2023/9/27 更新
日本取引所グループ(JPX)

日本経済の中枢で活躍する人々の
成長を支える存在を目指したい

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水谷有里

2020年に新卒入社。初期配属の上場部では、開示業務室ディスクロージャー企画グループにて、上場会社の投資判断上重要な情報の適時開示に関わる制度の企画や上場会社へのサポートなどの運用に携わる。23年4月に人事部に異動し、現在は新卒・中途採用活動や人材育成に関する制度の企画・運営に従事する

現在の仕事内容は?
日本取引所グループ(以下、JPX)の採用活動と人材育成に関する制度の企画・実施が主です。採用活動では、説明会等の企画や本選考の実施について、若手から中心的な役割を担います。人材育成に関しては、キャリアの段階に応じた階層別研修や業務に必要なスキル習得のための研修費用補助制度、国内外の大学院や専門機関等への派遣に関する社内公募の運営など多岐にわたります。直近では、もともとあった人事制度の一つである「メンター制度」について、入社間もない後輩社員と別部署の先輩社員とがコロナ終息後も継続的に交流機会を持てるよう見直し、後輩社員が不安や悩みを気軽に相談できる「ななめの関係性」を築ける仕組みをつくり直しました。
この仕事を選んだ理由は?
「広く人々を支える仕事がしたい」という思いが根底にあったからです。原体験は大学時代に水球部のキャプテンを務めたことですね。先輩や後輩、監督、マネージャーなど、多くの仲間に助けられた経験が強く心に残っていたことから、「今度は自分が誰かを支えていきたい」と思い、それを体現できる仕事を探しました。そこで多くの人々を支える金融業界に引かれ、中でもJPXが「日本経済の心臓」として重要な役割を担っていることを学び、JPXで自分の思いを大事にしながら働きたいと志望するようになりました。またOB・OG訪問等を通じて、温和でありながら仕事への情熱を持つ人柄の社員が多いと感じたことも理由の一つです。加えて、入社後にジョブローテーションにより自身の適性を発見しながら、JPXの一連のバリューチェーンを俯瞰できる点も魅力に映りました。実際に上場制度の設計等を行う上場部から現部署への異動を経て、視野が広がっています。
仕事のやりがいは?
設計に携わり、魂を込めて企画した制度に反響があるとうれしいです。特に見直し後のメンター制度には注目が集まり「気軽に相談ができ、キャリアを考える機会になった」と声が寄せられました。JPXでは人事部に限らず、若手から制度づくり等の難しい仕事に挑戦でき、反響を直に感じられると思います。
仕事の大変なところは?
時代の変化に合わせ、正解を求め続ける点です。「取引市場やルールは完成済みで、JPXは粛々と運営している」と思われがちですが、実際は常に考え方をアップデートし、JPXの在り方を検討しています。上場部時代には、市場区分の再編に伴う多くの課題に向き合い、人事部でも雇用や採用環境の変化に対応できるよう、試行錯誤を繰り返しています。
今までで一番印象的だった仕事は?
新卒採用の広報活動で、学生にJPXへの理解を深めてもらうためイベントを企画したことです。昨今、就職活動がオンラインへと移行し、学生と企業間の双方向のコミュニケーション機会が減っているのではないかと問題意識を持っていました。そこで、JPXの人事部が大事にしている「一人一人の学生と向き合うこと」に立ち返り、選考とは関係なく一対一で現場社員とざっくばらんに話ができる機会を用意しました。実際に学生の方から「JPXでやりたいことがクリアになった」と言われた瞬間に、JPXの採用活動は、「どうすれば学生の皆さんが納得いく就職活動ができるのかを考え、学生に寄り添う仕事」だと改めて気付かされたのです。
仕事を通じてどんな成長ができた?
傾聴力と思考力が身に付きました。JPXの仕事は、投資家、上場会社、証券会社などをはじめとする多くの関係者の支えがあってこそ成し遂げられるもの。関係者の意見をひた向きに聞きながら、おのおのの意向を反映して前へ進む方法を考える必要があるため、相手の立場や思いと丁寧に向き合い、幅広い視野で物事を深く考える重要性を学びました。
今後の目標は?
社員がいきいきと働ける職場づくりに注力したいです。私は入社前からマーケットインフラとして、上場会社の企業価値向上に資する施策に取り組みながら、経済を支えたいという思いを持っており、その原動力となる社員の働く環境を整えることが、JPXの成長と日本市場の発展につながると考えています。
自分らしく働ける仕事はどう選ぶ?
「その仕事に情熱を注げるか」がポイントだと思います。私は学生時代の部活動で、多くの方々に支えていただいた感謝の気持ちから、今後の目標や、やりたいことの軸が生まれました。将来どうなりたいかとその理由を、原体験に立ち返りながら言語化できれば、さまざまな人の話を伺う中で、熱量高く取り組める仕事と出会えるはずです。