「お、ねだん以上。」の家具・インテリア用品を通じ「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」ロマン(志)実現のため「製造物流IT小売業」のビジネスモデルを構築。取り扱い商品と事業領域の拡大に加え海外展開を加速し、2032年に売上高3兆円を目指す
IT採用チーム担当
大学卒業後の2019年、総合職としてニトリに入社。店舗運営や既存店舗の改装業務を経て、22年に現職の新卒採用部に異動。新卒IT人材の採用担当として、採用企画の立案や面接に加え、インターンシップの企画・運営などの採用活動全般に関わる
現状に満足せずに幅広い視野で課題を探求し
ITを通じて顧客に最良のサービスを提供できる人材
ニトリは、商品の企画から製造、物流、販売まで、サプライチェーンの全機能を自らプロデュースしています。そのため、さまざまなビジネス領域を内製化しています。そうした多様な業務を支えるITシステムも一気通貫で連携していることが求められます。従って、ITシステムも自社開発です。これを「製造物流IT小売業」のビジネスモデルと呼んでいます。
ところが、企業説明会などで「ニトリは近年IT人材を積極的に採用しています」と、お話しすると、多くの学生の方が「あのニトリがなぜIT?」と驚かれます。「お客さまの最新のニーズを迅速に捉え、便利で楽しい購買体験を提供するため、自社のECサイトやスマホアプリ、販売システムや物流システムなど幅広いシステムの企画・開発・運用を自社で手掛けています」とお話しすると、さらに驚く方が多くいらっしゃいます。
このようにニトリ=ITの印象はまだ一般には定着していないかもしれません。一方で、「ITを活用してビジネスを動かしたい」「先端的IT技術を駆使し、お客さまに喜んでいただけるサービスを提供したい」など、手段としてのIT活用に熱い意欲や強い目的意識をお持ちの学生の方々は、当初からニトリのITに強い興味をお持ちです。そうした方々がご入社後に飛躍的に成長され、大活躍している姿は極めて印象的です。
IT職で新卒入社された皆さんは、約1年半、店舗と物流センターでの実務経験からスタートしていただきます。自ら現場を経験することで、お客さまや従業員が一体どんなことに課題や問題を感じているのかを見抜く上で重要な、ユーザー視点を得てほしいと考えています。実務を通じて現場を知ることで、向き合っていくべき課題とその背景までを理解し、本当に必要なITシステムを作り出していく土台となる視座を築いていただきたいのです。IT職を歩むことで、多様な業務を支えるシステムに携わり、結果としてニトリの中にある幅広いビジネス領域を経験していくことができます。それを踏まえると、ニトリで活躍するIT人材は、いわゆる「プログラミングを行うエンジニア」という枠にとらわれず、事業全体や業務全体を俯瞰しながら、ビジネスとITの融合を目指したい人、と言えるでしょう。ニトリには、そのような方に最適な環境があります。
また、私はこれまで採用担当として多くの方とお話ししてきました。入社後、周囲の期待を超えた成長を手にされた方に共通するのは、現場の作業で感じた疑問に常に向き合い、ITに限らず幅広い視点で課題解決を行う前向きな姿勢だと感じます。
個人、組織の課題発見・解決能力を高め、同時に課題解決を進める取り組みの一つとして、ニトリでは『NitoriWorld Circle』と呼ばれる活動があります。この活動は会社や業務に対して共通の課題を持つ社員が集まり、改善・改革を行う活動です。もちろんIT人材も参加することができ、毎年多くの社員が参加しています。ニトリには多様な人材が集まっていますが、私が知る限りひときわ輝いている方は、こういった活動にも積極的に参加し、活躍の幅を広げるチャンスを自ら広げている方々です。
失敗から学び周囲を巻き込む経験が
ビジネスで武器になる
在学中に「社会で活躍するためにやっておくべきもの」としては、何事に対しても目的意識を持って取り組み、その目的から逆算して必要なプロセスを組み立て、地道に実行していく癖をつけることだと思います。この逆算的思考は大きなビジョンを達成するために、スモールステップで目標を立てることにつながります。こうした思考を学生時代に身に付けておけば、ニトリはもちろん、社会に出てから大いに役立つはずです。
またIT技術向上に関して言えば、何でも良いのでプログラミングを通じて、自ら企画から運用までチャレンジした経験があると素晴らしいと思います。所属する企業や事業によって必要となる技術は大きく異なるため、これをやればOK!というような画一的な正解はありません。ニトリでは非常に広いビジネス領域があるため、関わる技術、言語、ツールなどが多様に存在しています。その中で自分のやってみたいという思いを出発点に、自ら学び、自ら試行錯誤し、何かを作り上げる経験はかけがえのない財産になるのではないでしょうか。こういった挑戦の経験を基に、入社後も何事にもチャレンジできるようなマインドで前進していただきたいです。
最後に、就職活動中の会社選びについて申し上げると、企業への就職をゴールではなく、あくまでもスタートラインと意識してほしいということです。その上で、会社が掲げるミッションやビジョン、もしくは会社が進もうとしている方向性に少しでも多く共感できる会社を選ぶべきだと思います。「何のために仕事をしているのか」を振り返る際に、会社の目指すべき方向性と自分のやりたいことがマッチしていることが、モチベーションの源泉になるはずです。
とはいえ自分のやりたいことが分からない方も多くいるはずです。私たちニトリでは採用活動の中で、自分のやりたいことを見つけるきっかけを多く提供しており、皆さんのやりたいことを見つけていくお手伝いができたらと思っております。その中で「住まいの豊かさを世界の人々へ提供する。」このニトリのロマンに少しでも共感してくださる方と、ビジネスを加速していけたらうれしいです。
活躍すると確信した3人
ニトリのロマンと
自分の夢が一致していた
面接時から「インテリアでお客さまの暮らしを彩りたい」と強い意志を持たれている方が印象的でした。一時、総合職コースかIT人材コースで悩まれていましたが、最終的にIT技術による価値貢献の大きさに共感し、キャリアを歩まれています
在学中の失敗経験から
ユーザー視点を重視した
研究の中で企業のデータ分析を経験したが、成果が上がらず現場理解の重要性を痛感されていた方でした。「使う人のためになる開発に携わりたい」と、志望動機を話してくれました。現場目線を忘れずに、日々業務にまい進してらっしゃいます
分野の壁をものともせず
目的志向を貫く
大学で自然科学や情報学を学び、ITで研究の効率化を果たした経験から「ニトリでゼネラリストを目指したい」と志望してくれた方も現在活躍中です。広い視野で挑戦できる強みがあり、その強
い目的志向を原動力に活躍を期待しています