2021/3/8 更新 面接対策

面接の質問と回答例「チームでなにかを成功させた経験はありますか?」

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就活の面接では、あなた一人ではなく、チームで成功した経験も質問されます。この質問は、あなたが複数人いるチームの中で、「どのような行動を取っているのか?」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。

■チームでなにかを成功させた経験はありますか?(通常例)
所属しているサッカー部が優勝したという経験があります。私は副部長としてチームメンバーを一つにまとめてがんばりました。辛いことや大変なこともありましたが、日々、みんなで練習した結果が優勝につながったのだと思います。

いかがでしょうか。回答の中で、サッカー部が優勝したことや副部長を務めたことはわかります。ただし、面接官が知りたいのは、「集団における、あなたのポジション(取り組み、姿勢)」です。「優勝しました!副部長でした!」ではなく、「優勝するために、あなたがチームに貢献したこと」を語らなければならないのです。役職自慢は必要ありません。「あなた自身の、チームへの貢献」について、具体的なエピソードとともに語ってください。

■チームでなにかを成功させた経験はありますか? (改善例)
所属しているサッカー部が経験したという経験があります。私は副部長として、新たな練習メニューを取り入れるといった取り組みから、チームのレベルアップに貢献できたと自負しています。具体的には、スキルチェックシートを作成し、練習試合のチーム編成を変更しました。スキルチェックシートには、自分の得意、不得意なスキルをチェックしてもらう項目があります。そのシートをメンバー全員で共有し、練習試合では、パスが苦手な人には、パスが得意なメンバーと対戦させるように工夫したのです。各個人のスキルをメンバー全員が意識しながら練習できるようになったことが、チームのサッカーレベルをあげるきっかけとなり、優勝という結果に繋がったのだと思います。

チームでの経験を質問された際は、副部長やチームリーダーなどの肩書を自慢するのではなく、その役割として実行した工夫をアピールしましょう。会社の仕事は、1人だけで完結できる仕事はありません。必ず誰かと連携することが発生します。つまり、まわりのことを考えて行動することが重要です。面接官はあなたにチームでの経験を聞く中で、「あなたがメンバーにどのような貢献をしたのか?」を聞いているのです。面接官には「あなたが入社後、まわりと上手く連携して仕事ができる」ことを意図的にアピールしましょう。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)

著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム