2017/11/10 更新 ビジネス編

【シグマクシス代表取締役 副社長/富村隆一氏】コンサルティングに加えて事業投資を開始。新しい価値共創モデルを実現

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  • 経営層

コンサルティングファーム 3つの「戦略」シフト
【ビジネス編】

目まぐるしく変わるビジネス環境を背景に、クライアント企業の経営変革を担うコンサルティングファーム各社のビジネス領域も拡大しつつある。各社が手掛ける案件の変化と、クライアントニーズに対応するための戦略について経営ボードにインタビューした。コンサルティングファーム各社が挑む”自社変革”に注目してみたい。

シグマクシス

代表取締役 副社長
富村隆一氏

コンサルティングに加えて事業投資を開始。新しい価値共創モデルを実現


――10年前と現在では、企業からの相談内容にどのような変化がありますか?

 コンサルタントの視点、知識、経験を生かして企業内に刺激を与え、変革を起こしたい、という経営者の考え方は大きく変わりません。

 さらに期待が高まっているのが、変革の実現スピード、すなわち「実行力」でしょう。時代を先読みして企業の将来像を描き、その実現に必要な人財、スキル、技術を社内外に拡がるネットワークの中から見出してチームアップする。多様な考え方、価値観を持つチームをゴールに向けて動かし、成果を生み出す。こうした強力なリーダーシップによる実行力が求められていると感じています。

――顧客の期待に、どのような体制で応えているのでしょうか?

 2013年の株式上場を機に、コンサルティングに加え事業投資を始めました。顧客企業やパートナー企業とジョイントベンチャーやジョイントビジネスを立ち上げ、人財と資金を投じて事業運営にも参画するなど、新しい価値創造モデルの実現に取り組んでいます。またM&Aアドバイザリー事業の子会社設立、ベンチャーキャピタルとの資本提携など、事業領域の拡大も進めています。

 コンサルティング事業では、数年前よりシステム開発そのものから、プロジェクトマネジメントおよびデジタル技術のビジネスへの適用へと、スキルの主軸を大きく切り替えています。体制としては、ビジネス戦略とITを融合する「ストラテジー&システム」、高度なプロジェクトマネジメントサービスを提供する「P2(Program&Project)」、ビジネスのデジタル化を推進する「デジタルフォース」、企業のイノベーションを支援する「ヒューリスティック」の4チーム。コンサルタントのスキルを重視した体制で、組織全体の能力向上を実現しています。

――コンサルティングビジネスに取り組む上で大切にされていることは?

 組織も個人もオープンであることです。テクノロジーの進化をはじめビジネス環境の変化が激しさを増し、お客さまの課題が複雑化する今、全てのリソースを自社で抱え込むことは合理的ではありません。これからは「競争」ではなく、社外とコラボレーションして価値を生み出す「共創」により、企業や社会の課題を解決していく時代です。

 幅広いネットワーク力、その中から良質な技術やプレイヤーを見つけ出す目利き力、多様な要素を組み合わせて指揮し、価値を実現するアグリゲーション力を、更に磨いていきたいと考えています。

――コンサルタントにとっての醍醐味とはなんでしょう?

 やはりお客さまから感謝の言葉を頂くことが、我々にとって一番の喜びです。私自身は、過去に携わったプロジェクトが「世の中を変えるきっかけになった」と、語り継がれていると知った時でしょうか。

 コンサルタントは裏方の仕事ですから表舞台で褒め称えられることはありません。しかし、成し遂げたことがお客さまや社会のためになったという自信、共に汗を流した仲間が増えていく喜びは、何ものにも代え難い財産です。

――コンサルタントとして活躍できる人の特性、能力をお教え下さい。

 コンサルタントにとって、思考能力の高さ、アイデアを生み出す創造性に溢れていることは重要です。そして欠かせないのは、「この人と一緒に仕事がしたい」と感じてもらえるコミュニケーション力でしょう。

 ファシリテーションやプレゼンテーションといったコンサルティングスキルは、コンサルタントになってから習得し磨いていく能力ですから、学生時代は多くのことに興味を持ち、深く考え、人との交流を通じ、多様性を認め共創する力を養うことが大切です。

――キャリアという点で、同業他社との明確な違いはどこにあるとお考えでしょうか?

 コンサルティングと投資先企業での実業、どちらの経験も積むことが可能な点です。コンサルタントにとって事業運営の経験は、経営者の視点、立場、思考回路を理解する何よりの近道ですから、若手社員には特に経験して欲しいと思っています。もちろん、自ら起業するという道を選ぶことも可能になります。社内起業も積極的に支援していきますし、シグマクシスを卒業しての起業も応援しています。

 “実行力”で新しい価値を生み出す人財を輩出し、また、彼らと互いの強みを活用しながら共に成長する。それが私たちの目指す、次なる「シグマクシス」です。

PROFILE
とみむら・りゅういち/1959年東京生まれ。83年カリフォルニア大学ロサンゼルス校を卒業後、日本アイ・ビー・エムに入社。リクルートを経て、94年、プライスウォーターハウスコンサルタントの常務取締役に就任。以後、IBMビジネスコンサルティングサービス常務取締役、日本テレコム取締役副社長、RHJインターナショナル・ジャパン代表取締役など、コンサルティングと実業の世界で要職を歴任。2008年、シグマクシスの創業に参画し、取締役コーポレートスタッフ部門担当パートナーを経て現職。プラン・ドゥ・シー社外取締役、新生銀行社外取締役兼任

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