就職活動は不安なことだらけです。それでは安心は一体どこから来るのでしょう。一つの答えは「知っている」ことです。普段の生活を思い出してみてください。全く知らない土地に行くと不安にならないでしょうか。久しぶりに実家の土地に帰るとほっとしないでしょうか。極端な話、何か天災が起こった時に対応が取りやすいのは、どちらの土地でしょう。これは、本能的な安心感にもつながる話です。無駄な心配は発生しないほうが安心だと言えるでしょう。
次の安心ステップは何でしょう。それは、人です。世間一般的には、両親や兄弟、友人と一緒にいれば、安心することが多いのではないでしょうか。このことも、土地の話と同様、相手をよく知っていることからくる安心です。ただ、テレビに出ているタレントもある意味では、知っているはずです。もっと言えば、隣のクラスの話したことないけど、気になるあの子も知っているといえば知っている。だからと言って、もし二人きりになった時に安心するでしょうか。ここに決定的な違いがあります。それは、相手が自分のことをよく知っているかどうかです。相手が自分のことを深く知ってさえいてくれれば、普段通りの安心できる自分でいられるはずなのです。自分を偽り続けるのは、安心できる状態とは言えません。そもそも、就職活動は安心できる状態ではありません。ただし、不思議なもので相手がリラックスして安心すると、自分も安心してくるものなのです。つまり、面接官を安心させることが自分も安心できるということです。
上記からすると、面接官も自分のことを知ってくれている人に安心が生まれます。つまり、あなたがその会社のことを深く調べて、よく知っているかどうかなのです。自分のことを理解してくれる人には、心も開き、自分のことも話したくなるでしょう。そして、そこから発生する情報によって、あなたも相手を知ることができ、安心することができるのです。
結論として、安心するためのコツは、自ら情報を取りにいくことです。結果として相手の安心も獲得し、さらに自らの安心にもつながるのです。まさに好循環です。不安だからといって、いつまでも最初の一歩を踏み出さないといつまでも不安のままなのです。一歩踏み出すだけで、意外と不安が解消されることも多いのです。是非、就職活動は、主体的に情報を探して取りにいってください。それが、自分を不安に落とし込まない一番の方法なのです。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム