2023/9/27 更新
富士通
社会を前進させるほどの誇れる仕事は
世界的DX企業だからできると感じて
技術系専門職
システムエンジニア
デジタルソリューション事業本部
SmartRetail事業部
SmartRetail事業部
友松 樹美夏氏
大学時代は情報学を専攻。現場社員のプロフェッショナリズムや充実したキャリア支援制度に引かれて、2021年に富士通に入社。現在はSmartRetail事業部に所属し、流通・在庫管理・決済といった場面でITを活用し、小売業の経営課題を解決するリテールテック関連のアプリケーション開発に携わる
現在の仕事内容は?
小売×ITの領域において、新しい購買体験を実現するアプリケーションを開発しています。その一例がスマートカート。商品のスキャン機能と決済機能をショッピングカートに搭載することで、レジに並ぶことなく買い物ができる新しい仕組みです。私の担当業務は、こうした次世代型製品の新規開発や改修など。ゆくゆくプロジェクトをマネジメントする立場になるため、開発におけるプロセスを一通り経験させてもらっています。ただ、富士通内でも部署ごとにシステムエンジニアの役割はさまざま。プログラミングをすることなく、顧客ニーズのヒアリングやプロジェクトの計画立案など、上流工程に特化した携わり方もあります。
この仕事を選んだ理由は?
データを活用し、人の行動を手助けすることに興味があった私は、大学でデータ分析を専攻。そのため、就職活動では自然とエンジニアを志望しました。当時の私が富士通に抱いていた印象は、PCなどのハードウエアに強い会社。しかし、企業研究を通して業界に先駆けてDX推進に取り組んでいることを知り、興味を持ちました。入社の決め手は、インターンシップで出会った社員の仕事を語る姿。自社製品への強い誇りが伝わってきたと同時に、社会課題の解決まで見据えた富士通ならではの仕事のスケール感に驚きました。また、社員が主体的にキャリアを選択できる環境も魅力でした。その例が、ポスティング制度。富士通ではグループ内の空きポジションが公開されており、部署・職種の垣根を越えた挑戦(異動)ができます。富士通なら、結婚や出産を迎えライフスタイルや仕事に対する価値観が変わっても、その都度自分に合った働き方を実現できると感じました。
仕事のやりがいは?
ユーザーのリアルな意見をいただいた瞬間こそ手触り感があり、やりがいを感じます。例えば、リリース前の製品を小売企業向けの展示会で披露した時のこと。実際に店舗で働く方々から「この機能が欲しかった」という声や、利用者目線での新鮮なアドバイスをいただき、多くの学びがありました。
仕事の大変なところは?
エンジニア自身が、ユーザー視点を深く理解しなければならないことです。私の場合、普段スーパーマーケットで買い物をする際に「何を考えながら店内を回るか」「どんな機能があれば便利か」などを考え、気付いたことは積極的に開発チーム内で共有するように。実生活の中でも、より良いシステムづくりにつながるヒントを探す習慣が身に付きました。
今までで一番印象的だった仕事は?
仕事の成果発表会の際に、事業部長からいただいた「自分の仕事が、世の中にどのように貢献したかまで深く考えてみてください」という言葉が今でも印象に残っています。それまで私が考えていた仕事の成果とは、「スマートカートを開発した」といった目先の事象でしかありませんでした。しかし、広い観点で見ると、私が取り組んできた開発は、商品を購入する消費者やスーパーマーケットの従業員の大きな手助けとなり、ひいては小売業界の人手不足やフードロスという社会課題の解決にまで貢献していたのです。自分自身の視野の狭さを痛感したと同時に、社会に与えるインパクトまで想像し、仕事に取り組むきっかけとなりました。
仕事を通じてどんな成長ができた?
チーム内での自身の役割を意識するようになりました。個々の存在意義を明確化し、尊重する風土がある富士通では、社員一人一人がはっきりとした個性と強みを持っています。「誰かになりたいと思う必要はない。自分の強みを見つけて、とがらせればいい」という上司の言葉を心にとどめ、自分なりの形でチームに貢献していきたいです。
今後の目標は?
セルフレジやオンライン接客など、小売のDX化を目にする機会は随分と増えたように思います。しかし、年配の方の使用率や、地方での導入率はまだまだ低いのが現実です。より使いやすさを追求したシステムを開発し、誰もが便利に買い物ができる社会をつくりたいです。
自分らしく働ける仕事はどう選ぶ?
就職活動時に明確なキャリアビジョンを描くことを難しいと感じる方も多いでしょう。私もその一人でした。だからこそ、富士通のようなキャリア支援制度が充実した会社を選択しました。実業務を通して自身のありたい姿が見つかってからキャリア実現に向けたチャレンジができる企業を選ぶことも、一つの方法だと思います。