ゴールドマン・サックス 2021/10/26 更新

チームで大きな成果を目指す文化を継承し
メンバー育成を通じて自己成長につなげる

  • ゴールドマン・サックス
  • 仕事理解
  • 若手

先輩社員22人、入社前後の仕事観の変化をたどる
私たちが働く理由

自分の志向にマッチした企業へ入社すると、仕事のパフォーマンスも上がりやすいもの。しかし自分が成し遂げたいこと、かなえたいことが一体何なのか、言語化しきれなかったり、入社してみないと分からないよ……と悩んだりする学生も多いだろう。そこで各企業の先輩たち22人に、「学生時代」「入社数年経ってから」「コロナ禍を経験した今」、それぞれの時期の「自分が働く理由」を聞いてみた。
自分自身の働く理由を考えると同時に、「仕事選び」の視点を養っていこう。

グローバル・マーケッツ部門
債券・為替・コモディティ トレーディング部 ヴァイス・プレジデント
嶋田 絢

東京大学工学部電子情報工学科を卒業後、2016年にゴールドマン・サックスに入社。金利トレーディング部に配属され、為替フォワード取引などを支援し、18年から20年まではロンドンの拠点にて、金利スワップトレーディングを担当する。21年1月より現在まで日本市場を対象とした円金利スワップ取引に携わり、機関投資家の効率的な投資活動をサポートしている

大学時代に電子情報工学という半導体やプログラミングに関わる領域を専攻していた私が、金融の世界へ飛び込んだ理由は二つあります。一つ目は、知的好奇心を満たす仕事ができること。

以前より、自分の知識を広げることに関心が高かった私にとって、ゴールドマン・サックス(以下、GS)が主戦場とする金融業界が未知の世界であり、新たな知識を吸収できると思い、興味を持ちました。二つ目の理由は、GSの先輩社員への憧れです。「どんな人が働いているのか」という点を軸に、金融系企業やコンサルティングファームなど幅広く企業を見ていた私の目に、GSの社員は仕事に熱中し、楽しんでいるように映ったのです。この人たちのように働きたいという憧れが、最終的な入社の決め手になりました。

入社後に配属されたのは、機関投資家や大手事業法人にタイムリーなリスクヘッジや投資方法を提案するチーム。そこで私はトレーディング業務を担当し、現在に至るまで約1年ごとに取扱商品や対象マーケットを変えながら、お客さまをサポートしています。

グローバルマーケットでの経験を
チームメンバーに伝え、組織に貢献

入社当時は、自分がこの会社で本当に活躍できるのか、という不安を感じていました。そのようなプレッシャーの中、私が挑戦できたのは、チームでの成果を目指す社風があったから。私の報告外の業務進捗まで上司は把握しており、随時手助けしてくれ、新人の私の意見も受け入れてくれました。チームに「守られている」という感覚が、いつもあったことを鮮明に覚えています。

2018年にロンドンオフィスへ異動し、トレーダーやセールスだけでなく、現地のクライアントともつながる新しい経験に、私は心を躍らせていました。

一方、日本円金利デスクからロンドンにいるのは私一人で、他のメンバーは全員アジアにいるという状況。新たなチャレンジに不安もありましたが、アジアのチームとは毎日密にコミュニケーションが取れていたため一体感が失われることはありませんでしたし、ロンドンの他のチームとも新たなつながりを持てました。知的好奇心を満たすという自分へのベクトルが、チームや会社のためにという他者に向くベクトルに徐々に変化していきました。

21年1月の帰国から現在まで、金利変動リスクの管理に有効な取引である円金利スワップ取引の支援を、世界の投資家向けに行っています。今の私のモチベーションは、チームへの貢献そのものです。私だからこそ伝えられる情報の提供に限らず、後輩が周囲のサポートを享受し、成長できる環境をつくりたいと考えています。一方、私自身が後輩から新しい学びを得ることも珍しくありません。チームへの貢献は、回り回って自分の知的好奇心を満たし、成長につながっていると実感しています。今後も自己を高めつつ、チームや会社に貢献できる方法を日々模索していきます。

「働く理由」はどう変わった?

入社

仕事に熱中している
社会人になりたい

学生時代から、新たな知識を増やしていくことに意欲的だった私は、就職活動を行う時も「知的好奇心を満たしたい」という気持ちを重視していました。金融業界は、自分の全く知らない世界だからこそ、自分の知識を新たに広げることができると感じ、強く興味を持ったのです。また就職活動において、もう一つ私が大切にしていたのが、一緒に働く人々です。GSの説明会や選考を通じて出会った社員の方々は、仕事を心から楽しんでいて、熱中しているという印象を受ける人たちばかりでした。

「膨大な資金を、グローバルなフィールドで動かしていくのは、大きなプレッシャーが伴うはずだ」と、学生ながらに考えていましたが、その大変さ、苦労を上回るやりがいや楽しさを、GSの社員たちの姿から感じ取ることができたのです。自分もGSで働く社員の皆さんのように、仕事を全力で楽しみ、夢中になって働ける人材になりたいと思い、入社を決意しました。

2年

チームのフォローや
期待に応えたい

入社前は、外資系の金融機関で働くことに、少し不安を感じていました。「競争が激しいのではないか」、「人間関係はドライなのではないか」と心配していましたが、実際入社してみると、そのイメージとは真逆の雰囲気に、良い意味で驚きました。チーム全体でアイデアを出し合い、多角的な視点から、お客さまの課題にアプローチし、解決策を模索するようなカルチャーが、会社全体に根付いていたのです。特に、入社間もない私に対しては、丁寧に指導してくれるだけでなく、私が報告していない範囲の業務進捗まで詳細に把握し、進捗が悪ければ、すぐにフォローしてくれました。最も驚いたのは、入社間もない新人である私のちょっとした意見でも、立場や役職に関わらず、否定することなく受け入れてくれたことです。チームの支えやGSのオープンでフラットなカルチャーに日々触れる中で、次第に「チームや会社に貢献したい」という気持ちが芽生えてきました。

現在

自身の知見を広げながら
チームメンバーを導きたい

入社してからこれまで、レポ取引や為替フォワード、金利スワップなど、さまざまな金融商品を扱ってきました。日本の株式市場をはじめ、ニュージーランド、オーストラリアなどの海外市場での取引も経験しています。引き続き実績を積み上げることはもちろんですが、自身の知識やノウハウをチームメンバーに伝えていくことも、今の自分のミッションであると認識しています。これまで先輩方がしてくれたように、今度は自分が後輩を支え、導ける存在として活躍したいと強く思っています。

一方で、知的好奇心を満たしたいという思いが、自分の原動力であることに変わりはありません。自ら得た学びをチームメンバーにシェアし、メンバーの反応や疑問点を受けることで、それが新たな学びにもなります。今、私の中には自己成長を目指す思いとチームへ貢献したいという思いが、イーブンの状態で共存し、私を次なる挑戦に突き動かしているのです。

会社のミッション

グローバルなネットワークを活用し
日本のお客さまに合わせたサービスをご提供

グローバル化やデジタル化の進展とともに、日本のお客さまのニーズも変化しています。私たちゴールドマン・サックスは、グローバルなネットワークとチームワーク力を活かし、お客さまの課題解決、目標達成のお役に立てるよう、尽力しています。常に変化しているお客さまのニーズに合う金融サービスを提供できるよう努めています。

合わせて読みたいこの企業の記事