世界最大の金融機関の一つであるバンク・オブ・アメリカ。日本において2つの法人を通じ、事業会社や金融機関、政府機関など幅広い法人顧客に対し、株式や債券のトレーディング、資本市場業務、投資銀行業務、その他アドバイザリー・サービスを提供する
アソシエイト
東京大学法学部卒業後、2020年4月にBofA証券へ新卒入社。カバレッジチームのアナリストとして2年間活躍する。現在はM&Aチームのアソシエイトとして、数々の企業のM&Aのアドバイザリー業務に従事し、国内外の企業のビジネスの発展・加速に貢献している
財務のエキスパートとしてプロジェクトを動かし
M&Aや資金調達といった企業成長の遂行者となる
若手のうちからプロフェッショナルとして、企業の経営層と関わるような刺激的な仕事がしたいと考えていた私。そのため就職活動時には、戦略コンサルタントやベンチャー企業なども検討していました。その過程で見出したのは「企業経営において最も鍵を握るのは、いかにお金を調達し、それをいかに投資していくかである」という考え方です。資金調達や上場、買収などさまざまな経営上の重要局面において、財務領域のプロフェッショナルとして企業に対しアドバイスし、プロジェクトを推進することで、企業価値の最大化・企業の非連続な成長に寄与したいと考えるに至りました。
その軸で就職活動を進める中で、当社のインターンシップに参加しました。そこで出会った社員の人間性の豊かさ・風通しの良い社風は、入社の大きな決め手になりました。学生である私に対して“人と人”として対話してくれる印象が強く、「こんな人たちと一緒に頑張りたい」と感じたのです。その予感は見事に的中。もちろん上司や部下などの“役割”はありますが、上下関係の堅苦しさは感じません。対等な立場で本質的なディスカッションを大切にするカルチャーが浸透しています。重要なプロジェクトが佳境を迎えているときも、周りの仲間と「今が正念場だ」と鼓舞し合う姿はとても魅力的です。
現在は投資銀行部門のM&Aチームのアソシエイトとして、企業価値算定、価格/契約交渉、プロセス全体のスケジューリング・管理、デューデリジェンスをはじめ、企業の買収・売却・合併等に関する案件のアドバイス・サポートを担当しています。顧客である企業の方々だけでなく、弁護士や会計士、税理士などの専門家と関わる機会も豊富。フィナンシャル・アドバイザーとして各関係者を取りまとめながら、案件を執行していきます。プレッシャーはありますが、無事案件が公表されたときの達成感は大きなものです。
財務という領域で勝負しながら
業界知識や交渉力も磨いていく
特に印象に残っているのは、ある大手企業グループの子会社売却案件です。売却案件においては、対象企業の事業内容や成長戦略を熟知し、時には事業計画の作成までサポートしながら、買い手となる企業に対して対象企業の魅力をしっかりと伝え、投資を検討してもらうことが重要です。とはいえ自分としてはその業界に関する根本的な理解や知識は当初ほとんどなかったため、業界関連の本やレポートを読むなど必死にキャッチアップしていきました。この案件は、買収に手を挙げた企業が複数存在する入札方式を採択した案件であり、複数の買い手候補と同時並行でやり取りする必要がありました。膨大な量のコミュニケーションに追われながら、私の言動一つ一つが、案件の正否に強く影響しているのだと実感しました。1年以上の長丁場となりましたが、公表に至った時の達成感は、一言では言い表せません。
振り返れば、自分の知らないことや実力不足が浮き彫りになって、悔しい思いをすることもありました。ですがそれを原動力にすることで、さらなる次のステージを完走でき、プロフェッショナルとしてより大きく成長していくことができると信じています。
入社してからしばらく経ちましたが、仕事は常に「今が一番面白い」と感じています。そういった経験をしてきたからこそ、自信を持って言えることがあります。職場選びには、「その企業で自分の武器を見つけ、キャリアプランを明確に描けるかどうか」が重要だということです。社内の仲間や社外のステークホルダーなど、「ともに切磋琢磨できる仲間がいるかどうか」も見極めてください。きっと心の支えになってくれるはずです。
入社直後からリモートワークへ 相手の立場を考えた対話を
コロナ禍での新卒入社。例年のNY研修はおろか、対面の仕事もままならない状況に。メールベースでのコミュニケーションが中心となる中で、文面上でも、相手の理解度・考え方を意識してスムーズに対話できる力を鍛えました
企業の成長ストーリーを作成し 大型株の売出に貢献
とある大型株の売出案件に主幹事として参画。投資家向けに企業の魅力・成長性を訴求するためのストーリー作りに携わりました。少数精鋭で、これまで以上の大きな裁量に苦戦しながらも挑み続けた結果、無事に完遂できました
アソシエイトとしてM&A部門へ さらに広く深く貢献できるように
アソシエイトに昇格すると同時に、M&Aチームへ異動。モデリングからデューデリジェンス、実際の契約交渉に至るまでM&A案件の全体を見渡すことができ、多彩かつ本質的な経験を積めました
自分が中心となって 案件をドライブする存在に
企業だけでなく、弁護士や税理士、会計士といった専門家を巻き込みながら、様々な局面をドライブできるまでに成長。M&Aのアドバイザーとして、企業経営における重要局面に大きな影響を及ぼす責任とやりがいを日々実感しています