2023/11/01 更新
NTTドコモ
新たなサービスづくりを目指し
組織を動かす推進力を身に付けたい
その他
新卒採用担当
総務人事部
安田彩衣氏
現代教養学部情報理学を専攻し、プログラミングの基礎を学ぶ。技術革新の流れが速い業界で知識を習得したいという思いから2018年にNTTコミュニケーションズに新卒入社。セキュリティーサービスの販売支援を担う部署に配属。現在はNTTドコモの総務人事部で新卒採用を担当している
現在の仕事内容は?
ドコモグループの新卒採用担当として、学生の皆さんにNTTドコモの魅力を知ってもらうことが私の仕事です。採用施策の検討、インターンシップの企画・実施、プロモーション活動や採用選考を行っています。心掛けていることは、NTTドコモの前向きで新しいことに挑戦するという風土や、あまり知られていない各業務の魅力を伝えることです。通信インフラのイメージが強いNTTドコモですが、その基盤を用いてさまざまな事業に取り組んでいます。こうした事業領域の広さが伝わるようにあらゆる工夫をしています。特に注力しているのはインターンシップ。仕事の流れが理解できるよう、趣向を凝らしたプログラムづくりを意識しています。
この仕事を選んだ理由は?
企画力・推進力を磨きたいと思ったからです。人事に異動する前はコンサルタント兼エンジニアとして、セキュリティーサービスの販売支援を行っていました。その時に担当したのが、10億円規模のプロジェクト。重要な設計情報を持つメーカー系のお客さまの極秘情報を守る、セキュリティーサービスの提供に向けて取り組みました。お客さまから求められたのは高度なセキュリティーシステムです。ですが、現状のNTTドコモのサービス仕様では全てのご要望にお応えできないという課題が。そのため、オリジナルの体制を組んで+αのサービスをつくりだしました。この経験から画一的なサービスではなく、より良いサービスを生み出せれば、今以上にお客さまへ貢献できるはずだと実感し、サービス企画を行うことが目標になりました。そのためにも社内外の関係者と共にプロジェクトをけん引すべく、スキルを得る必要があると考えました。
仕事のやりがいは?
会社の方向性を採用方針に反映し、自分で採用施策を企画できることです。「この事業を拡大したい」といった会社の成長計画に対して、採用で伝えるメッセージを決める。そして採用方針の立案から企画・実施までをチームで行います。自身の思いを学生の皆さんに届けられる喜びがあります。
仕事の大変なところは?
グループ全体で約5万人の社員を擁するNTTドコモの思いを採用方針に反映するにあたり、全社の合意形成を図ることが大変です。通信以外にも事業領域が多彩な分、複数の事業部の関係者や、所属部署の上長といった多くのステークホルダーの考えをくみ取りながらも、学生の皆さんに伝わるような施策を考案し、実施することが最大のミッションです。
今までで一番印象的だった仕事は?
学生の皆さんが持つNTTドコモの通信やインフラといった堅いイメージを変えるためのインターンシップの企画立案が、最も印象的な取り組みでした。幅広い事業領域の中、『d払い』をはじめ、日々、劇的に進化するオンライン・サービスの企画・開発・運用もNTTドコモの仕事です。そのことを学生の皆さんに知ってもらう工夫が必要でした。解決策として企画したのは、インターンシップを現場受け入れ型にすること。配属部署の社員に協力を仰ぐことが大変でしたが、2週間という長期にわたり仕事の体験ができるプログラムを用意できました。学生さんからは「社員と同じように働くことで業務内容を理解できた」という言葉を頂くことができ、好評でした。
仕事を通じてどんな成長ができた?
先々を見据える力が身に付きました。5年後、10年後のNTTドコモの姿を想像しながら企画を考える力や、さまざまな立場の方の考え方を先回りして、お互いにメリットがあるかを念頭に置きながら解決策を考案する力です。また、関わる人が多い分、正しく情報を伝えていくスキルや、関係者を配慮した仕事の進め方なども学ぶことができました。
今後の目標は?
人事経験を深め、推進力を磨くこと。そして身に付いたスキルを活かして、将来的には革新性のある新サービスの企画業務に挑戦したいです。かつて携帯電話業界をリードしていた『iモード』。こうしたサービスをNTTドコモからもう一度リリースできるように、会社やお客さまに貢献していきたいです。
自分らしく働ける仕事はどう選ぶ?
人生で初めての仕事は、想像以上に今後の社会人生活の基盤を形成する重要な経験となります。最初の仕事で身に付いたコミュニケーションの取り方や仕事の進め方は、別の会社であってもその経験が活きるもの。だからこそ、身に付けたいスキルや、ご自身が重要視する価値観などをしっかりと見極め、納得できる選択ができるように考え抜いてください。