AI時代、人事は学生の何を見ている?
新卒採用「変わったこと」「変わらないこと」
売り手市場に陰りが見え始めている今、選考の現場では、学生を見極める視点にどのような変化が生まれているのだろう。
その答えを求めて、採用現場を熟知する人事担当者に「新卒採用の変わったこと・変わらないこと」を聞いた。変化の時代でも活躍する人と伸び悩む人の違いは何か。そんな比較も交えながら企業が選考で重視するポイントを探ろう。
人の可能性に賭ける採用へ
新卒採用担当
変革を担う人財像を明確化
思考と挑戦意欲を重視
アルプスアルパインの新卒採用は、事業環境や技術の進化に合わせて常に変化を続けています。近年はAI活用が社会に広がり、単に完成度の高いエントリーシートを評価するのではなく、「なぜそのように考え、行動したのか」という個人の思考プロセスをより一層重視する選考へと変化しました。また、2025年に策定した新ビジョン「人の感性に寄り添うテクノロジーで未来をつくる」の実現に向けて、時代の変化を前向きに捉え、自ら主体的に学び、新しい価値の創造に挑戦できる人財を求めています。選考では、技術や事業への深い好奇心、主体的に課題を見つけて行動する姿勢、多様な仲間を巻き込みながら挑戦できる力を、対話を通じて丁寧に確認しています。対面とオンラインを効果的に組み合わせた採用活動を通じて、一人一人の可能性や価値観を深く理解しながら、より良いマッチングを行っています。
挑戦する人を信じ
協働で価値を生み出す文化
どんなに時代が変化し社会が複雑化しても、「人に賭ける」という根本的な考え方と、果敢に挑戦する人を力強く後押しする姿勢は決して変わりません。当社では、新しい価値や革新的な技術の創出に向けて、社員一人一人が主体的に考え、挑戦することを大切にしています。一方で、当社のものづくりは決して一人で完結するものではありません。国内外の拠点や多様な専門分野が密接に関わり合い、営業、開発、製造、品質管理など、それぞれの強みを結集することで初めて新たな価値が生まれます。だからこそ、自ら考え行動するだけでなく、多様な価値観を尊重して受け入れながら周囲を巻き込み、協働を通じてより大きな成果を生み出せる人財が活躍しています。部門や国境の壁を越えて互いの専門知見を掛け合わせ、新たな社会価値の創造へとつなげていく姿勢こそが、当社がこれからもずっと大切に守り抜いていく価値観です。
好奇心を原動力に
挑戦と学びを続ける人
変化の激しい市場でも活躍できるのは、自ら「やりたい」と手を挙げ、自発的に学び続ける人財です。実際当社では、入社3年目のエンジニアが「顧客の生の声を聞きたい」と志願し、展示会で自社製品を紹介する説明員を任されました。他にも「海外に行きたい」「これが作りたい」とやりたいことを発信し、希望をかなえる社員が多数。自らのキャリアを切り開ける人こそが、どのような時代においても専門性を磨き、自分らしく成長し続けることができるのです。また、当社には入社後1年間のマンツーマン指導の他、2年目、3年目の集合研修、階層別研修や高度な技術者教育など、社員の成長を後押しする制度が豊富。自ら手を挙げることで学びを深められる環境が整っています。
失敗を恐れて挑戦を避け
学びをやめてしまう人
反対に伸び悩んでしまうのは、「失敗を恐れて挑戦をためらう人」や「周囲からのフィードバックを活かせない人」です。挑戦と改善をやめれば、自らを伸ばす貴重な機会を逃してしまいます。当社の創業当時からの合言葉は「失敗を恐れるな」。新しい挑戦に失敗は付きものと捉え、失敗を前向きな学びに変えて次の行動につなげることを重視しているため、挑戦しやすい環境です。また、良い意味でおせっかいな社員が多く、日々積極的に助言やサポートが交わされていることも特徴。他者の異なる視点をキャッチしやすく、素直に耳を傾け、試行錯誤を重ねれば新たな可能性を大きく広げることができます。自分の考えに固執しすぎずに、柔軟さを持って成長していけるはずです。
これからの時代において大切なのは、変化を前向きに受け入れ、常に主体的に学び続ける姿勢です。ぜひ多様な社会人と直接会い、インターネットだけでは得られない一次情報に触れてください。表面的な情報だけでは見えない企業の実際の姿や仕事の環境を深く知ることで、自身のキャリアに対する視野が大きく広がるはずです。「人の感性に寄り添うテクノロジーで未来をつくる」という当社の新しいビジョンも、ぜひ自身の価値観や実現したいことと照らし合わせてみてください。そして正解のない問いに対しても、失敗を恐れることなく果敢に挑戦し続けてほしいと思います。就職活動を通じて、自分自身の価値観や本質的な軸を深く理解することが、入社後も変化に対応しながら、自分らしく力強く成長し続ける原動力になるはずです。


