2024/5/09 更新
村田製作所

PCから自動車、半導体、産業用ロボットまで、あらゆる機器の部品を手掛ける総合電子部品メーカー。セラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている。日本だけでなく世界シェアでもトップクラスで、海外売上比率90%以上を誇る

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人材開発部
採用課
腰塚弘徳

大学で日本史を専攻し、近代の一般階層の暮らしを研究。その中で生活に欠かせない基盤を支える仕事がしたいと考え、2021年に村田製作所へ新卒入社。また、世界へ影響を与えられる大きな組織の構築にも関心を抱き、コーポレート部門に興味を持つ。現在は新卒採用やインターンシップ運営に携わる

新たなことに果敢に挑戦する「自律」した人材が
モノづくりの最前線で価値を発揮する

グローバルに事業を展開する村田製作所(以下、ムラタ)では、世界全体を一つの社会として捉え、未来のありたい姿を描き、そこから現場の課題へと落とし込む。世界で通用する製品を生むためには従業員の革新的な思考が必要です。そんなムラタで活躍する人は「新たなことに果敢に挑戦できる自律した人」という言葉に集約されます。その理由をお伝えするには、ムラタでの仕事に対する姿勢、取り組み方を紹介する必要があるでしょう。

まず、グローバル規模のムラタのビジネスでは、さまざまな業務で、幅広いお客さまや協力者を相手に仕事をしています。だからこそ、未知の環境に立ち向かう勇気、前例にとらわれず本質的なニーズを理解する情報力が必要です。それにより新たな試みへの挑戦が可能となります。例えば、社内の会話では、世の中のニーズや最先端技術といった話題やニュースがおのずと共有されています。さまざまな業種や地域へ多様な製品を提供するために「この取引先は今こんな課題を解決したい」「この国ではこんな技術が生まれている」という一次情報を有した現場が起点となり、マーケティングチームや、サプライチェーンマネジメントチームなど社内のあらゆる部署が関わります。最新情報を元に、全従業員が日々、未来社会に必要な製品を創るため、できるチャレンジを実行しているのです。

また、社内であっても国際出向者や、海外関係会社との協力といった異文化交流の機会の中で、年次を問わず意見を求められる風通しの良さもあります。異なる価値観や環境でも自分の考えを堂々と発信する姿勢が必要です。そのため、受け身の姿勢で既定路線を進むのではなく、主体性を持ち能動的に行動することが、グローバルシェアを獲得するようなモノづくりの最前線で価値を発揮します。独自の製品を生み出すためには、自分の考えを持ちながら、周りと言葉を交わしてより良いアイデアへと昇華させていく力も大切です。

さらに、さまざまな文化や価値観を持つ人がいるムラタだからこそ、議論をする場面では、時に異なる意見が対立し、うまく混ざり合わないことも。そうしたときは、“本来の目的”に立ち返り、「このプロジェクトで何を、何のために達成したいのか」、全員で目指す方向を共有します。そして、論理的思考を持って状況を分析し、仮説に基づき多様な意見を交わしながら議論を前に進めるのです。それぞれの強みを価値貢献につなげながら、多様性を活かし、共に歩むのがムラタの目指す姿です。

全力で何かに取り組んだ経験と
自分なりの判断軸を持つ

ムラタの長期構想「Vision2030」でも「グローバルで多様な人材が活躍し、個人として、組織全体としてイノベーターを目指す」と掲げ、それぞれの持ち味を活かし活躍することを重要視しています。

ムラタで活躍する社員の中でも、生き生きと働いている人たちは、学生時代にどのような経験を積んできたのでしょうか。共通しているのは、自発的に考え、積極的にチャレンジしたことです。仮説思考で自分なりの意見を持ち、積極的にチャレンジする姿勢が大きな成長を生んでいます。また、目標を持って取り組むことが大きな成果をもたらします。ムラタで新人にOJT(On the Job Training)研修を行う先輩社員は、指示を出す人ではなく、意見を引き出して一緒に仕事を進める伴走者のような存在になります。自分自身が「どう考えるのか」「どう思うのか」という部分を引き出して具体的な施策へ落とし込みますから、意欲次第で大きな成果を目指せます。

皆さんも学生時代に全力で取り組んだことを語れる人になってください。学生生活は、就職活動に全力を注ぐだけの期間ではありません。大学生活を振り返ったときに「就職活動やインターンシップを頑張ったな」というだけではもったいないと思いませんか。学生時代だからこそできることに全力を注ぎ、「苦労したけれど成長できた」「大変だったけれど楽しかった」と自分を誇れることが有意義だと考えます。

そして、就職活動中は、自分なりの判断軸を持って「この企業は自分に合っているか」を見極めてください。例えば、挑戦したい職種、活躍したい業界、共感できる企業理念、携わりたい事業、一緒に働きたい人など、自分の大事な「羅針盤」を持っておくことが重要です。これにより、進路を決める際に自分の選択の理由を確認でき、企業選びに迷ったときにも自分の考えを明確にすることができるでしょう。

私の場合は、大学で日本史を専攻し、一般市民の生活の歴史を研究した経験から、「人々の生活インフラの根幹を支える仕事がしたい」という軸を持っていました。そのため、当社の事業内容や理念に強く引かれ、熱量高く仕事を語る社員の姿に憧れました。面談で「使命感を持って仕事を楽しむ社員の姿に共感した」「この技術力をもっと磨いて社会へ貢献したい」という話が出てくると、同じ理念に共感した仲間に会えたという喜びを感じます。就職活動時に考えた軸は、社会人になっても役立ちます。仕事でつまずいたときに「自分が頑張る理由」を思い出し、成長を確認するためのマイルストーンになるでしょう。初めての体験で戸惑う時、学生時代に「全力で取り組んだ経験」が、あなたの大きな力になります。諦めず、周囲と連携して乗り越えた成功体験は、自信を生み、次の挑戦へとつながるでしょう。今を大切にし、一つ一つのことに全力で取り組んでください。今の頑張りは未来のあなたにとってかけがえのない財産になります。

村田製作所の持ち味でもある、「育ち・育て合う」風土。新入社員をサポートする先輩社員も育成から学びを得ていく
面接で出会った
活躍すると確信した3人

研究者として専門性が高く
協調性も大事にできる

知的好奇心と強い探求心があり、学生時代は研究に熱中。関係者との信頼構築も大切にしていたそうです。現在は研究開発部門にて電子部品材料の開発に従事。スマートフォンや自動車、家電製品などの根幹となる材料を生み出しています

リーダー経験が豊富で
課題解決力が高い

課題解決を得意とし、学生時代はサークルや団体を積極的に引っ張る存在として活躍。各製品の供給を統括するサプライチェーンマネジメントを担当。社内外の関係者を巻き込んで数々の分析と重要な意思決定を行い、最適な製品流通を実現しています

アンテナの高さと行動力で
新たなことに果敢に挑戦

学生時代から好奇心旺盛で、アンテナを張って新たなことにも果敢に挑戦。その知見と行動力を活かし、現在は企業の未来を担う新規事業開発に取り組んでいます。情報の引き出しが多く、企画の発想もクリエーティブで斬新。社内でも一目置かれる存在です


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