就活の面接では、「事業内容」についても質問されます。この質問は、「その企業ならではの情報を伝えられるか」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。
■当社の事業内容について、知っていることを教えてください。 (通常例)
御社は、IT事業を中心にビジネスを展開しておられ、クライアントの経営上の問題点を解決するためにシステムの提案や構築をされております。また、機密情報も扱うため、個人情報やセキュリティにも配慮されております。
いかがでしょうか。この質問は、あなたの企業研究の度合いを測るためのものです。にもかかわらず「その会社ならではの内容」が一つもありません。同業界の会社ならどこでも当てはまってしまうような抽象的な説明をしても高評価には全く繋がらないでしょう。たとえ、他の質問に対する回答が良かったとしても、企業研究ができていないということで、不合格になることも少なくありません。それは志望度合が低いと判断されるからです。
■当社の事業内容について、知っていることを教えてください。(改善例)
御社は、ITマネジメント事業、グローバルシステム事業、介護システム事業の3事業を主軸に展開されております。特に、グローバルシステム事業における海外進出は、早くから展開されていたと認識しております。また、高齢化社会に向けた介護システムの新規事業により、他社との差別化も図られております。売上高は30億円を超えて、近年は増収増益を継続されておられる企業だと理解しております。
このように「その会社の事業内容における強み」をポイントとして話すと面接官に対する説得力が増します。例えば、「売上高が毎年成長していること」や「新事業に取り組んでいること」などを絡めて説明し、同業界の他社との違いについてもちゃんと理解していることをアピールすることをお勧めします。企業研究がしっかりできているため、志望度合も高いと面接評価も良くなるでしょう。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム