2021/9/2 更新 面接対策

面接の質問と回答例「社会人になることであなたはどう変わるべきだと思いますか? 」

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就活の面接では、「社会人になるにあたっての覚悟や責任」についても質問されます。この質問は、「会社やお客様に対する意識の高さ」を伝えることがポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。

■社会人になることで、あなたはどう変わるべきだと思いますか?(通常例)
これまでのような学生気分を捨て去る必要があります。社員になるということは、その会社の顔になるわけですから、無責任なことはできません。学生時代の自由な身分から抜け出し、身を引き締めて頑張りたいと思っております。

いかがでしょうか。確かに「学生気分を捨てる」や「学生時代の自由な身分から抜け出す」ことを伝えています。ただ、この回答では社会人になるにあたっての覚悟や責任感が全く伝わってきません。この質問を言い換えると、「社会人になると様々な責任が生まれるけど、あなたはそのことをしっかりと理解していますか?」になります。この回答では、責任について触れてはいますが、社会人になった自分の責任しかアピールできていません。「会社」や「お客様」に対する視点を入れることで内容に深みを演出しましょう。

■社会人になることで、あなたはどう変わるべきだと思いますか?(改善例)
これまでのような学生気分ではいられないと思っております。入社しましたら、私も一社員として「その会社の顔」になるわけですから、無責任なことはできません。何よりも、お客様に対する責任が生まれます。そして、会社はお客様に対してサービスを提供して収入を得ているわけですから、顧客満足度の向上を第一に考えねばならないという義務も生じます。正直プレッシャーを感じておりますが、とにかくまずは仕事を覚え、お客様に貢献できているという実感を得たいです。

このように「会社」や「お客様」に対する意識の高さを伝えることがポイントになります。また、「プレッシャーを感じる」という心理的な表現も入れることで一層言葉にリアリティが生まれます。さらに、入社してからのやる気も前向きに伝えることで、良い面接評価に繋げられるでしょう。会社は自分一人で働くものではありません。自分視点だけではなく、「会社」や「お客様」などの広い視野で考えることが重要です。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム