2022/11/01 更新

セイコーエプソン

若手のうちから新機種の立ち上げに挑み
印刷業界を変革する

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商業・産業用プリンター営業部
田中 友香莉

新潟県立大学国際地域学部卒業。中国語を学びながらグローバルへの意識を高め、2019年にセイコーエプソンへ入社。現在に至るまで、営業本部にて国内外の企業に対して、自身が担当する新製品の販売推進などに携わる。近年海外に渡航する機会も増え、世界中にエプソン製品の魅力を伝え続けている

成長を加速させる3つの思考法

取引先だけではなく製品を使用する企業や人々のことまで見据える

私が担当する販売会社の先には、必ず製品を使う企業や従業員がいます。実際に製品を使う方々が私の提案を聞いて、製品の魅力が最大限伝わるように、明瞭さを意識して、日々営業活動に取り組んでいます

良い提案をするために自ら改善点を求めて軌道修正をする

製品の詳細は他部署へ問い合わせたり、製品研修の感想を販売会社に伺ったりと、まだ若手だからこそ、営業の枠を超えてさまざまなリソースを使いながら、提案内容をブラッシュアップします

製品や仕事に対して誇りを持つことで提案に深みを出す

製品の魅力を最大限に理解し、愛情を深めることで、提案内容に熱意や思いを乗せることができます。このような気持ちがお客さまに届けば、自分の仕事がとても価値のあるものだという実感が湧いてきます

「コミュニケーション力と語学力を活かして、日本製品を広める営業になりたい」。明確な就職活動の軸を貫いた結果、出会ったのがセイコーエプソンでした。高い技術力を持ち、売上比率の8割以上を海外が占めるほどのグローバル企業。世界で活躍する営業になれると感じ、入社を決めました。入社後に配属されたのは、国内外の販売会社へ産業用プリンターを提案する営業部です。エプソンのプリンターといえば、一般家庭やオフィス用のプリンターを連想しますが、私が担当になったのは幅が4メートルを超え、一つ数千万円にも上る大きな機械でした。このような巨大で高価格な製品を自分が販売できるのかと不安に感じたのを覚えています。ですが、1年の研修期間で、数多くの販売会社とお客さま先を訪問し、提案内容や製品の使い心地を直接聞くことで、製品の魅力を知り、多くの方々に製品を広めたいと思うようになりました。
専門的な知識や製品理解も深まりつつあった入社2年目に転機が訪れます。デジタルラベル印刷機「SurePress(シュアプレス)」の新機種における販売戦略の立案やプロモーション企画を任されることになったのです。予期せぬ大役に、大きな重圧を感じましたが、新機種の魅力を国内外の販売会社にアピールすることは、プレッシャーと同時にチャンスだと考えました。なぜなら、1年間でじかに聞いたお客さまの声を新機種に反映し、顧客・自社のビジネスに貢献できるからです。また、販売会社の4割は海外なので、世界中へ日本製品を広めるという夢を実現できると思いました。
競合分析や市場調査などの新たな業務にも挑戦し、いざプロモーションに入った時は、世界はコロナ禍真っただ中でした。新機種の魅力を最大限に伝えるには、実機に触れていただくのが一番でしたが、それはかないません。
そこで私は、オンラインでデモンストレーションや研修を計画しましたが、そこでさらに問題が発生します。高画質な印刷物や印刷の手軽さを伝えたいのに、映像が荒くて印刷物が見えにくかったり、音声が途切れて正しい操作方法が伝わらなかったりと、ハプニングの連続でした。そこで、デモンストレーションの動画や提案のトークスクリプトを事前に作成。高機能のマイクやカメラをそろえ、ノンストレスなオンライン環境も整備しました。販売会社の意見も取り入れながら試行錯誤を繰り返した結果、国内外問わず、多くの反響を頂きました。前機種を超える高品質な画質、使い勝手の良さなど、私が新機種に感じた魅力を世界中に発信することができ、多くのファンを獲得できたのです。

印刷業界の課題を解決するために新製品を世界へ届け続ける

現在印刷業界は、深刻な人材不足です。そんな中、ボタン一つで高画質な印刷物を生み出せるSurePressは、業務効率や人手不足を改善させる可能性を秘めており、実際に2021年には国内導入数第1位の評価を受けています。このような魅力的な製品を、販売会社と協力しながら自分の力で世界中に拡販できていることがうれしいですし、入社2年目からこのような機会を頂けたのは、若手のチャレンジを推進するセイコーエプソンならではだと思います。
私にとってSurePressは、わが子のようにかわいい存在です。お客さまや販売会社が使い勝手や印刷のクオリティーを褒めてくださる度に、誇らしく思います。入社4年目となった今もSurePressの拡販を続けていますが、お客さま、ひいては印刷業界に貢献するSurePressのような存在を増やすために、新たな製品の立ち上げにも挑戦し続けていきたいです。

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