2023/9/27 更新
日本政策投資銀行(DBJ)

スタートアップの成長支援を通じて
日本の未来を変えていく

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営業系 ファイナンサー・投資家
企業投資第2部 副調査役
倉岡仁美

慶応義塾大学法学部政治学科にて国際政治学を専攻し、2018年に卒業。日本社会・経済の発展に寄与できる仕事を希望し、同年、日本政策投資銀行に入行。海運業向けの投融資部署や東海支店勤務などを経て、2022年から現職。国内のスタートアップや国内外の企業に向けたベンチャーキャピタル(VC)投資などを手掛ける

現在の仕事内容は?
入行6年目の現在は、企業投資部門におけるファイナンサーとして、IPO間近の段階にあるスタートアップへの投資を行っています。一般的にスタートアップは成長ステージによって分類され、私がメインで担当しているのは、事業やプロダクトが既に確立された「グロース」ステージにある企業。経営者の方から事業計画や今後リリース予定のプロダクトについて伺い、投資実行および投資後の計画の実現に向け伴走しています。また、国内外におけるVC投資も手掛けながら、海外の投資家やベンチャー企業から、日本のイノベーション推進に向けたスタートアップ支援に活かすことができそうな情報やノウハウの収集もしています。
この仕事を選んだ理由は?
特定の領域に偏らず、幅広い業界に携わりながら、産業全体、ひいては日本社会の課題を解決できると考えたからです。学生時代は、国際問題や日本経済の動向に興味があり、政治学を専攻していました。そのような背景から、社会貢献につながる公益性を兼ね備えた仕事に関心を寄せていました。就職活動時には日本産業の発展に寄与したいという思いから、コンサルティングファームや商社、金融業界を中心に見ていましたが、ジョブローテーションを通じて、プロダクトや領域に縛られることなく幅広い産業に携わりながら、提案にとどまらず伴走できる金融の仕事に興味を引かれるように。その中で出会ったのが政府系金融機関であるDBJです。個人のノルマ達成ではなく、目の前のお客さまの課題解決にあたることで日本社会の発展に貢献したいという目的意識を持って働ける、そんなDBJのファイナンサーとしてキャリアを歩みたいと考えました。
仕事のやりがいは?
経営者の方々からお伺いする事業のアイデアや今後の展望および国内外の市場動向、経営上の課題点などを踏まえ、ファイナンサーとしてどうアプローチするかを試行錯誤する過程は非常に刺激的です。一筋縄ではいかないことも多いですが、困難を乗り越えた先の成長にやりがいを感じています。
仕事の大変なところは?
魅力的なプロダクトに出会い、支援をしたいと考えたとしても、必ずしも実行できるとは限りません。先例のないビジネスの今後の成長性を透察するためには、経営者の方と信頼関係を構築したり、経営上の課題や今後の市場の広がりを分析したりする必要があります。責任が大きく判断が難しい分、支援につながった際の喜びはひとしおです。
今までで一番印象的だった仕事は?
投資実行が確定し、最後までお客様に伴走することができたプロジェクトです。経営者との対話を通じて経営上の課題やニーズを引き出し、どのような投資がフィットするのか千思万考することはとても楽しく、これは投資をはじめとした多様な金融ソリューションを提供できる日本政策投資銀行(以下、DBJ)ならではの醍醐味だと思います。投資判断には、今後の事業計画に確証を持てるか、投資リターンを期待できるかなど、多角的な視点からの深い分析が必要となりますが、ここにも面白さを感じました。日本の未来を変える力を持つスタートアップの成長支援を通じて、産業の発展に貢献できている喜びを実感した経験として心に残っています。
仕事を通じてどんな成長ができた?
これまで海運業界での融資、製造業を中心とする東海地域での投融資、スタートアップへの投資などさまざまな業界のプロジェクトに数多く携わり、その度に幅広い金融手法の中から最適解を導く経験をしてきました。ジョブローテーションを通じて、業界横断的な知見に基づく相対的な視点や、多様な判断軸で柔軟に思考し判断する力が身に付きました。
今後の目標は?
DBJの強みである、投資・融資・M&Aアドバイザリーなどの幅広い金融手法を用いたリスクマネーの供給やDBJのネットワークを活かした企業のマッチングなどを通じて、スタートアップの支援に奔走し、長期的な視点で日本のイノベーション推進に貢献していきたいです。
自分らしく働ける仕事はどう選ぶ?
興味のある仕事を調べるだけでなく、「なぜ、この仕事に関心がないのか」という視点もヒントになるはず。興味のない分野にこそ価値観や判断軸が反映されています。私は、同じ産業に長く携わる業態や利益重視型のビジネスに興味が薄いことを学生時代に再認識し、「パブリックマインドを持って働ける仕事がしたい」という思いが確信に変わりました。

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