あなたは、他人を誉められる人でしょうか?例えばチームで行動する時に、他人がプラスアルファの行動を取ったら誉めることができるでしょうか。些細なことでいいのです。友人が老人に席を譲った時でも、飲み会で飲み潰れた人を介抱した時でも何でもいいです。
きっと、誉められた人は、あなたが誉めたことをかなりの確率でそれからも繰り返すでしょう。なぜなら、誉められてうれしいと同時に、もうひとつ大事なことに潜在的に人は気付くからです。それは、自分の行動の方向性は、間違っていないということです。よく人は、誉めて伸ばすべきだと聞きます。褒めることの本質は、やるべき目標に向け、あなたは正しいことをしていると承認することにあります。つまり、「あなたの行為は、間違っていないですよ。その良い部分を活かして、やり続けても、大丈夫です。」と言っているようなものなのです。目標があっても、手探りの場合は、何をやっても上手く行かないことが多いです。良いことをしていても、それに気付けなければ、すべてが上手くいかないと思い込み、迷子になってしまうでしょう。それは、良い行動をやめてしまうからなのです。
さて、就活で上手くいかない時に、誰かに誉められた経験はありますか?もしある場合、その誉められた行動を今も続けていることが多いのではないでしょうか。そのことが、自分の強みとなり、就活を続けていくモチベーションにつながっていくのです。ここで、二つ重要なことがあります。一つ目は、就活生だけではなく、他の大人に誉めてもらうことです。なぜなら、就活生同士の場合は、お互いが迷子になっている可能性があるからです。あなたを誉める内容に納得できる根拠を話してくれる大人が好ましいでしょう。だから、就活時期は両親や知人など、可能な限り、大人と話す機会を持ち、自身の経験等を聞いてもらうことをお勧めします。二つ目は、「自分で自分を誉めること」です。就活の結果は、誰にも頼れません。頼れるのは、あなた自身しかいないのです。そんな自分を誉めず、認めず、迷子にしてしまうならば、きっと内定は遠のくでしょう。何故なら、自分の方向性がわからず、立ち止まってしまうからです。今からでも、遅くはありません。自分で自分を誉められる部分を探してみてください。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム