2026/8/7 更新 就活初心者向け
「就活を始めようにも、そもそもやりたいことがない…」
「合説に行って業界研究をしろと言われても、興味がないのにどう調べればいいの?」
就活のスタートラインで、こんな壁にぶつかっていませんか? 周りが「○○業界で社会を変えたい!」「若手から裁量を持って挑戦したい!」と熱く語っているのを見ると、「自分は就活に向いていないのでは」と焦ってしまいますよね。
こんにちは!27卒理系大学院生です。私は大学院で理工系の分野を専攻していますが、就活初期は「やりたいこと」も「絶対に行きたい業界」も完全にゼロでした。就活サイトを開くのも億劫で、全体像が見えず途方に暮れていた一人です。
しかし、「やりたいこと探し」をすっぱり諦め、自分の本音(譲れない条件や嫌なこと)に向き合って動き出した結果、最終的には日系大手IT企業(上場企業グループ)から納得のいく内定をいただくことができました。
今回は、私と同じように「やりたいことがない」と悩むみなさんへ、私が実践した「現実的で後悔しない就活のアプローチ」をお伝えします!
就活を始めた当初、
「リクルートスーツを着て、面接を受けて、お祈りメールをもらう…」
という漠然とした就活へのイメージと、本やナビサイトで書かれる
「まずは合同説明会に参加して、興味のある業界・企業を研究しましょう」
といった、就活の第一歩との違いに驚かされました。
いったんアドバイス通りに説明会に参加してみるものの、どの企業の話もあまり入ってきませんでした。
私にはそもそも「やりたいこと=希望する・興味のある業界」が一切ないからです。
「興味もないのに、世の中にある膨大な業界を片っ端から全部調べるの…?」と思うと気が遠くなり、何から手を付ければいいのか全くわかりませんでした。
さらに、周囲の就活生が将来の目標や夢をキラキラ語る中で、自分だけが白紙のまま取り残されているような感覚を抱いていました。
そんな思考停止のループから抜け出せたきっかけは、就活イベントで聞いた「この時期はまだ業界が定まっていなくて当たり前」という言葉でした。
「絶対に嫌だ」と思う業界以外は、夏のインターンにどんどん応募してみよう!そこで得た体験やリアルな情報をもとに、選別していけばいい!
このアドバイスを聞いて、「みんながみんな最初からやりたいことが決まっているわけじゃないんだ」と、肩の荷が下りました。
「考えても見つからないなら、まずは自分の目で見て確かめるしかない」と開き直り、「やりたいこと探し」をやめて「動くこと」を優先すると決めた瞬間でした。
まずはハードルの低い一歩として「就活用のアカウントを作り、スカウト型サイトに1つ登録して、気になったインターンに1社応募してみる」ことから行動を開始しました。
ここからは、やりたいことがゼロだった私が、どのようにして自分に合った企業を見つけ、内定まで辿り着いたのか、具体的な4つの就活ステップをご紹介します。
自己分析というと「将来何を成し遂げたいか(Will)」と考えがちですが、私は「どんな環境ならストレスなく働けるか(Being)」と「自分に何ができるか(Can)」に徹底的に絞りました。
使ってよかったツールはシンプルで、小学生頃から現在までの「自分史」です。「当時の選択理由」や「どんな時にストレスを感じたか/快適だったか」「その時どう感じたか」という問いを投げかけることで、リアルな本音が見えてきました。
| 🏡🏢🧩 |
譲れない環境(Being)
・希望する生活圏内で働ける・無理な転勤がない |
| 🛡️ |
自分のスタンス(Can)
「誰かの仕事や生活を陰で快適に支えるポジション」が性に合っている |
「何をやりたいか」ではなく、「これだけは絶対に嫌だ」というNG条件を明確にすることで、受けるべき企業のフィルターが一気にかかりました。結果として、転勤が少なく拠点要素の強い「IT・インフラ・大手メーカー」に自然と絞られていきました。
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NG条件が決まったら、あとは食わず嫌いをせず、少しでも関心を持てそうな業界の夏インターンにエントリーしました。結果として、1dayから2週間のものまで含め9社ほどの夏インターンに参加しました。
このとき意識したのが、「オンライン」と「対面」のインターンを賢く使い分けることです。
| メリット | 活用法 | |
|---|---|---|
| オンラインインターン (1day、2days) |
移動時間ゼロで手軽に参加でき、短期間で幅広い業界・企業の雰囲気をサクッと比較できる。 | 「ちょっと気になるかも」レベルの企業や業界の初回情報収集に最適。 |
| 対面インターン (1day~8days) |
実際のオフィスの雰囲気、社員同士の生の会話、社内の「空気感」を五感で肌で感じ取れる。 | 志望度が上がってきた企業や、働くイメージをしっかり確かめたい時に参加。 |
実際に現場を体験することで、自分の「好き・嫌い」の解像度が段違いに上がります。
体験してみることで、「Web上の情報」では分からない自分自身のリアルな反応を掴むことができました。
やりたいことが明確にない状態で、嘘の志望動機やキャリアプランを語っても、面接官にはすぐに見破られます。そのため、私はインターンでの「一次情報」を軸に面接に挑みました。 早期選考の面接では、飾った言葉ではなく、素直な体験談をポジティブに言語化しました。
NGな伝え方:無理に大きな夢を語るのではなく、「自分がストレスなく成果を出せる環境」と「インターンで触れた社員の人柄・働き方」を結びつけることで、嘘のない強力な志望動機になりました。
複数のインターンや選考を進める中で、最終的に内定を承諾した企業での体験が大きな決め手となりました。
その企業で出会った社員の方々は、過度なパフォーマンスをするわけでもなく、ロジカルで落ち着いていて、どこか自分と似た空気感を持っていたのです。
「大それた野望がなくても、自分の得意なことで人の役に立ち、快適な環境で地に足をつけて働ける」
「この人たちとなら、無理なく自分らしく働けそうだ」
そう心から思えた瞬間、不安だった「やりたいことがない」状態で進める就活は、納得のいく形でゴールを迎えることができました。
「やりたいことがない」タイプの就活生におすすめしたい、私なりの効率的な情報収集術です。
■大手ナビサイトの「情報過多」から離れた
情報が多すぎるサイトは見ていて疲れてしまうため途中で利用をストップ。
スカウト型サイト(OfferBoxやLabBaseなど)をメインにして、自分の条件に合う企業からのアプローチを活用しました。
■他人の「選考体験談」を気にしすぎない
他人の成功体験や口コミを見ると不安になりがちだったため、ネットの評判よりも「自分がインターンや面接でどう感じたか」という直感を信じました。
A:「やりたいこと」がなくても全く問題ありません!無理に嘘の大きな夢を作るのではなく、「インターンで感じたリアルな社風」や「自分の得意なスタイル(Can)」を理由として語れば、面接官には十分に納得感のある志望動機として伝わります。
A:過去のアルバイト・部活・研究室などで「ストレスを感じた瞬間」や「これだけは無理だったこと」を書き出すのが一番の近道です。「騒がしい環境が苦痛だった」「急なスケジュール変更が嫌だった」など、ネガティブな感情を素直に言語化することで、受けるべきでない企業の基準がはっきりします。
A:無駄になりません!「やっぱりこの雰囲気は自分に合わないな」と確信できるだけでも、受ける企業を絞り込むための立派な成果になります。Web上のイメージだけで判断せず、「合わないことを確かめる」ために短時間のオンラインインターン等を活用するのがおすすめです。
A: 必須ではありません。理系専攻であっても「論理的思考力」や「仕組み化する力」はどんな職種でも高く評価されます。研究内容そのものを軸にするのではなく、「研究を進める中で発揮した自分のスタンス(Can)」をアピールすれば、研究と直接関係ない大手企業でも十分に内定を獲得できます。
A:「◯◯役員になりたい」といった大きな野望を語る必要はありません。「まずは任された実務を確実にこなせるようになり、将来的には組織や現場の業務を陰から支える存在として信頼される人材になりたい」など、自分の性格に合った「貢献の形」を提示できればOKです。
A:むしろ「やりたいことがない人」にこそ最適です!自分で検索すると偏りがちになりますが、プロフィールの「嫌なこと・得意なこと」を見た企業からオファーが届くため、「自分では思いつかなかったけれど、実は相性が良い企業」と出会うきっかけになります。
27卒理系院生である私の就活を振り返ると、やってよかったのは以下の3つに尽きます。
就活は、「最初からやりたいことが明確にある人」だけのものではありません。
動きながら選択肢を狭め、「これなら自分に合っているかも」という納得感を作り上げていくプロセスです。
もし今、「やりたいことがなくて何から始めればいいかわからない」と悩んでいるなら、まずは深く考えすぎず、興味が持てそうなインターンやイベントに1つエントリーしてみることから始めてみませんか?
その小さなお試しの一歩が、あなたに合った最高の働く環境を見つけるきっかけになるはずです!応援しています!
スケジュール通りに進めるだけでなく、効果的に準備を行いたい場合は、就活イベントへの参加がおすすめです。
type就活では、様々なニーズにあわせたイベントが沢山開催されています。早めの段階から就活イベントに参加し、有利な就職活動を始めてみましょう。
■選考対策イベント・合説の情報はこちら
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■就活を有利に、余裕を持って進めたい方へ!
就活はやることが多く、情報も溢れているので、その中から本当に自分に必要な情報だけを取捨選択していくことは、非常に大変だと思います。
そのため、「就活生のスケジュールに合わせたイベント情報・大手企業からのスカウト、インターン情報や選考情報」を効率よく手に入れられる、というのが理想的ではないでしょうか?
type就活では、そんな忙しい就活生のために、必要な情報を皆様にまとめてお届けしています。
就活生の皆様は、type就活に登録をするだけ!
興味のあるイベントやインターン、選考情報があれば、ぜひエントリーください!就活生のスケジュールに合わせて情報を発信していますので、「もっと早く動けばよかった…」ということがなくなるでしょう。就活を少しでも有利に、余裕を持って進めたい方は、ぜひtype就活にご登録ください!
執筆:M.Y. (大阪大学大学院修士2年 / type就活インターン)
自身の就職活動と並行して、type就活編集部で長期インターン生として活動している理系院生。同じ就活生の目線から、これまでの就活で得た様々な経験や情報を、リアルタイムにお届け!
監修:株式会社キャリアデザインセンター type就活フェア局 SEO責任者 前原可奈
2022年よりSEOキャリアをスタート。教育業界での経験を経て、2023年に株式会社キャリアデザインセンター入社。
現在は「type就活」のSEO戦略を統括し、データに基づく緻密な分析で会員登録数を前年比141.1%へと成長させる。一方で、数字以上に「就活生の生の声」を重視。年間20件以上の就活イベント運営や、東北大・京大などの現役インターン生との日常的な対話から、AIでは汲み取れない「今の学生が直面するリアルな葛藤や失敗談」を直接ヒアリング 。
単なるノウハウ提供に留まらず、自身の失敗経験や現場での一次情報を交え 、最新の就活トレンドと検索意図の両面から、就活生が「納得感のある決断」を下せるために、就活生に「今、本当に必要な情報」を届けている。
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