2022/4/08 更新

エヌ・ティ・ティ・データ

「情報技術で、新しい「しくみ」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する」ことを企業理念に掲げる。社会課題に対して先進技術を用いたソリューションを数多く提供し、業界をリードしている

私の視点が上がった瞬間

システム目線だった開発者からお客さまの一番の理解者に

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ITサービスペイメント事業本部 カード&ペイメント事業部
戦略・ビジネス企画統括部 ビジネス企画開発室 主任
川畑 友理恵

2015年エヌ・ティ・ティ・データに入社。以来、交通系ICカードやショッピングセンターなど数多くのポイントシステム開発案件に従事。現在は、自社が展開するカード決済システム『CAFIS』の商品企画を担当している

世の中で広く使われるシステムを作りたい。そんな志を持って就職活動していた私にとって、日本最大手であるエヌ・ティ・ティ・データはまさに理想の環境でした。企画やプロジェクト管理などの上流に携わる仕事がしたいと考えていた中で、若手社員にも段階的にプロジェクトマネジメントを任せてもらえる環境だと知り、迷わず入社を決めました。

入社後2年は、交通系ICカードのポイントシステム案件にてコーディングやテストを担当。開発フェーズ中心の業務でしたが、日常生活の中で自分が関わったシステムが使われているシーンを目にした時は仕事の影響力を実感しましたね。

キャリアの大きな転機は3年目の時。ショッピングセンターのポイントシステム新規開発案件にPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として参加しないかと打診されました。しかし、ついに念願の仕事ができると胸を躍らせる私を待っていたのは、お客さま社内のビジネス整理が難航していて、開発要件がまとまらず開発に着手できないというプロジェクトの状況。一刻も早く状況を改善するために、会社を代表して一人でお客さま先に常駐することになりましたが、これまでシステム開発ばかりに目を向けてきた私と、ビジネス視点での説明を求めるお客さまでは全く視座が違い、「何のためにこのシステムを作るのか」というお客さまの問いをきっかけに、目的や背景まで考えられておらず、開発者目線にとどまっていた自分の視点の低さを痛感したことを今でも鮮明に覚えています。

自分に足りないのは、お客さまのビジネスを理解した上で、より上位の提供価値を示す提案であるということに気付いてからは、約1カ月かけて猛勉強し、お客さまの誰よりも事業やポイントシステムにまつわる知識を習得することに注力。その後はビジネス価値をポイントシステムによってどう提供できるかの目線合わせを行いました。プロジェクトにおいて、あくまでも最終決定権はお客さまにあるためどこまで踏み込んだ提案を行うか頭を悩ませましたが、先んじて提案内容を考え都度選択肢を提示することでお客さまも納得してプロジェクトを進めることができ、無事に現在も多くの人に使われているポイントシステムをリリースすることができました。

責任の大きなポジションでしたが、新たな価値の創造にはお客さま以上にお客さまのビジネスを理解し、一緒に未来を描く姿勢が重要であるという、今の価値観が形成された、思い出深いプロジェクトです。

リアルな風土を体感することで
全力で働ける場所が見つけられる

このプロジェクト以降、お客さまのことを徹底的に調べ、足りないピースを補う役割を担うことが私のスタイルになりました。私が作成した提案資料が、「弊社のポイント業務を熟知した上での仕様提案が具体的」と高く評価され、数十億円規模の受注につながったこともあります。今は部署も業務内容も当時と違いますが、相手以上に相手を知るという姿勢は、どんな場面でも新たな価値創造に必要なこと。今後もこの姿勢を貫いていきたいですね。

働いていると、スキルや知識の不足で不安になることもあると思います。私も何度も壁にぶつかりました。しかし、この会社で前を見続けられたのは自分と同じ価値観の仲間がいたから。インターンやOB訪問などで社員の働く姿に直接触れていたからこそ、自分に合った職場を見つけられたと思います。そのためにも、自分がどんな仕事をしたいのかを明確に自己分析し、できるだけリアルな会社の雰囲気を体感することが何よりも大切。ぜひ、後悔のない就職活動をしてください。


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