API基盤構築プロジェクトのリーダーとして、無事にリリースできたときは大きな達成感を味わえましたね。慌ただしい日々でしたが、不具合一つなくシステムを稼働できました。「わずか入社4年目でこの偉業を成し遂げるなんて」と周りからも認めていただけたことは、現在の自信にもつながっています。
仕事の大変なところは?
業務の中でも特に重要な関係者との調整作業には、細心の注意を払っています。社内の他部署から、社外のベンダーや銀行まで幅広い方と関わります。この課題をどう解決するか、どんなスケジュールで動くかといった調整には、時間と労力、そして交渉力が必要です。上司に助けられながらコミュニケーションの方法も学ぶことで乗り越えてきました。
今までで一番印象的だった仕事は?
一番思い出深いのは、やはりAPI基盤構築プロジェクトへの参画です。リリースまで苦難の連続で、予定していたスケジュールより大幅に長引いてしまったプロジェクトでした。当初、システムの知見が全くなかったため、知識習得から始めました。APIに関する講座を受けたり、設計書を読み込んだり、先輩に相談したり。地道な行動が実を結び、他部署のメンバーや社外のベンダーとも対等に話ができるようになりました。こうした行動が認められたのか、入社4年目にしてリーダーを任されたのです。不安な気持ちもありましたが、「齋地はもうシステム知識のある有識者だから」という上司からの言葉で奮起し、今までより責任感が芽生えました。
仕事を通じてどんな成長ができた?
任されたことだけでなく、物事を俯瞰して考えられるようになりました。入社1年目の頃、自ら開発したシステムのテスト工程で検証漏れをしてしまいました。行うべき10個の検証を6個で終えてしまったのです。原因はシステム全体を理解していなかったから。設計書を一から読み直してシステム全体を理解し、自分のすべきことの重要性を再認識しました。
今後の目標は?
「あなただからこの仕事を任せたい」と誰からも頼られるような存在になりたいです。社内を見渡して思うのが、社員全員が勉強熱心で、日々の仕事を着実にこなしていること。憧れの先輩たちばかりです。そんな先輩たちを追い越せるよう、知識習得や資格取得に向けて、勉強に打ち込んでいます。
自分らしく働ける仕事はどう選ぶ?
チャレンジしたいと思う分野を見つけることが大切です。就職活動では、勉強した分野と仕事との共通点を探す学生さんが多いかもしれません。しかし、その領域に絞って自分の道を探すのはもったいないと思います。「面白そう」「何かを学べそう」と感じられる分野に飛び込んでみると、新たな自分を発見できるはずです。

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