2018/10/27 更新 日本の未来を変える、最新ビジネストレンド

【ゴールドマン・サックス・ジャパン】テクノロジー主導の自動化開発で金融業界にデジタル変革を

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Tech領域で仕掛ける「Newチャレンジ」を一挙公開!
日本の未来を変える、最新ビジネストレンド
近年、「デジタルトランスフォーメーション」という言葉が注目を集めている。人工知能やIoTなど、先端技術の活用によってビジネストレンドは一変し、世の中には新たな価値が数多く誕生。テクノロジー領域の進化を担う企業の成長は目覚しい。そんな、“日本の未来を変える”現場で働く技術分野のプロフェッショナルたちは、何を見据え、どんな挑戦に挑んでいるのか。各社のミッションを聞いた。

ゴールドマン・サックス・ジャパン

テクノロジー部長 マネージング・ディレクター 白井俊道氏

しらい・としみち/京都大学総合人間学部卒、東京大学大学院理学系研究科卒。2001年4月にゴールドマン・サックス証券に新卒入社。専攻の天文学での数値シミュレーションの知見を武器に、テクノロジー部エクイティチームで、株式取引システムのUI開発に従事する。その後、ダークプールや超高頻度取引をはじめ、さまざまなシステムの開発・ビジネスの立ち上げに携わる。現在はゴールドマン・サックスの日本におけるテクノロジー部の部長と、アジアの電子取引のエンジニアリング部門の共同責任者として活躍している

金融といえば、前線にトレーダーやセールスがいて、後方支援にサポートが控えている…というのが昔のイメージかと思います。しかし、ゴールドマン・サックス(以下GS)では社員の約25%がテクノロジー関連の仕事に従事しており、エンジニアリングが担う役割は非常に大きいのです。
なお、GSの技術開発への注力はここ数年だけの話ではありません。思い返せば私が2001年に入社した時、GSはアジア地域の執行トレーダー業務をアルゴリズム分析し、取引を自動化するプロジェクトに注力していました。時は変わって現在、アジアには執行業務のみ対応するトレーダーは一人もいません。代わりに、アルゴリズム開発チームは年々拡大しています。これは、GSのビジネスの主軸は今やテクノロジーである、そう言い換えられると思います。
このほかにも、GSのテクノロジー活用の事例は数多くあります。その一つがデジタルプラットフォーム「Marquee」です。「Marquee」はGSが社内向けに利用していた金融商品のリスク管理や分析ツール等のさまざまな機能を投資家のお客さまに直接提供するためのプラットフォーム。取引のスピードと透明性を高める役割を果たします。
次に、米国でのオンライン融資プラットフォーム「Marcus」。元来法人向けのサービスがメインであったGSですが、個人ローンビジネスにおいてもプラットフォーム化を推進しています。PC上、モバイル上で借り入れを可能にすることで、新たなビジネスモデルを生み出しました。
また、社内向けのツールとして、どのような投資スタイルのお客さまか、また過去の取引はどうであったか、といった情報から類推されるお客さまの志向を機械学習などを利用して分析・考察し、それに応じた金融商品を提案することができるプラットフォームの開発も始まっています。
いずれも、お客さまとセールスの間のコミュニケーション効率を向上させ、金融市場の動きを活発化させた成功事例。このように、イノベーションを生み出す組織として、エンジニアリングに求められることはさらに拡大傾向にあるといって差し支えありません。
こうしたスタイルが金融業界において注目されるターニングポイントになったのは、やはり08年の金融危機でしょう。かつては、技術開発に力を入れているといないとに関わらず、テクノロジーが金融ビジネスの動きに与える影響はそれほど大きくありませんでした。ですが時代は刻一刻と変化しスピードの最大化が至上命題になった。それゆえに電子化・自動化やAIなどのテクノロジーにどれだけ深い知見があるか、またそれをビジネスに結びつけるアイデアがあるか否かが明暗を分けるようになったのだと痛感します。


Fail Fastの精神で攻めのサービスを開発する

重ねて強調したいのは、GSはこうした技術を社内で作ってきたということ。その比率は9割を超えます。とはいえ、全てを開発者として自前でまかなっていたのでは、常に想定を超えていくテクノロジーの進化に対応することはできませんから、最近では外部のオープンリソースなどのイノベーションも積極的に活用しています。例えば金融機関や企業で利用されるチャット型社内コミュニケーションツール「Symphony」は、初期開発を担ったのは実はわれわれGSテクノロジー部です。
こうしたテクノロジーの台頭の中で重要なのは、知的好奇心を忘れないで学び続ける姿勢です。ほんの5年もたてば、今私がここで話していることすらも過去のことになる。常に自分自身をアップデートしてビジネスに還元するためには、知的好奇心を持って業務に取り組むマインドが不可欠なのです。
その上でもう一つ大切なのが、スピードです。それが如実に表れているのが、テクノロジー部に新設されたR&Dチームの合言葉「Fail Fast」。このメッセージは、ただ単にアイデアを出すだけではなく、とにかくまずやってみろ。そしてうまくいかなければ次のアクションに素早く移れということです。そこではブロックチェーン、機械学習はもちろん、量子コンピュータの研究など、金融ビジネスの現在・未来にまつわるあらゆるケースを想定して多角的に研究開発を重ねています。
また、こうしたニーズに応えたサービスの最適化を図るために、GSではダイバーシティーを重要視しています。さまざまなバックグラウンドの社員が高いモチベーションを持ちながら互いに影響し合うことで、パフォーマンスは最大化されるはず。そのために福利厚生として社員専用の託児所を設けたり、病児保育制度を導入したり、介護支援を始めたりと、環境整備には余念がありません。
今後、AIなどが台頭することでテクノロジーがビジネスに与える影響は加速度的に大きくなります。その潮流の中で揺らぐことなく「もっと新しいことができるんじゃないか?」と好奇心を持って次のアクションをとるアグレッシブな姿勢。それこそがGSに通底するカルチャーであり、テクノロジー部が作ってきた「攻め」のサービスに新たな1ページを紡ぐのだと確信しています。

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