2024/5/09 更新
A.T. カーニー

1926年米国シカゴで創業。世界41カ国71拠点に展開する世界有数の戦略系コンサルティングファーム。戦略立案からオペレーションに至るまで高品質のサービスを提供し、成果実現への強いコミットメントにより高い評価を獲得

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法学部
戦略コンサルタント
シニアビジネスアナリスト
中村 明日香

幼少期に8年間米国に在住。慶應義塾大学を卒業後、2022年4月にA.T. カーニーへ入社。OJT期間から現在までの約2年間で、海外戦略を中心に、飲食・宇宙・広告・建設・不動産・コンテンツなどの多様な業界で事業戦略立案を手掛ける。23年7月にはシニアビジネスアナリストへ昇進

エンターテインメント、宇宙、不動産などの産業を支援
企業の意思決定に影響を与える怖さとやりがい

8歳まで過ごしたアメリカ生活と留学で得られた、世界が広がる感覚。私が、英語を使う仕事をしたいと思った原体験です。加えて、事業や商品の方向性を考える仕事が面白そうだと考え、コンサルティングファームやシンクタンク、マーケティング領域のインターンシップへ参加するようになりました。その中で、市場を先読み、会社全体の方針を決めるマクロな視点が求められる仕事にワクワクすることに気付き、戦略コンサルタントを志望し始めました。

A.T. カーニーへの入社を決めた理由は、インターンシップで社員の優秀さを目の当たりにしたから。印象的だったのは、サポート役の社員が私の考えを聞きながらフラットに議論をしてくれただけでなく、私の思考の2歩3歩先をいくインプットをくれたことです。「この人のようになりたい」と感じるとともに、A.T. カーニーには優秀な人材が育っていく環境があると感じました。

入社後は、研修やOJTにてコンサルタントに求められる品質水準の高さを痛感しました。先輩コンサルタントの指導の元、分析や資料作りなどのスキル面だけでなく、「新人といえど1人のプロフェッショナルとして価値を生まなければいけない」というマインドセット面も学びました。

この学びが業務で活かせている実感を得たのは、入社1年目の終わりに、初めて小規模なプロジェクトのリードを任された時でしょうか。プロジェクト全体のスケジュール設計、タスクの洗い出し、検証・分析、ストーリー構築、資料作成、プレゼンテーションまで、全工程において自分の裁量で進める経験を積むことができました。当時、ウクライナ問題や円高など大規模な情勢の変化も相まって分析は難航しましたが、一連のデリバリーを自分独りでやり切ることにより、結果的に自分自身の大きな成長につながりました。クライアントとの信頼関係を構築できたことで、コンサルタントとして活躍する自信が生まれたのもこの頃です。

インド市場といえば「中村」と言える
社内外での信頼獲得につながった

次のターニングポイントは、大手コンテンツ企業のインド市場参入戦略をメインで担当したことです。当時は、クライアントだけでなくA.T. カーニーにも、コンテンツ領域でのインド市場理解が全くない状態でした。現地で人気のコンテンツの調査など市場動向をひもとくところから始め、最終的には代表取締役の方もお連れして現地へと足を運び、競合コンテンツのマーケティング状況や、売り場での様子を確認することに。市場理解を深めた結果、インドへの投資機会として最適な時期であると判断し、投資計画をクライアントと共に策定できたのです。社内だけでなくクライアントからも「インドといえば中村」と覚えてもらえるようになったのは自信につながりました。

その後インド以外にも海外戦略を多く任せてもらえるようになり、現在は鉄道関連のプロジェクトで海外事業を担当しています。新たな領域に触れる機会は非常に多く、入社後2年間だけでも、飲食や宇宙、広告、建設、不動産など多種多様です。キャッチアップが大変で、時にはクライアントの経営の意思決定に携わらせていただくことにプレッシャーを感じますが、どの業界も面白く、やりがいがあります。

私がこの仕事に出会えたのは、自然体で選考に臨んでいたからだと思います。選考に参加するまでは気付きませんでしたが、結果的に、粘り強い性格などが会社にフィットすると評価してもらったように感じます。この会社、社員と一緒に働くイメージが湧くまで、先入観を持たずに就職活動に臨んでみるのがいいのではないでしょうか。

2022年4月

入社研修のレベルの高さに驚き 不安を行動量でかき消した

入社直後に取り組んだ、議事録や定量分析、リサーチに関する実践研修は、想像以上にハイレベルでした。要求水準の高さに不安を覚えましたが、インプット量を増やし、教えを振り返ることで、不安を払拭しました

2022年5月

チャットやツールの使い方まで 基礎から学んだOJT

実戦経験を積むOJTプロジェクトで、英語での資料作成や定量分析を担当。語学の壁に直面しながらも、構造化した文章の書き方や分析ツールの使い方などの基礎から教わり、少しずつ仕事に慣れました

2022年12月

クライアントの一言が自信に 初の単独リードプロジェクト

小さいプロジェクトをリードする側を初めて担当した時は、プレッシャーで押しつぶされそうになりました。しかし、毎日議論に付き合ってくれた上司のおかげで、無事に完遂。「またお願いしたい」というクライアントの声が、自信になりました

2023年7月

入社1年3カ月での昇進 多国籍チームのリードを経験

自走力を評価され、シニアビジネスアナリストに昇進。同時期に担当したプロジェクトでは海外オフィスメンバーを含む多国籍チームのリードを経験。ワークスタイルも、成熟度も異なるメンバーと、共に成果をあげる難しさを実感しました

事業戦略の策定には、チームメンバーやクライアントとの議論が欠かせない

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